4803.2020年7月6日(月) 昨日に引き続き九州方面に豪雨

 昨日行われた東京都知事選は、現職小池百合子知事の圧勝に終わった。対抗馬の宇都宮健児氏、山本太郎氏、小野泰輔氏が寄ってたかっても、小池知事の半数をやっと超える程度の得票だった。これは政治行動力や、業務実行力の問題というより、何となく人を逸らさない雰囲気で女性っぽい色気に多少の実績などが加味され総合的に他候補者を上回ったということだろう。テレビで街頭の若い女性にどうして小池氏に1票を投じたかを尋ねたところ、お化粧をし終わったところが可愛いなどと選挙とは無関係な返事をしていたが、そういう政治無関心層が大分小池知事に投票したようだ。東京は先日人口1,400万人を超えたが、この種の人ばかり増えるようでは将来が少々心配である。

 このところ日本全土の天候が荒れ模様である。昨日九州熊本地方を襲った豪雨は、今日もまた被災地に雨をもたらしているばかりか、九州一帯に激しい雨を降らせている。近年は7月に西日本方面を豪雨が襲う傾向が目立っている。九州でも3年前の昨日、九州北部豪雨が福岡県と大分県を襲い、死者40人を出した。また、2年前の今日広島、岡山を中心とする西日本豪雨により、災害関連死を含む296人が死亡した。一昨日人吉市の特養ホームで洪水に襲われ心肺停止だった14名の高齢者が、今日全員死亡したという悲しい知らせがあった。

 いずれもアッという間の増水に逃げ出す間もなかったらしい。街でも川が増水して河川と道路の境界が分からなくなったり、泥が溢れた道路上に家財道具が放り出されていたり、朝刊の写真で見る爪痕はすさまじい。最近はひとり暮らしの高齢者が多いために、早めの避難を誘導しなければならない。今年は生憎新型コロナウィルスが猛威を振るっているために、避難所でも随分気を遣っているようだ。自然災害はいつやって来るかは分からないが、襲来した時に被害が出る河川近くや、山の麓付近は予め充分備えをしておく必要がある。しかも、過去の被害や、場所、時期も備えの参考に出来ると思う。今月7月は、九州、西日本地方で大型降雨が襲って来る確率が高くなった。地味な治山治水は国家事業であるが、自然災害が起きる度に愚痴を言うのではなく、識者の意見を取り入れて備えに万全を期すべきではないだろうか。

 気象庁は今日数十年に1度の大雨が予想されるとして、九州北部の長崎、佐賀、福岡3県17市町の98万人に大雨特別警戒を出し、避難勧告の呼びかけをしている。

2020年7月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com