2709.2014年10月13日(月) 再生エネルギーの活用を考えるべき。

 今日は朝から台風情報ばかり耳に入って来る。これほど日本列島を舐めるように通り抜ける台風も珍しいのではないか。近畿地方では被害を恐れてJR西日本が夕方近くなってすべての在来線の運行を中止するほどだった。夕食時には淡路島を直撃していた。その後NHKアナウンサーが揃って大阪の岸和田市に再上陸したと言っていたが、この場合「再上陸」と言うことはないのではないか。これでは岸和田に2度上陸したように誤解される。淡路島から海を渡り日本本土へ再び上陸したということではないか。それなら「上陸」しただけで良いと思う。

 ところで、プロ野球ではセ・パ両リーグの優勝が決まり、日本シリーズ出場への挑戦権を賭けてクライマックス・シリーズが行われている。昨日セ・リーグのファースト・シリーズで決着がついた。何と2位の阪神が3位の広島に延長12回の末、0-0で引き分けに終わり、前日1-0で先勝していた阪神がこのシリーズを制して、日本シリーズ進出を賭けてセ・リーグ今年の覇者である巨人との決選に臨むことになった。どうもこの決着は中途半端で安易に勝負を決めたきらいがある。ことはプロ野球日本一へ繋がる試合が引き分けで決まるとは、いかにルールとは申せ、少々イージーに過ぎないだろうか。

 もう少しじっくり決定戦をやったらどうだろうか。これではファンも納得し難いのではないか。日程的に窮屈過ぎるようだ。しかし、それは開幕前から分かっていた筈である。関係者は誰もそんなことにも気がつかないのだろうか。どうもプロ野球界は、重要度のウェイトの置き方が甘過ぎる。こうして日本シリーズの、否プロ野球の価値をどんどん落としている。結果的に回りまわって、自分たちにツケが回って来ることに気がつかないのだろうか。

 さて、御嶽山が噴火して日本列島の他の火山噴火が懸念され、原発稼働に対して大きな不安を掻きたてている。とても普通の神経では原発稼働なんておくびにも出せないものだが、小淵優子・経済産業大臣以下経産省官僚と電力会社が一体となって、再稼働のスイッチをいつ押すべきか虎視眈々とチャンスを待っている。

 そこで今朝の朝日社説を読むと、今年は冬夏とも「原発ゼロ」で済んだという。企業と一般家庭で節電に取り組んだ効果だという。為せば成るのだ。電力会社は「安定供給のために原発再稼働が不可欠」と考え燃料費の高騰が経営を圧迫しているとして値上げを検討しているようだが、あくまで原発にこだわる姿勢が経営環境の変化に対応していくために必要な改革にブレーキをかけていると指摘している。

 偶々今朝の日経紙には「再生エネルギー利用、日本は後進国」と、日本は豊かな自然と技術の活用がいまだ半ばであると手厳しく見ている。

 因みに再生可能エネルギーの比率は、日本は僅か4.1%でしかない。再生可能エネルギーは、石炭や石油などの化石燃料と違って地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を排出せず、原子力のような巨大事故のリスクも少ない。トップのアイスランド89.8%、ノルウェー47.4%、スェーデン36.9%、フィンランド29.8%、スイス20.7%の上位5カ国に比べて相当遅れている。再生エネルギーを火力や原子力の補完手段にとどめず、次世代エネルギーの本命に位置付け、利用を拡大すべきであると提言している。

 自分たちの利益ばかりを考えている政治家やお役人ももっと目を見開いて、国家国民のことを考えるべきであろう。

2014年10月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com