4741.2020年5月5日(火) 緊急事態宣言、継続か解除か、対応まちまち

 ゴールデンウィークも終盤に入るが、その中で今日は「端午の節句」、「子どもの日」である。子どもたちも現在の緊急事態宣言の下では、学校にも行けず、外出も制約され可哀そうな気がしている。

 今日は夕方に天気が崩れると聞いていたので、3時前にいつも通り駒澤公園へウォーキングに出かけた。流石に暑い。都内の最高気温は28.4℃だそうだから、蒸し暑いのも当然だ。

 ところで、今日とんでもないことをやってしまった自治体がある。愛知県が県内の新型コロナウィルス感染者、396名の名前と入院先、入院日、退院日などを県のウエブサイトに掲載してしまったのである。大失態である。ネットには県が杜撰な取り扱いをしたことに対して厳しい声が挙がっている。大村知事に対する批判が特にすごい。そもそもうっかりミスで感染者リストがウエフサイトに挙がるわけがないと思う。恣意的な個人情報漏洩ではないかとの声も出ている。謝罪会見の場に県の最高責任者である大村知事が出席しないのも理解出来ないとの声がある。

 国内では感染のペースがやや鈍ってきた自治体もある。達増岩手県知事と村井宮城県知事は、7日以降緊急事態宣言を解除すると今日公表した。しかし、これも気を許すことが出来ない。北海道のように一時収束したかと思いきや、ここ数日札幌を中心に再び急増して第2次クラスターとも呼ばれ緊急事態宣言を出した。アメリカでは、感染者、死亡者とも世界一でありながら、経済停滞を懸念して感染者が増えない州では、非常事態解除の空気が出ている。北海道のぶり返しについて、アメリカの中で最悪のニューヨーク市長がコメントして、ここでタガを緩めると北海道の二の舞になると警告したくらいである。

 世界全体では、感染者数が350万人を超え、最近ではロシアの他に、南米のブラジルとペルーで蔓延しつつある点が懸念される。世界の死亡者は25万人を突破してこの1か月間でほぼ5倍に増えた。トップは相変わらずアメリカで何と6万8千人を数え、以下イタリア2万9千人、イギリス2万8千人、スペインとフランスが同じ2万5千人である。これによりワシントン大学保険指標評価研究所(IHME)は、今年8月までのアメリカ人死者数を従来予測の倍近い13万5千人に上方修正した。

 このように世界的にコロナウィルスが流行しつつある中で、国内のメディアに目を転じるとその対応にも苦心惨憺している様子が分かる。エンタメ番組のように複数の人たちが顔合わせするシーンは、「3密」の恐れがあるとして出演者のうち何人かはテレビ出演しているケースが多くなった。また、社内外でロケがし難くなったせいか、新しい番組作りが思うように出来なくなって、再放送番組が多くなった。今日知人からNHK朝ドラ「エール」も撮影済フィルムが少なくなり、6月ごろには放映出来なくなると知らせてくれた。実際このままコロナ旋風が収束しない場合、各テレビ局ではどういう対策を講じるのだろうか。再放送の場合は、経費がそれほど掛からないが、スポンサー料があまり期待出来ず、テレビ局側としてもあまりメリットはない。これから当分の間厳しい問題を突き付けられることになる。

2020年5月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com