4570.2019年11月16日(土) 「フレイル」にならない努力

 「フレイル」という高齢者の健康を表す言葉が最近しばしば使われていると今日の朝刊に紹介されていた。高齢者の診療を専門にする医師らで作る日本老年医学会がアメリカの基準を日本流に修正して5年前から使っている言葉だそうである。英語でもズバリと表す単語はなく、‘FRAILTY’が原語のようだ。「もろさ」「はかなさ」「弱さ」等々を意味する言葉のようで、「健康」と「介護が必要な状態」の中間に位置づけられる言葉だそうだ。こんな言葉が使われること自体健康上の警戒警報である。

 このフレイル状態というのは、努力次第で元気になり、放っておくと心身が弱体化して介護状態になるという。くれぐれも気をつけましょうとの警告である。その物差しを見てみると「過去半年間で2~3㎏以上減量した」、「最近2週間でわけもなく疲れた感じがする」、「歩く速さが毎秒1m未満」、「運動や体操をしていない」、「利き手の握力が男26㎏、女18㎏未満」などのうち3つ以上当てはまるとフレイルだという。幸いまだフレイルにはなっていないが、これから年齢を重ねるごとに黄信号から赤信号が点滅するのではないか。

 自分自身の健康に関しては、今若干気がかりなのは、左目の視力が大分落ちていることと、尾籠な話だが、痔の状態がやや勝れないことである。

 眼科医はもう少し時間を経てば白内障の手術が必要になると言われているが、最近大分視力が落ちたので近々眼科で改めて検査をしてもらおうと思っている。痔については、7年前にヨルダンで塩分濃度が普通の海水の10倍も濃い死海に入水した時、お尻に違和感を憶えてその晩エルサレムから近所の森内科へ電話で問い合わせたところ、すぐにでも専門医に診てもらった方がよいとのアドバイスをいただき、すぐその後の日程をキャンセルして帰国し翌日肛門科クリニックで診てもらったことがある。今日は実にそれ以来7年ぶりである。痔核硬化療法という、尻に2度注射をしてもらい点滴をうけた。7年前注射が痛かったことが気になり、今日憂鬱な気分で注射を打ってもらいに行ったが、今度は麻酔をしてから注射をしてもらったので、痛みはほとんどなく杞憂に終わってホッとしている。

 いつまでもうじうじしていないで早いうちに処置してもらって良かったと思っている。10日後に事後のチェックをしてもらうことになっている。

 年末が近づいてくると喪中のお知らせが増えてくる。昨日も高校ラグビー部2年後輩で、私がOB会長を務めていた時、女房役の副会長を献身的に務めてくれた入野さんが亡くなったと奥様から喪中のご挨拶をいただいた。実に寂しい。医院に行くたびに健康には十分気をつけなければいけないと自戒している。

2019年11月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com