4533.2019年10月10日(木) 大型台風襲来でラグビーW杯も一部中止

 今から55年前の今日、国立競技場で東京オリンピック開会式が行われた。あの古関裕而作曲のマーチに乗って選手たちがフィールドを行進したシーンが思い出されてくる。あの日は絶好の秋晴れだった。それが、今年は明後日辺りから関東地方を大型の猛烈な台風19号が襲ってくるということから、いつになく気象庁は先般の15号によって大きな被害を被ったこともあり早めの警報発表により防災警戒を呼び掛けている有様である。とにかく915hPaと超低気圧で近年まれに見るほど強烈な警戒すべき台風である。気になっていたラグビー・ワールドカップでもついに影響が表れた。明後日の2試合が中止となった。ニュージーランドとイタリアが戦う予定だったが、気の毒にもニュージーランドの決勝トーナメント進出とイタリアの敗退が決まった。日本対スコットランド戦の中止、実施は当日朝決定される。

 さて、昨日今年のノーベル化学賞受賞者に決まった吉野彰博士が、昨晩から今日にかけてテレビに出演しっ放しでさぞやお疲れではないかと健康面が気になっている。今日会見した吉野夫婦は、終始ニコニコして何とも微笑ましいシーンだった。吉野博士が愛想よくスマイルで応対している点がテレビでも評判になっている。生来のものと思われるが、スマイルはいつ、誰が接しても心が和やかになる。

 私自身も普段からスマイルを心掛けてはいるが、中々そう思うようにはいかないものだ。‘SMILE’の大切さを知ったのは、旧文部省の教職員海外視察団にお供した際、アメリカの小学校訪問で学校内に張り出されていた看板‘SMILE’が、日本人の先生に随分影響を与えたようだった。アメリカのニコニコした先生が生徒たちに常に「スマイル、スマイル」と呼び掛けていたことも印象に残っている。そのうえスクールバスの行先表示板に‘SMILE’と出ていたことだった。吉野博士のスマイルを見て、つい昔のアメリカ人のスマイル観を想い出した。

 今日発表されたノーベル文学賞は昨年スキャンダルのため受賞者を選出しなかったので、今年は2年分として2人の受賞者を発表した。2018年はポーランドの女流作家オルガ・トカルチュク氏に、2019年はオーストリア人作家ペーター・ハントケ氏に決定した。残念ながら今年も村上春樹氏に幸運の女神は微笑まなかった。

 ところが、こんな不名誉な事件もあった。2006年ノーベル平和賞を受賞したバングラデッシュのムハマド・ユヌス氏が裁判所の出頭命令を無視したために逮捕されたという穏やかならぬニュースも入って来た。

2019年10月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com