4532.2019年10月9日(水) 吉野彰博士、ノーベル化学賞を受賞

 夕方朗報が飛び込んできた。今年のノーベル化学賞受賞者に2人の化学賞受賞者と並んで旭化成名誉フェローの吉野彰博士氏が決まった。同時に日本人受賞者としては27人目であるが、化学賞は高校の先輩である根岸英一博士以来8年ぶりである。吉野博士は今年71歳でコバルト酸リチウムを使い、高性能のリチウムイオン電池を開発した。リチウムイオン電池は携帯電話やノートパソコンのバッテリーなどIT社会に不可欠な電源となり、自動車にも利用が広がっているという。残るは文学賞であるが、毎年空振りに終わる村上春樹氏はどうだろうか。毎年期待を裏切られているだけにあまり声は聴かれない。座して待つとしよう。

 今日の駒澤大学講座でいつもと同じように2つの講座はそれぞれ興味深かったが、「デジタル時代の新聞ジャーナリズム」で朝日記者である向井講師から朝日新聞社が新聞発行以外にデジタルコンテンツとして、LINEやAIなどを使って新媒体を開拓しているという話に興味を惹かれた。料金をいただかないLINEのアカウントで情報を得られる「友だち」に登録している人は朝日が圧倒的に多く439万人もいるという。ついで毎日323万人、産経262万人、読売210万人である。朝日が完全に他社をリードしている。彼らからは料金を徴収しない代わりに、肝心な新聞記事になるような情報は提供しないといい、いずれ新聞とデジタル情報を合わせたニュースを流してデジタルニュース会員になってもらい料金を収受して相互発展を図りたい計画のようである。それにしても私の場合はスマホではなくガラ系携帯なので、今後少しずつ時代に遅れていくのではないかとちょっと気になる。

 さて、数日前から遥か南方洋上に生まれた大型台風19号が猛烈な勢いで日本本土を目指して北上中である。生憎今週末の土日に関東を直撃すると予想されている。実は、日曜日に日本がラグビー・ワールドカップの1次リーグ最終戦で強敵スコットランドと対戦する。これまで日本は3戦3勝であるが、実力的には必ずしも優位にはない。もしこれに負けると恐らく、アイルランド、スコットランドと並んで日本は3勝1敗となり、両チームと同率になるが、ボーナス・ポイント差で厳しい。仮に次の土曜日のアイルランド対サモア戦と日曜日の日本対スコットランド戦が雨で中止のような事態になると引き分けとなり、ボーナス・ポイントがそれぞれに2点付くので、日本がトップのままでいられる。スコットランドを倒して予選トップで決勝トーナメントに進んでもらいたいのは当たり前だが、不埒にも雨で中止になってもらいたい気持ちがないこともない。

 今大会組織委員会は主催者の国際統括機関「ワールドラグビー」と試合運営について頭を悩ませながら打ち合わせしているらしい。

 何とかすっきり試合で勝ち、決勝トーナメントに進んで欲しいものである。

2019年10月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com