4506.2019年9月13日(金) 長期停電と断水に困惑する人々

 今日、13日の金曜日という日は占いのうえではあまり縁起の良くない日である。その一方で、ロマンチックなお月見、中秋の名月でもある。しかし、残念ながら空は曇って名月はとても望むべくもない。8日に関東一円を襲った台風15号の後遺症が、すでに5日も経過したにも拘わらず千葉県を主に各地に見られる。中でも千葉県南部では今以て停電、断水が続いている地域があり、高齢者の健康が懸念されている。

 ここでも被害者そっちのけで千葉県を始め東京電力の責任逃れのような言葉も飛び交っている。死者こそそれほど出ていないが、風によって家屋の一部が吹き飛ばされて家の天井から外が見えるような家もかなりある一方で、外では電柱や杉の大木が道路上に横倒しになっている状態で、車も通れない危険なところもある。これまで千葉県は中々積極的な行動を起こそうとしなかった。それは森田健作知事の最初の問い合わせに対する応答が言い訳三昧だったことで分かる。熊谷千葉市長は全国の自治体が安易に千葉を助けてほしいような発言をして、千葉市自体がどうすべきかがよく分かっていない。国もすぐ行動しなかった。地震や豪雨による自然災害の際には、比較的速やかに行動する自治体の動きが遅れていることが少々気になった。明後日以降の天候が良くなさそうなので、被災された住民がどう対応されるのか気がかりである。

 さて、日韓関係が悪化のまま立ち止まっているが、奇妙なところへトバッチリが行った。それはスポーツの世界である。来年の東京パラリンピック大会において韓国から2つの要望が提示されたことである。

 ひとつは、旭日旗を競技会場へ持ち込むことを禁止するよう国際パラリンピック委員会に求めたことである。これに対して同委員会パーソンズ会長は、スポーツと政治を混同するつもりはないと応えた。もうひとつは、パラリンピックのメダルが旭日旗を想起させるとして、大会組織委員会にメダルのデザインを変更するよう求めたことである。これに対しても会長は、伝統的な日本文化を扇で表現しているデザインでまったく問題はなく、デザインの見直しを指示するつもりはないと述べた。

 メダルのデザインは中々優れたもので、韓国の言い分は考えようによっては反日的な言いがかりと受け取られかねない主張であると思う。折角のパラリンピックを皆で知恵とアイディアを出し合って盛り上げようという気持ちが感じられず、残念ながらケチをつけているように思える。そうなっては元も子もなくなる。韓国という国は、政治とスポーツを切り離して議論することが出来ないのだろうか。

2019年9月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com