4504.2019年9月11日(水) 第4次安倍改造内閣に13人の初入閣者

 2日に慶応病院消化器内科で大腸の内視鏡検査の際ポリープを4つ取ってもらったが、今日その結果について説明を伺いに出かけた。全結腸に憩室が多く見られるということは検査の折言われていたが、大きなポリープは除去したし、大腸がんの恐れもないと伺い、取り敢えずホッとした。それでも腺腫があるので、やはり来年もう一度検査をしてみた方がよいとのアドバイスだった。人間ドックは毎年受診することにして大腸検査は5年に1回ぐらいのペースで受診するつもりだったが、来年も大腸検査を受けることにして予約をしてもらった。その後はまた考えることにしたい。

 慶應病院からの帰路世田谷警察署へ行き、自動車運転免許証の返納届を提出した。今年の11月3日の誕生日から1か月後まで免許証は有効であるが、6月に愛車を友人に譲り、運転する機会はもうないと判っていたので、早いうちに免許証を返納しようと思っていた。振り返ってみると、1961年4月に免許証を取得したので、58年余に亘って車にはお世話になったことになる。最近愚かな煽り運転なぞが話題になっている時に、運転を止めたのは私のみならず妻も事故発生のピンチから逃れられることでもあり、年齢相応の結論で良かったと思っている。

 ところで去る8日(日)夜関東地方を襲来した台風15号が、今までにないほど異常な被害と後遺症を千葉県に残している。特に千葉県南部には夥しい被害を与えた。家屋に大きな損害を与えたが、現在別の意味で深刻なのは、台風後3日も経過していながら停電、断水が未だに完全に復旧せず、暑い中を冷房も稼働せず、固定電話はもとよりスマホすらまだ使えない不便さである。今日午後8時現在千葉県内で40万戸も停電のままである。中でも気がかりなのは、懐かしい鋸南町の被害である。鋸南町は、小学生時代遊びまわった勝山町と北隣の保田町が合併した町なので、どのあたりに被害が大きかったのかは分からないが、ちょっと気になっている。

 さて、今日は今から18年前にニューヨークであの衝撃的な同時多発テロが発生した日でもある。ニュースは偶々義母の葬儀が行われた時に葬儀場待合室でテレビを観て知った。あの時のショックは並みのものではなかった。というのは、多発する反米テロについて関心を持ち、いろいろ調べていた時でもあった。しかも1年半前にアフガニスタンとパキスタンの国境カイバル峠を訪れ、近くの集落で兵器の積み下ろしをやっている現場を見て、奇妙な印象を受け、それが反米テロと結びつく予感らしきものを感じたことを想い出した。しかもテロ事件の半年前にニューヨークの世界貿易センタービルの現場を訪れてもいた。9.11事件以来世界各地でテロが横行し、今以て中東を中心とするテロの発生は止むことがない。今取り掛かっている来春上梓予定のドキュメントでも、このカイバル峠を訪れたことと、テロの予感、そして9.11同時多発テロについて蘊蓄を傾けて書いているところである。

 一方、国内では今日第4次安倍内閣の新閣僚人事が発表され、いくつか話題を提供している。入閣かどうか注目を集めていた若手38歳の小泉進次郎氏が環境大臣兼原子力防災担当大臣として初入閣することになった。父小泉純一郎元首相の血筋だろうか、はっきりした物言いと清潔さを売り物に人気を博しているが、昨年自民党総裁選で安倍首相の対抗馬、石破茂元幹事長に一票を投じたこともあり、今回の入閣で君子豹変かと首を傾げる政治評論家もいる。それにも拘わらず、安倍首相が閣僚に選んだのには、双方に曰く言い難い隠された理由があるのだろう。それにしても今回はこれまで名前も知らなかった議員が、随分初入閣した。長期政権となり、首相も長い間何かと協力してくれた議員にお返しをしたのではないか。ある政治評論家は、新内閣を称して「Wサプライズ内閣」と呼んでいたが、ひとつのサプライズは小泉氏の入閣であり、2つ目のサプライズとは絶対入閣しないと思っていた議員が入閣したことだそうだ。13人の閣僚が初入閣した中で、衆議院議員大阪選出8度にして78歳の竹本直一・科学技術大臣ははっきり言って、政治家としての言動が取り上げられたこともなく、今日まで名前も顔も知らなかった。果たして大臣となって職責を果たして行けるのだろうか。

 外務大臣を辞めた河野太郎氏は、外交上芳しくない評判が立ったので、そのまま閣外へ去るかと思いきや、防衛大臣に横滑りした。防衛省も外交関係が難しいだけに、果たして河野大臣が職責を全う出来るのか、大きな不安材料である。

2019年9月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com