4447.2019年7月16日(火) トランプ大統領の人種差別発言

 今日も朝から小雨が降り肌寒い陽気である。本当に今年の夏は天候がおかしい。

 こんな時だから明るいニュースがあれば気持ちも晴れるのだが、驚いたことに放言王のトランプ大統領がまたしても人種差別的なヘイトスピートで批判を浴びている。トランプ氏は、彼に対して批判的な民主党の非白人女性議員に「帰って壊れた国を直すのを手伝ったらどうか」と述べた。翌日には、「アメリカにいるのが嫌なら出て行って構わない」と同じようなきつい発言をした。トランプ大統領が標的にしたのは、プエルトリコ、ソマリア、パレスチナ、アフリカ系の4人でそのうち3人はアメリカ生まれだという。かねてよりこの4人の民主党議員はトランプ氏の移民政策を強く批判している。トランプ氏の人種差別者にして過激な性格は、モラル的にも問題があり国のリーダーとして最も似つかわしくないと思う。トランプ氏はこうも言っているのだ。「彼女らは政府が完全に混乱し、世界で最も腐敗し、機能していない国から来ているのに、地球上最も偉大で強いアメリカの人々に対し、政府はこうあるべきだなどと大声で罵倒している」。ここまで言うか。これはもう普通の神経では言えないほど破滅的な発言である。

  トランプ大統領の人種差別思想は今に始まったことではないが、ここまで来るともうぶつぶつ言わずに、はっきり非白人は駄目だから文句を言わずに、すぐこの偉大な国から出て行けぐらいのことを言って、これを良識あるとする「アメリカ・ファースト」民族がどういう対応をするのか見てみたいものである。トランプ氏と同根のアメリカ人も恐らく数多くいることだろう。

 現状を見る限り、トランプ氏の差別発言も酷いものだが、これを容認しているアメリカ人も相当いかれていると思わざるを得ない。

2019年7月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com