4443.2019年7月12日(金) 先輩に最後の別れを告げる。

 今年4月に亡くなられた高校ラグビー部で1年先輩の和田正温さんのお宅へ伺い、最後のお別れをさせていただいた。4月になって急に持ち込まれた共著執筆の件でしばらく忙しない毎日を送っていたので、奥様に7月になったらお参りさせていただきたいと前以てお話ししていた。和田さんは高校、大学の先輩であるうえに、ご自宅も近くなので大分親しいお付き合いをさせていただいていた。毎年元旦恒例の湘南ラグビー祭には、車でご自宅へ立ち寄って和田さんをピックアップして一緒に出掛けていたが、数年前から和田さんの体調が勝れず、近年はひとりで母校へ出かけていた。

 親しい人が他界されるのは辛く寂しいものである。ラグビー部時代は和田さんとは同じフォワードの一員としてスクラムで固いパックをして体勢が崩されないよう練習や、試合に臨んだものである。もう60年以上も昔のことである。チームはあまり強いとは言えなかったが、これまで親しくお付き合いしてくることが出来たのは、ラグビーの本質的な面白さと仲間の気持ちを引き付けるラグビーに秘められた魅力であるかも知れない。これがラグビーの良さであるとともに、ラグビーをプレイしたおかげで交友関係が広まった。2人の息子もラグビーをプレイし、今では孫までラグビーを楽しんでいる。

 さて、昨日びっくりするようなニュースがあった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した探査機「はやぶさ2」が、地球から気が遠くなるような2.4億㎞も離れた小惑星「りゅうぐう」へ再着陸に成功したとのニュースである。今年2月に第1回目の着陸をして人工のクレーターを作った。今度は着陸していた数秒間に砂や石を採取した。これは小惑星の地下に眠っていた太陽の光や放射線で風化していない砂や石の可能性があり、約46億年前に地球が誕生したころの物質を調べることが出来るというメリットがあり素晴らしい成果である。

 この研究結果は、前回「りゅうぐう」に初着陸した時点で世界的にもその技術は高く評価されたが、昨日の砂や石を採取したことは、更に世界に差をつけるものと思われる。つい日本人の科学的な技術力のレベルに誇らしい気持ちになる。今後どれほど進歩し続けることが出来るだろうか。世界のリーダーとして国際科学会を引っ張って欲しいものである。

2019年7月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com