4436.2019年7月5日(金) 海外旅行で大切なこと

 旅へ出るのは、ひとりで行くのが一番旅の面白さを知ることになり、未知の土地でそこに住む人々との積極的な交流を通して得難い貴重な体験をすることが出来ると信じている。また、私自身これまでの半生においてひとりで前向きな旅を実践するようトライしてきた。これまでに執筆してきた拙い作品でも自分自身が今日まで体験した少々普通とは異なるハプニングを取り上げてきた。

 今グレート・ジャーニーの実践家でもある探検家・関野吉晴氏の対談が朝日新聞に連載されていて昨日の会話の中に、冒険旅行を度々行った関野氏らしい相槌を打ちたくなる箇所がいくつかあった。そのひとつは、「よく旅を布にたとえるのですが、移動を縦糸とすれば、寄り道して人と出会う横糸もなければ布にはならない」という言葉である。乗り物に乗ってただ移動して景色を見たり、名所を見学しているだけでは旅の本質とか面白さは分からないと言っている。ここには旅先でそこに住む人々と話し合って交流し相手の考えや生活感などを知ることによって、その土地と人々をともに一層深く知ることが大切だと言っているのだと思う。

 別の例で歌手の中島みゆきが自ら作詞作曲しヒットしたにも同じようなことが言える。

 縦の糸はあなた 横の糸はわたし 織りなす布はいつか誰かを 暖めるかもしれない という歌詞に込められた気持ちにも同じようなことが考えられるのではないかと思う。

 近々上梓される共著に急遽取り組み先般脱稿したので、しばらく脇に置いていた自作品に再び取り掛かった。これも80歳を超えた武者修行老人の一人旅体験から現地の人々との温かい交流とメディアへの批判を著わしたもので、仕上げまでまだ数か月程度かかりそうだ。ここでも関野氏や中島みゆきの布への思いに似たようなことを書き綴っている。

 さて、今年いただいた年賀状のお年玉抽選の結果、最下位の切手シートが7枚当たっていたので、遅ればせながら近くの郵便局に受け取りに行った。昨年も7枚当たっていたので、100枚に1枚の確率から言えば、いただいた約600枚から7枚はまずまずだと思う。

 序に郵便局員に郵便料金値上げについて尋ねてみた。10月に消費税が8%から10%へ値上げされるのに伴い、封書料金が現行の82円から84円に、ハガキ代が62円から63円に値上げされると承知していたが、まだ正式に決まっていないとの回答だった。消費税値上げが参議院選の大きな争点になっている時に、果たしてこんなのんびりした状態で値上げは間に合うだろうか。

2019年7月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com