4435.2019年7月4日(木) 参議院選挙公示、21日に投票

 このところ九州地方を中心に日本列島太平洋沿岸に梅雨前線が垂れこめて、このため九州は連日激しい雨に襲われ、鹿児島、宮崎方面では土砂崩れや河川氾濫により被害が続出している。今日は一時東海、関東甲信越地方にも激しい雨が襲った。7月に入ってから青空が見えた時間はほとんどないようで平年に比べると重苦しい天候が続いている。

 さて、こんな天候がパッとしない時に参議院選挙が公示され、いよいよ21日の投票日へ向けた選挙戦が始まった。選挙区定数74人、比例代表50人である。与野党各党の他に諸派としていくつかの会派が候補者を立てているが、諸派の中には「NHKから国民を守る党」「れいわ新選組」「安楽死制度を考える会」など特異な党名を名乗る政党が現れた。中でも「安楽死制度を考える会」は略されて「安死」と表示され、それがテレビ画面になるとどうも穏やかな気になれない。もう少し知恵を絞って真っ当な政党名を考えられないものだろうか。

 安倍首相は第一声の中で憲法改定議論の遅れを懸念して指摘した。一方、志位共産党委員長は消費増税反対を訴えた。だが、政策課題についてツィートを調べてみると国民が一番関心のあるのは、年金であり、次いで介護、老後2千万円、消費増税、憲法改定であり、政治家と国民の間の理解には若干ずれがある。

 東京選挙区は改選定数6人であるが、自民党から現職の丸川珠代氏、武見敬三氏、公明党は山口那津男代表が立つが、「れいわ新選組」を起ち上げ、前回東京から出た山本太郎代表は比例選挙区へ回る。ひとり珍しい人が密かに立候補した。87歳の放送作家で元議員の野末陳平氏である。参院選で過去連続4回当選を果たした後、どこの政党からも公認を得られず引退した。ブログを見ると今日雨の中を落語家の立川志ららと一緒に都庁選管受付に届けを提出しに行ったと書いてある。年齢的にもすでに盛りを過ぎているが、果たして往年時には個性的パフォーマンスで独特の存在感を示したあの陳平さんが見事カンバックすることが出来るだろうか、注目される。

 今日7月4日と言えばアメリカでは独立記念日に当たる。初代ジョージ・ワシントン大統領は軍人として独立戦争に勝ち、1ドル紙幣にも肖像画が使われている。アメリカ人から広く尊敬されている偉大な政治家である。アメリカ初の大統領選挙では、当時13州の内5州のみが選挙人投票を行い、その中で投票率100%を獲得したのは大統領選挙史上ジョージ・ワシントンただ一人である。今のトランプ大統領の仕草を見ているととてもインテリには思えない。相手への配慮が欠け、何でも思い付きでやろうとする身勝手さに付き合わされる国際社会は、トランプ流儀に悩まされ、困惑させられている。少しは初代大統領を見習ってはいかがだろうか。

 1990年の今日、イエローストーン公園を観光した後シアトルに滞在していた。ワーウィック・ホテルでディナーをいただいていた時、レストランのガラス越しに大きな音響とともに夜空に花火が派手に打ち上げられた。見事なものだと見とれていたが、偶々傍にいた長岡市から来ていた花火打ち上げ師が、この程度では大したことはないと言っていたのが妙に印象に残っている。

2019年7月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com