昨日目黒区内に住む高校時代の友人からメールをもらった。ブラジルから帰国した、その直後にわざわざあるプライベートな報告をしてくれたのである。
実は先日の本ブログにこの2年間ほどブラジル人友人のアーリンド・フルタードさんからXマスカードやバースデイ祝いの手紙が来なくなったので、心配していると書き込んだ。アミーゴはラテン系らしからぬ筆まめで、世界のどこへ旅行しても度々楽しい手紙を送ってくれた。特に20年前の阪神・淡路大震災発生当日に私と家族の身を心配して地球の裏側からすぐ安否を確かめる電話をくれたほどである。独身で今や80歳を超える高齢から推して健康を害したとか、或いは最悪の事態を予感し心配していることを書き込んだのである。それを見た友人が気に留めてくれ、近日リオに友人(私も知っている高校の友人)と出かけるので、時間が取れればアミーゴの様子を見てきてあげると温かい申し出があったのである。そこで一度訪ねたことのあるコパカバーナのアパートの住所と名前を友人に話して、時間的な余裕があれば訪ねてみてもらえれば有り難いと伝えていた。
友人はアパートを訪ねてくれ、管理人を通してアミーゴと話をすることができたということだった。セキュリティ上の問題だろうか、友人はアミーゴに会うことはできなかったようだが、インターフォンで話したところでは、私宛に手紙を出したそうだから近々アミーゴからその手紙を受け取れることだろう。取り敢えず元気でいてくれたと知りほっとした。
さて、現在通常国会開会中であるが、閣僚の極めて怪しい献金問題が次から次へと明るみに出ている。先日西川公也・前農林水産大臣が林野庁所管の補助金を受けた企業から寄付を受けていたとして辞任した。その直後に望月義夫・環境相が国の補助金決定の企業から同じく寄付を受けていた。更に留まることなく今日の朝刊によると下村博文・文科相が政治規制法違反として週刊誌に取り上げられたことを野党から追及された。そして夕刊で上川陽子・法相が望月環境相と同じ企業から寄付を受けていたと報道された。上川氏に至っては昨秋辞任した松島みどり・法相の後釜に就任したばかりである。
よくもまあ次から次へと金銭疑惑や法律に抵触する事犯が出てくるものだ。これだけ同じ内閣の閣僚の間から疑惑が噴き出すのは、安倍首相に金銭感覚が疎い点があるからだと思う。大体自らの立場上民間から寄金を受けること自体、その意図を考えれば相手の意向はミエミエである。もらったが、疑念が出たので即座に返したというような言い訳はまったく納得できない。これは自民党、更に言えば政治家の体質ではないか。今回表沙汰になった事案は、氷山の一角かも知れない。まだまだ怪しいお金の問題が表れるかも知れない。次元の低い話ばかりで呆れるばかりだ。