3283.2016年5月9日(月) 平均80歳を超える元気なカルテットの集い

 気の合う元同僚、同姓の近藤幸一さんと八木卯さん、それに近藤さんのJR時代のお仲間の国枝洋一さんと JR西八王子駅で待ち合わせた。八王子市内に住む近藤さんが、西八王子に本物の「釜めし」を食べさせてくれる良いお店があると言って案内してくれた。お互いに会社を辞めてからも、これまで4人で度々会っては、いろいろな世間話をして、リラックスしつつ愉快なひとときを過ごした。

 近藤さんから昨年後半に転んで胸部を打ち骨折したという高齢者に有りがちな話を伺っていて、しばらく会うことを控えていたが、大分時間も経ったのでそろそろお互い四方山話をお聞きしたいということと、3月に同世代の隅野成一さんが亡くなられたので、いろいろ気になることもあって久しぶりに会うことにしたものである。

 4人の平均年齢は優に80歳を超えている。完全なる‘高貴’高齢者である。近藤さんは29年前に奥様を亡くされ不便な生活をひとりで精一杯やっていて頭が下がる。今年4月8日、お釈迦さまの誕生日に米寿を迎えられた。すると国枝さんはフランスの印象派画家ルノワールの誕生日、2月25日と同じだと言われる。寡聞にして知らなかったが、何でもルノワールの展覧会にはフリーで入場を許される特権があると伺った。

 八木さんは、いま話題のアメリカ大統領選のドナルド・トランプ候補の人気の背景には、白人中流階級の地盤沈下があると話しておられた。経済的にやや置いて行かれた白人層の若者に支持されている一例として、八木さんの娘さんがアメリカへ留学された時にはホスト・ファミリーが400家族ぐらいがいたそうだが、最近お孫さんが留学する際にはそれが100家族ほどに減ったのは、アメリカの中流標準家庭が減少している証拠ではないかと言っておられた。それが、トランプ氏支持の背景にあるのではないかとの感想だった。一理あると感じた。

 私は文化の日が誕生日で全国民が休んでお祝いしてくれるが、これといった特典はない。

 近藤さんの健康状態が気になっていたが、お見受けしたところ健康そうなのでホッとした。趣味が広く、今日もいくつか特徴的な近藤版リーフレットをいただいてきたが、広沢虎造に憧れて浪曲をやっていた父上についてまとめた経歴とエピソードが珍しく興味深い。その他に俳句や絵も描いている。自治会や出身の中央大学やJRの同窓会幹事を務めたり、とにかく米寿にして八面六臂の活躍ぶりで忙中閑なしの毎日のようだ。今日は近藤さんにすっかりご馳走になり、お土産までいただいてしまった。まだまだ、気力充分のご様子なので、4人が4人健康に留意して、いつまでも今日のカルテットの集いを続けていけたらと願っている。

2016年5月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com