4264.2019年1月15日(火) 稀勢の里3連敗、横綱の座風前の灯

 旧臘乗船したクルーズ船「にっぽん丸」がグアムから昨日横浜港へ帰港した。グアムで桟橋にぶつけて右舷後方部を損傷したので、外航は大丈夫かと心配したが、新聞写真で見るとぼろ隠しのように接ぎが当てられていた。あれでは波浪が高かったら浸水するのではないかと気になる。航空会社や鉄道会社のように予備がないので、あの破損事故により「にっぽん丸」には予備がないため、代替船がないと会社の営業成績にも大きな影響が出るのではないかと懸念される。われわれは神戸から横浜までのショート・クルーズだったが、幸い素晴らしいクルージングを体験させてもらった。一日も早く船を修理して再びあの夢見心地にさせてくれるクルージングを復活させて欲しいものである。

 さて、大相撲は1年6場所のうち、一番盛り上がる初場所が今行われているが、今場所で最も注目されている話題は横綱稀勢の里の復活と進退である。一昨年大阪の春場所でケガを負いながらも優勝して以来、そのケガのため休場、途中休場が続き、流石に相撲協会も今場所に進退をかける「激励」を示して横綱を激励しつつ背水の陣に追い込んでいる。そして、今日は3日目だったが、その横綱稀勢の里は、立ち上がりから組手が悪く今日も敢えなく敗れ、初日から3連敗でいよいよ追い詰められてしまった。1場所15日制が定着した1949年夏場所以来、不戦敗を除く7連敗を記録した貴之花を越える横綱ワースト8連敗という屈辱的結果を残してしまった。

 かなり同情の声も聞かれるが、それでも勝負の世界ゆえこう負け続けると潔く土俵を去るべきだとの声も囁かれている。それにしても稀勢の里の話題ばかりが注目されているが、他の上位陣も情けない成績だ。今場所は今日3日目で3人の横綱が合わせて4勝5敗、大関3人が1勝8敗の無様な成績ではあまりにも不甲斐ない。ひょっとすると明日にでも稀勢の里引退発表会見が行われる可能性もある。

 優勝争いは混沌として別の意味で騒がれているが、3勝の横綱白鵬を除いて横綱、大関陣の中に優勝争いに絡んでくる関取がいないことは少々寂しい。このままの状態で、千秋楽には果たして誰が賜杯を手にすることになるだろうか。

2019年1月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com