2866.2015年3月19日(木) チュニジアでアラブ過激派のテロ

 また、アラブで銃を発砲したテロリストによる残忍な殺傷事件が発生した。今度は北アフリカ・チュニジアの首都チュニスで起きた。市内にあるバルドー博物館を見学中の日本人3人を含む21人が銃撃され殺害された。犠牲者は豪華客船に乗ってチュニスに寄港中博物館を訪れ館内で不意に襲われた。罪もない外国人旅行者を狙った卑劣な犯行の詳細はまだはっきりしないが、背後にはアルカイーダ系イスラム過激派組織「チュニジアのアンサール・シャリーア」とのつながりがあると指摘されている。

 チュニジアは、4年前「ジャスミン革命」として「アラブの春」の先陣を切って、23年間に亘り長期政権の座にあった独裁的なベン・アリー大統領を追放した。最近になって漸く民主化へ一歩歩み出したところである。最大の国家歳入源は観光業であり、その観光業への影響次第では再建中の国家財政が再び宙に舞うことになる。カルタゴ王国時代の遺跡など貴重な世界遺産があり、同じマグレブ圏のモロッコとともに一度はぜひ訪れてみたいと思っていた国である。

 さて、昨日秋山哲夫氏から長文のメールをいただいた。秋山氏とは先月日経紙、今月9日には東京新聞のエッセイ欄に寄稿された、プロ野球「高橋ユニオンズ」の創設者でオーナーだった高橋龍太郎氏のお孫さんである。東京新聞に拙著と高橋ユニオンズの関係について触れたメールを送信したところ、東京新聞が秋山氏に連絡してくれメールを送ってくれた。秋山氏が偶々大学の2年後輩であることも知った。氏の話によると拙著の上梓前にすでに佐々木信也さんから私がユニオンズについてノンフィクションを執筆しているという話を度々聞いていて、佐々木さんからその後拙著を送ってもらったという。拙著の中でユニオンズについて大分頁を割き、高橋オーナーについても好意的に書いたつもりなので、秋山氏が感動したと言っておられることを知り嬉しく思っている。東京新聞によると佐々木さんが言っておられたように、年々ユニオンズOB会は参加者も減り、往時を知る人も少なくなったという。

 月曜日にある知人から、拙著はテレビ・ドキュメンタリーか、テレビ・ドラマに取り上げてもらったら終戦70年の節目の年である今年なら、ミクロネシア連邦の隣国パラオへ両陛下が巡拝へ行かれるというタイミングもあって話題になるのではないかと過分な話をしてくれた。他にもそういう人が何人かおられて、うまく主旨を伝えることができて話さえ通すことができれば、きっと取り上げてくれるのではないかと言ってくれた。つい調子に乗ってしまうが、やるだけやってみようという気になり、今日テレビ界にコネのある何人かの人にメールでお願いしてみた。どれほど関心を持っていただけるか分からないが、一応当てにしないで待ってみようと思っている。

2015年3月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com