ノートPCのバッテリーの具合が悪くなって気にかかっていた。蓄電できないので、電源のないところではこのPCを使えない。当面不自由することはないが、電源を入れないとスイッチを入れても起動しないので、コンセントのない場所ではこのPCを使用できない。そこで以前から世話になっているITコンサルタントの小糸さんにわざわざ自宅へ来てもらいPCを視てもらった。分解、分析の結果現在のバッテリーを新しいものと交換するか、或いは専門店で充電してもらうということになり、バッテリーを外してどのどちらにするかを決めてもらうことになった。
もうひとつの課題は、遅まきながらFacebookを始めることを決めたことである。これまで何とかして始めようと思いながら、とうとう今日まで来てしまった。Facebookは上梓した書物などをPRするには、格好のステージだと聞いていたので、何とかこれを上手にPC上に表現できるようにして今まで通りこのブログを続けて、併せてFacebookを始める「二兎を追うもの一兎も得ず」にならないようにしたい。今日は小糸さんに大雑把なハードの土台を作ってもらった。昨日の今日ということもあり、そう簡単に私のスタイルができるわけではない。まだ、情報も織り込んでいないので、友人たちに知らせることは憚られるが、もう少し環境整備をして他人様から見られても恥ずかしくない程度になったら、少しずつ友人に知らせようと思っている。
さて、日本の安全、平和が段々危うくなっている。昨日与党の自民党と公明党が安保法制の基本方針に関して合意した。ついにタガが外れたのである。政府与党は昨年憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認し、憲法9条の下で認められていなかった他国軍への後方支援を拡大する閣議決定をした。これによって自衛隊は堂々と海外活動ができるようになる。海外で何をやろうというのだろうか。自衛隊のみならず、同盟国のアメリカやオーストラリアの部隊が海外で危険に晒された場合、自衛隊は彼らを支援に向うという。これまでの日本、或いは日本人が危険に晒された場合から一歩進めた海外活動をすることになった。「専守防衛」なんて言葉は今や死語と化してしまった。なぜ今日この時期にこういう危機を招く行動を取らなければいけないのか。
そうせざるを得ないのは、日中関係の悪化による紛争発生を防ぐため日米間の同盟を強化することがひとつと、もうひとつの理由はアメリカの国防費削減により、その補てんを日本が求められているからである。つまりアメリカの国防費を日本が支援することによって、極東地域において対中関係へ共同歩調を取ろうというのである。
政治家は恥ずかしげもなく、国民に申し訳ないとの気持ちはまったくなく、国民的議論を戦わすことなく、言うなれば密室内で重要な決議をして、国民を危機に追い込もうとしているのである。
政治家によくよく考えてもらいたいのは、閣議決定や与党合意に参画した議員たちは、いざ戦場へ、或いは戦地へとなった時、自ら先頭に立って危険な場に身を置く覚悟があるのかということである。弾が飛び交う戦場には、まず行く可能性が皆無の議員が、自分たちは逃れて若い人を危険に追い込もうとしているのだ。とにかく憲法は勝手に変えようとするし、自らが招くであろう戦争になれば若者を戦場に追いやって自分たちは逃げようとする人種、それが政治家ではないかとつい勘ぐってしまう。戦争の危機は刻一刻と迫って来ている。戦争好きな政治家には、よくよく考えてもらいたいものである。