4233.2018年12月15日(土) ラグビー日本一に神戸製鋼

 今日も寒い。こうなるとラグビーにはぴったりの時節と言ってもいい。今日ラグビー日本選手権決勝戦が満員の秩父宮ラグビー場で行われた。かつての大学日本一と社会人日本一が覇権を争った日本一決定戦とは異なり、大学チームと社会人チームの間にレベルで大きな差が見られるようになった昨今は、学生を除外するようになった。最近では社会人チームには、外国の実力選手が加わり、その力は海外の単独チームとそう引けは取らなくなった。

 今日の決勝戦は、日本一決定戦と銘打ってはいるが、社会人トップ・リーグの優勝決定戦も兼ねている。2度目の3連覇を目指すサントリーと18年ぶり、10度目の優勝を狙う名門神戸製鋼所の対決となった。両チームともに要所に外国人選手を配置してかなり高いレベルの試合を展開すると予想されていた。だが、序盤はともかく後半に神戸製鋼が圧倒し、サントリーは失点を防ぐのに懸命だった。終わってみれば、55-5と凡そ決勝戦らしからぬ大差で神戸製鋼が勝った。決勝戦でこれほどの差がついたのは、学生を相手にした試合を除いて大会史上初めてである。

 NHK実況中継は、高校ラグビー部後輩の豊原謙二郎アナだった。一昨年のワールドカップで日本が南アフリカを破った番狂わせの試合を実況した豊原アナは、昨年元旦の母校ラグビー祭で実況の感想などについて後輩たちに話してくれた。

 さて、昨日沖縄の辺野古基地周辺沿岸部に沖縄防衛局が土砂を投入して、沖縄県民を怒らせ、悲しませたが、これについて今朝の新聞論調は政府に対して極めて厳しい見方をしている。政府も土砂を投入した以上後戻りが出来なくなった。これで問題解決のための話し合いの糸口はなくなってしまい、作業の進捗につれて県民が工事を見守りながら反対を叫ぶだけにならざるを得ない。今後トラブルがなければ良いがと願う。

 政府はいつもながら日米同盟とか、日本の防衛のためとか、或いは普天間基地撤去のためなどと言いながら、日本はアメリカの言いなりになって、この沖縄県民の窮状を配慮し解決しようとの気持ちがさらさらない。そのうえ在日米軍地位協定により、米軍の犯した事故、犯罪に対して日本は何の行動も起こせない。更に、米軍駐留にかかる経費をほとんど日本が負担させられようとしている。沖縄問題の根底にはこういう不条理な取り決めがある。この問題解決のためには、日米政府間で解決するより方法はない。我々が学生時代に60年安保改正反対を掲げて戦った安保条約と日米同盟の内容を、もう少し日本に負担のない方向へ改正するよう努めるより沖縄問題から踏み出す術はあるまい。

 それこそ難しいと自民党は抵抗するだろう。しかし、この不平等な日米安保条約を締結するために日本の良識を壊してまで合意に持っていったのは、50年以上も前の自民党である。世襲議員の多い自民党は当然その責任を負い、果たす義務がある。

2018年12月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com