4234.2018年12月16日(日) NHK大河ドラマ「西郷どん」最終回放映

 今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」が今日最終回を迎えた。昨年のドラマ「おんな城主直虎」が今一つ盛り上がりに欠け、あまり興味をそそられることはなかったが、今年のドラマは案外面白かった。外野からはあれは事実とは遠いとの声が聞かれるようだが、史実とは別にドラマとしてまずまずだったと思う。特に小学校2年生の次男の長男が、かなり西郷と大久保にご執心で、資料で調べるほど興味を持っているようなので、この歴史ドラマは良かったと思っている。9月にはその次男家族ともども西郷の故郷、薩摩を訪れ、島津斉彬ゆかりの場所や、西郷の自決の場なども実検分させてあげた。これがきっかけとなり、日本の歴史に関心を持ってもらえれば、嬉しいことである。

 しかし、今日の西郷隆盛最後の場面で、西郷が政府軍の流れ弾に当たって亡くなるシーンは、実際には流れ弾で瀕死状態になり、付き添っていた別府晋介に介錯を頼んだと言われている。亡くなったとされる周辺から桜島が望める城山の一角も、城山ホテルから下ったところにある「西郷隆盛終焉の地」とも様子がやや違う。これは林真理子原作だが、脚色もかなりあると思う。中々史実にフィクションを取り混ぜて小説に描写するのは難しい。どうも孫に終焉の地の真偽を尋ねられそうだ。

 それでも今年1年間は日曜日の夜に、この大河ドラマに満足させられた。来年は「いだてん」というオリンピック選手を主人公に取り上げたスポーツもののようだ。主人公は、ズバリ金栗四三と田畑政治だそうだ。「いだてん」というので、つい「韋駄天」という言葉から鬼を追いかけて捕まえた神のように足の速い人物をイメージしてしまった。ところが、金栗はマラソン選手だから納得できるが、田畑政治は水泳選手だった。「韋駄天」とは少々イメージが合わない。まぁどんなストーリーになるのか、観てのお楽しみとして来年を待とう。

2018年12月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com