4226.2018年12月8日(土) 太平洋戦争開戦から77年

 今日は日本人が決して忘れてはならない大東亜戦争開戦の日である。その割にはあまりマスコミでは報道しない。これだから若者が開戦にも、終戦にもあまり関心がないわけである。大東亜戦争という呼び方を使用してはいけないと戦後アメリカに禁じられて以来、対米戦争に関してはアメリカから何から何まで規制されるようになってしまった。それは今でも報道面でも、軍事面でもアメリカの了解がなければわが国は何も出来ない。77年前の今日真珠湾攻撃により太平洋戦争の火ぶたが切られたわけだが、その事実は認められても、情けないことに日本の報道には今もアメリカへの過分な配慮や忖度が見られる。戦後73年を経ても、アメリカの日本国土や自衛隊に対する要求と言い分は、果たして日本を民主的な独立国家として対応してくれているのか疑問を抱かせる。それほどアメリカのやり方は不遜で横暴なのである。

 特にこの日ハワイ真珠湾に不意打ちをかけられて太平洋戦争に突入したアメリカには、日本に対する憎しみは想像以上のものがある。それが無神経にも戦争を早く終結させるためには、原爆投下はやむ無しとして、傲慢にも今もって原爆投下は正しかったと吹聴している。原爆犠牲者に対する冒涜としか言いようがない。こんな気持ちで戦後73年も経過しながら米軍は今も日本に対しては戦勝国、占領国気分で君臨しているのだ。現在の沖縄を始めとする米軍占領基地の使用方、占領意識は今日に至るも同盟国として考えられないほど不平等な日米地位協定にもはっきり表れている。地位協定では、米軍人が日本国内で犯したあらゆる暴力行為に対して、日本側に一切の裁判権が認められていない。この辺りは、同じ敗戦国のドイツやイタリアに対する扱いとは大きく異なる。国内の重要航空路でも米軍が航空管制権を有しているとことも多く、日本の民間航空機がわが国の空を自由に飛ぶことが出来ない理不尽さがある。

 開戦記念日、終戦記念日、原爆投下日など今次大戦で画期的な日時には、こういう日本にとって置かれたままの問題について解決のための考える時間を取るべき時であると考えている。

2018年12月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com