4223.2018年12月5日(水) 加齢とともに壊れゆく健康をどう管理すべきか。

 自分では至極健康体だと思っているが、傘寿ともなるといつの間にか悪魔が体内へ忍び寄ってそこかしこでいたずらを始める。夏頃に松本整形外科医から右足の甲部分がややむくんでいると言われて、対症療法を続けている。この3週間ばかりは朝起きるとき右の脇腹周辺が痛むのでこれも何かの原因があるのではないかと今日森内科で診てもらおうと出かけた。しかし、これは時間が経つと痛みは去る。直接的な原因は分からない。森医師には先般の血液検査の結果を教えてもらったが、内臓から来る病とは別で心配ないだろうということだった。血液検査では尿酸値の数値が上がっている。数値は7以下が標準であるが、7.8に達した。このところ外食、特にパーティが多かったので、甘いものを食べたことが影響しているらしい。排便についても尋ねた。これまで朝食後と就寝前の1日2度の排便だったが、最近午後に排便することが多くなった。これについて先生はむしろ排便しない方が問題で3度も快調に出来るなら結構だと仰った。健康管理には気を付けているつもりだが、どうしても甘いものを口に入れる機会も多く、私自身好物でもあるので、すべて甘いものをシャットアウトするのはかなり難しい。

 歩くのも遅くなった。後ろから来た若い女性に軽く追い越されていく。歩き過ぎると太ももが痛み出す。加えて耳が極端に遠くなった。昨年補聴器を使用するようになったが、完璧とは行かず、会話相手の言葉が聞き取りにくいので閉口している。

 ただ、年齢的にも無理出来ないと思うし、自分自身の健康問題であるので、なお一層健康管理に留意すべきというより言いようがない。

 さて、今日代々木の歯科へ行った帰りに久しぶりに新宿南口にある新宿高島屋の「THE TIMES SQUARES」内の紀伊国屋書店へ寄ってみた。ところが大分様子が変わっていた。1階から5階まで書店だった筈だが、そこには雑貨販売で実績を伸ばしている「ニトリ」が入っていた。結局6階から上が紀伊国屋だった。希望する書籍はなく、聞けば本店にあるという。高島屋開業当初から大々的な営業展開をやっていた大手書店の紀伊国屋にしてこの有様である。すでに小田急百貨店から三省堂が去り、代々木界隈の小さな書店も閉店してしまった。やはり今出版業界は厳しい時代の中にいる。出版社がダメなら書店もダメでは、本を手に取って読む読者層は確実に減っている。新聞購読者層も減少している。文化の最も基本である、本の文化が確実に消えつつあるのだ。文科省はこの現状をあまり深刻に受け止めているようには見えないが、国語の基本は「読み」、「書き」と言われるように幼い時から読書に、作文、つまり綴り方を学ぶ教育が大切であると思う。文科省はもっと現実を直視し、早く本離れに手を打たないと取返しがつかなくなると思うが、教育の司令部はこれをどう思っていることだろうか。

2018年12月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com