4220.2018年12月2日(日) 冬のスポーツ花盛り

 今年は暖冬と言われて久しいが、今日は少々冷え込んで外気は冷たい。12月の第1日曜日は、毎年アマチュア・スポーツのビッグイベントが行われる。そのひとつは、福岡国際マラソンであり、もうひとつはラグビー早明戦である。

 前者は服部勇馬選手(トヨタ)が2時間7分27秒の好記録で歴代8位の記録。しかも日本選手としては14年ぶりの優勝を飾った。一昨年の覇者エチオピアのツェガエ選手は、1分27秒差で2位だった。今年2月日本記録を更新しながら、10月に大迫傑選手に塗り替えられた設楽悠太選手は4位だった。

 もうひとつのイベント、ラグビー早明戦は、終始リードしていた早大を追う展開となった明大が、あと一歩のところまで追い詰めながら及ばず、結局32-28で早稲田の軍門に屈した。早大は関東大学対抗戦で6勝1敗となり、帝京大と優勝を分け合う形となった。真の大学日本一は正月を跨いで決まる。慶応は帝京、早稲田に次いで3位となった。秩父宮ラグビー場は満席で入場券は完売と言われた

 さて、アルゼンチンのブエノスアイレスで先月30日から開催されていた主要20か国・地域(G20サミット)首脳会議が首脳宣言を採択して今日閉幕した。米中2大国の対立からどうも空気が穏やかでなく、首脳宣言には、2008年G20サミット開始以来初めてアメリカの反対で「反保護主義」という言葉が削除された。各国に思い思いの思惑があり、首脳ら全員が並んで撮った集合写真の立ち位置が興味深かった。安倍首相は最前列でトランプ大統領の隣に立ち、アメリカと対立している習近平・中国国家主席と、最近友好的とは言えないマクロン・フランス大統領や、メルケル・ドイツ首相が少し距離を置いていた。サウジ・アラビアのジャーナリスト・カショギ氏殺害事件で不穏な関係にあるエイドリアン・トルコ大統領とサウジのムハンムド皇太子が両端に立つという構図だった。

 表面はともかく、こういう場では全員腹に一物ではないかと思っているが、実際ロシアのプーチン大統領がムハンムド皇太子に積極的に近づいたり、マクロン大統領がゴーン前日産会長捜査で刑事司法を適正に行ってほしいと安倍首相に注文をつけるなど、皆身勝手な行動面で丁々発止とやっていたようだ。地球温暖化を抑止しようというパリ協定に後ろ向きだったり、「世界平和」「自由貿易」の前に自我が出過ぎて、これから各国は仲良く付き合ってトラブルのない世界を作っていけるのか極めて危ういものだ。

2018年12月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com