4202.2018年11月14日(水) 懐かしい雑誌と新聞記事

 昨日本や資料を整理していたら、意外なものを見つけた。ひとつは、月刊誌「政界往来」昭和46年3月号である。亡父が話し方教室を経営していた時に寄稿した「話し方教室で教える『話し方』」が4頁分掲載されており、話すことも割合好きだったが、書くこともペンクラブ会員として割合前向きだった父の面目が現れているように感じた。読んでみると会社で宣伝部長を務めていたこともあり、広告やDM用パンフレットについても書いている。知らなかった父の文章を懐かしく読んだ。また、同誌に「自民党ヤングパワー座談会」なる企画があり「政治にエネルギーを注ぎ込もう」と題して半世紀近い当時の若手自民党代議士6人の討論会が載っていた。その中に何と33歳の森喜朗氏がいるではないか。他には34歳の西岡武夫氏、同じく河野洋平氏、30歳の山口敏夫氏、42歳の浜田幸一氏、36歳の石井一氏である。後年それぞれ政界で活躍した人たちである。すでに鬼籍に入った人もいるが、善きにつけ悪しきにつけ、何とも懐かしい政治家である。

 もうひとつは、2002年の新聞切り抜きである。読んでみると時代離れした記事に首を傾げてしまう。9月にスイスが190番目の国連加盟国となったことなど普通ではちょっと考えられない。アナン先々代事務総長の名も懐かしい。また、あのイタリアが2003年の財政で赤字を脱出したことである。それで日本の財政悪化がひときわ目立つと書かれている。そのイタリアでは、11月に83歳のジュリオ・アンドレオッティ元首相に対して、殺人罪に関与したとして禁固24年の判決を言い渡したとの記事もある。同氏は過去に7度首相に就任した大物である。そんな大立者が自身を批判した本を出版しようとしたジャーナリストの殺害を共謀したとして起訴されたという。マフィアが暗躍した国らしい驚くべきニュースである。

 その他には、ユニセフが調査した15歳の生徒の基礎学力の結果が載っている。何と先進24か国の中で、トップが韓国で、日本は韓国に次いで2位という喜ばしい記事もあった。

 さて、2横綱が休場となった大相撲九州場所でひとり横綱となった稀勢の里が、初日から今日で4連敗を喫してしまった。どうもただならぬ雰囲気になってきた。横綱の4連敗は78年ぶりのことだという。休みたくとも他の2横綱が休場中ゆえ安易に休むわけには行かない。さりとてこの状態で稀勢の里がさらし者になるわけにもいくまい。明日には結論が出るだろうが、秋場所までは「大入り満員」でウハウハだった相撲協会も、今場所は横綱の休場もありあまり観客の入りは良いようには見えない。場所前には元横綱・貴乃花が退職し、今場所は横綱全員休場になる可能性も出てきた。中々うまくいかないものだ。

2018年11月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com