4165.2018年10月8日(月) 男子マラソンで日本最高記録更新

 昨夜テレビが、シカゴ・マラソンで日本選手が日本最高記録を更新しそうだと放送していたので、後半から改めてじっくり観てみた。マラソン3度目の大迫傑選手が35㎞前後を走っていて日本記録を上回るペースだったので、その走りっぷりに興味を持った。トップを走っていたのはオリンピック2連覇のイギリス人モハメッド・ファラー選手だった。結局ファラー選手が優勝して、大迫選手は2時間5分50秒で従来の日本記録を破り3位だった。日本記録は今年2月に設楽悠太選手が2002年にこのシカゴの同じコースで作った日本記録を16年ぶりに破って打ち樹てたばかりだった。最近アマチュア・スポーツ部門では、傑出した記録を作った選手には激励の報奨金を与えているが、これで大迫選手には賞金1億円が与えられる。

 最近日本のマラソン界は男女とも一時の強みが影を潜めて、国際的にはあまりパッとした成績を上げていない。長距離走はほとんどアフリカ勢の黒人選手が先頭を切っている。昨日のレースでも優勝したイギリス人ファラー選手、2位のエチオピアのゲレミュー選手も黒人選手だった。上位10人には4人のケニア選手、2人のエチオピア選手の他には、日本人が3位の大迫傑選手と8位の藤本拓選手、5位のアメリカ人、優勝者ファラー選手だった。女子マラソンに関しては優勝したケニア人選手を含めて上位5選手が、すべてケニア人とエチオピア人だった。1960年ローマ・オリンピックですい星のように現れた裸足のアベベ・ビキラ選手以来、マラソンは高地に住むアフリカ選手の独壇場となった。

 かつて活躍した宗兄弟、瀬古、中山選手ら男子選手や、オリンピックで金メダルを獲得した高橋尚子、野口みずき選手ら女子選手の活躍が懐かしい。何とかして大迫選手には一念発起して東京オリンピックでメダル獲得を目指して欲しいものである。

 さて、このところ天候の変化が甚だしい。東京都内は昨日32.3℃の真夏日だったが、今日は一転して24.2℃へ降下した。世界的に地球温暖化の影響で気候が荒れているが、この様子だとこれから先どうなることやら。

2018年10月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com