4149.2018年9月22日(土) ワールドカップからタトゥーが消える。

 来年日本でラグビー・ワールドカップが開催される。開催日が迫ってくるに連れ少しずつラグビー情報がテレビや、新聞で紹介されるようになった。次男の小2の孫(男児)と幼稚園児の孫(女児)が以前から横浜ラグビースクールでラグビーを楽しんでいる。その孫らが横浜日産スタジアム内で地域のラグビー・スクールの子どもたちと一緒に撮ってもらった大きな集合写真が、ワールドカップの宣伝ポスターに使用されることになったと次男からメッセージとともに、写真をメールで送ってきた。これだからいつまで経っても親子3代に亘るラグビーとの縁は切れない。

 昨日のNET情報及び今朝の新聞によるとワールドカップに出場する選手に対して、ワールド・ラグビー(国際ラグビー・フットボール評議会‘IRFB’)では、来年のワールドカップに出場する選手に公共のジムやプールでタトゥー(入れ墨)を隠すよう要請して、選手団体からは概ね了解を得たそうである。近年日本で活躍する外国人選手の中にも身体に派手なタトゥーが目立つ選手が多くなってきた。今回の対応は、タトゥーが日本では暴力団、ヤクザの象徴のように見られているので、日本人には嫌な印象を与え、日本の宿泊施設や温泉などでは利用を断られるケースがあるからという説明のようである。実際日本国内でタトゥーを彫り込んだ外国人選手が気になって仕方がなかった。一言で言って見苦しい。

 かつてラグビーのジャージーは、ほとんど長袖だった。これならタトゥーは殊更気にはならなかったと思う。それが近年になってジャージーは半袖が多くなり、袖下からタトゥーがむき出しで不快な印象を与えるようになった。南太平洋諸国の選手には、彼らの文化としての一面があり、一刀両断に禁止という強硬な手段を取るには抵抗が予想される。IRFBもかねがね快からず思っていたのかも知れない。偶々タトゥーがワールドカップ主催国日本の文化的な機微に触れる点があると考え、この際タトゥーを隠すよう依頼することになった。

 4年前当時日本ラグビー・フットボール協会会長だった森喜朗氏を準主役として拙著を書いた折に、タトゥーを何とか隠すような方法を取れないものかと直接聞いてみたことがあるが、森会長は南太平洋ではタトゥーが当たり前となって日常生活に溶け込んでいるので、それを止めさせることは難しいと仰っていた。それならこの際ジャージーをすべて長袖にしてみてはどうかと思う。実際高校生は今も長袖を着用しているし、大学ラグビーでもほとんどが長袖ジャージーを使用している。

 まあいずれにせよ、この件に関しては各国の選手たちから理解を得られているようなので、2019年大会ではあまり見たくもないタトゥー(入れ墨)を見なくて済みそうでひと先ずホッとしている。

 さて、今日行われた大相撲秋場所14日目結びの一番で、横綱白鵬が大関豪栄道を破り14戦全勝で、千秋楽を待たずに41回目にして今年初めての優勝を決めた。同時に幕内通算1000勝達成という前人未到の大記録を加えて優勝に花を添えた。白鵬は一時力が衰えたというような声も聞かれたが、今の様子ではまだまだ勝ち続けそうだ。それにしても他の横綱を始め、上位陣もこのままでは少々不甲斐ない気がする。次の九州場所ではもう少し激しい優勝争いをしてファンを楽しませて欲しい。

2018年9月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com