4147.2018年9月20日(木) 自民党総裁に安倍首相3選

 今日安倍晋三首相の自民党総裁3選を決める総裁選が行われ、首相は対抗馬の石破茂元幹事長を破り引き続き向う3年間自民党総裁を務めることになった。言い換えれば、残り3年間日本のかじ取りを担うことになった。

 3年前の総裁選では国会議員票では安倍首相が、自民党党員票では石破氏が勝った。今回はその辺りを配慮して首相陣営は党員票を獲得するために早くから地方巡りをしながら、地方の党員へ訴えていた。結果的にそれが功を奏した形になった。国会議員票でも、党員票でも首相が圧倒した。トータルでは首相の553票に対して、石破氏の獲得票は254票だった。有利と見られた党員票でも224対181で首相が勝った。これだけ見れば、首相の圧勝、石破氏の完敗と見られそうだが、評論家諸氏は石破氏善戦と言っている。

 どちらが勝っても自民党政治が続くわけだが、外野から2人を比較して見れば、首相は森友、加計学園問題の対応でも嘘が多く、不正行為を反省しないことなどから石破氏の方が誠実であり、新しいことをやってくれそうな気がする。これから国民ももっとしっかり政治家を監視する必要がある。

 一方昨日北朝鮮の平壌で今年3回目の北朝鮮・韓国首脳会談が行われた。金正恩・朝鮮労働党委員長と文在寅・韓国大統領が、アメリカの対応次第で北朝鮮が核施設を永久的に廃止することを盛り込んだ共同宣言書に署名した。アメリカの出方次第で核施設を廃止するというのは、6月の米朝首脳会談で合意した内容との間に齟齬はないのだろうか。トランプ大統領は会談は成功したとご機嫌だったが、果たしてそれは本音だったのだろうか。どうも会談の雰囲気からすべてが順調に行っているようには見えなかったが、米朝双方に不満足の中で中途半端なうちに会談の結論を発表させられた感があった。

 6月の首脳会談に必ずしも満足していなかった金正恩委員長と、いつも文句ばかり言うトランプ大統領がいずれ不満を爆発させて、すべてパーということだけは勘弁して欲しい。

2018年9月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com