4143.2018年9月16日(日) 楽しかった鹿児島・桜島旅行もジ・エンド

 昨日は疲れていたせいか、11時過ぎにベッドに潜るやあっという間に白河夜船だった。今朝も寝ぼけ眼のうちに豪華なブッフェ朝食を済ませてホテルをチェックアウトしたが、好い時節と連休も重なり、ホテルの案内板を見ると婚礼が13組も予定されていた。流石にご当地鹿児島の名門ホテルである。

 フェリー港から目の前の桜島へフェリーで渡った。昨日とはがらっと変わり快晴で、天気予報によると33℃という今日全国最高気温である。日差しの強い中をフェリーで約15分で桜島へ到着した。このフェリーについて感心したのは、24時間市内と桜島間を往復していることと、料金が安いことだった。大人4人に小学生1人、幼稚園児1人で片道何と590円だった。これでよくぞやっていけるものだと思う。鹿児島市内と桜島間の往来が生活者にとっては欠かせなくなっているのだろう。海上から眺める城山のホテル、微かに噴煙を噴き上げている桜島を目の前にして、あまり見られない雄大な風景だと感じた。

 実際に桜島に足を踏んで間近に噴煙を噴き上げている御岳を仰ぎ見ると中々迫力がある。今年2月、4月にも噴火した活火山であり、常に噴火の危険が付きまとう。住民の心労も大変だと思う。島めぐりの「アイランドツアー」は素朴なもので、普通の路線バスにガイドが乗車しているわけではなく、ところどころ観光スポットに停車して,また次の目的地へ向かう所要1時間のツアーである。価格も大人1人500円のリーズナブルなものだ。三々五々外国人客の姿も見かけたが、言葉の問題はあるが、彼らにとっては利用しやすいのかも知れない。桜島から鹿児島市内へ戻って繁華街でランチを済ませて、「西郷どん大河ドラマ館」を見学した。

 タクシー・ドライバーが鹿児島の自慢話をしていたが、これだけ日本の維新に人材を輩出したのは鹿児島だけだし、日の丸も薩摩藩のアイディアであり、軍艦マーチも薩摩の歌であり、渋谷駅前のハチ公は島津家の公爵が飼っていたという。明治維新を成し遂げ、明治日本をリードした希代の偉人たちが近所にぞろぞろ住んでいたというのも鹿児島くらいのものだろう。東京からやや遠いこともあるが、今では少し存在感が薄れている鹿児島について日本人はもう少し関心を持っても良いのではないかと思う。

 名残惜しい気がしたが、空港へ向かい予定通り午後8時過ぎに羽田空港へ到着した。

 次男がすべて手配し、レンタカーも運転してくれて家族4人と6人で効率的に鹿児島の旅を楽しむことが出来た。明治維新についても今まで知らなかったことも含めてかなり新しい知識を仕入れることが出来た。やや疲れを感じるようになったのは、年齢のせいだろうか。再び息子や孫たちと張り合いのある旅へ出かけることが出来るかどうかは分からないが、期して待とうと思う。

2018年9月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com