4106.2018年8月10日(金) 株式相場の低迷と悪徳商法

 このところ株式市場がパッとせず、下がり続けている。案の定今日は日経平均株価が300円も下がった。それに影響されたのか、現在所有しているオーストラリア関連の投信の分配金が、今月から突然半額も減額されると昨日証券会社の営業マンから連絡があった。今後の対応を相談するため午後支店へ出かけ営業マンと相談した。分配金減額対策としては、前記投信とは別の投信を売却して、アメリカ関係のものに買い替えることで少し補うことにした。かつてのようにただ投資さえしておけば、黙って利息が手に入った時代は遥か彼方へ去ってしまった。どうしてこうも株価がパッとしないのか気になっている。

 さて、株価に直結することではないが、昨今の大企業の不祥事、特に顧客に対する背任行為には呆れている。会社が顧客を意図的に騙す行為なんて、以前は大企業や名門企業では考えられなかった。それが最近ではかつての名門企業や、大手企業ですら外聞もなくやっている。こういうモラル・ハザードが当たり前になったということも巡りめぐって株価に影響しているのかも知れない。

 自動車メーカーの検査不正や、神戸製鋼所の長年に亘るデータ改ざんなどのスキャンダルにうんざりしていたところ、今朝の朝日新聞にスズキ自動車が30車種で検査の不正をやったこと、更に悪質なのは宅急便最大手のヤマト運輸が、引越し料金を過大に請求した事実を伝えている。その金額が何と31億円というから二の句が告げない。ヤマトは顧客に対して嘘八百を並べ立て、組織ぐるみで正当価格に利益を上乗せするアクドイ商法を行っていた。昨日国土交通省もヤマト本社を家宅捜索した。どうしてこういうモラルに反する違法行為を行ったのだろうか。日本人の商業道徳も地に堕ちたものだ。とても理解出来ない。

 夕刻になって嬉しいニュースがひとつ入ってきた。オーストラリア・シドニーで開催中の車ラグビー世界選手権で、日本が2連覇中のオーストラリアを62-61の接戦の末破り、初優勝を成し遂げたことである。

2018年8月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com