今朝まだ眠っている間に、長男一家は奈良の自宅へ車で帰って行った。9カ月ぶりに会って楽しいこともあるが、やはり体力的に疲れるので、やれやれというのが本音である。
さて、世界的観光地・箱根で心配なことが起きてしまった。地下の火山活動が怪しい情勢になってきた。火山性地震が頻発し始めたのである。気象庁では今日火口周辺警報を発表した。昨日現在まだ噴火警報レベル1だったが、今日になって2に引き上げられた。小規模ながら噴火の可能性が避けられないということのようだ。これにより県道734号線及び大涌谷方面への通行禁止、そして箱根ロープウェイが全線運休となった。GWという書き入れ時に観光スポットへ立ち寄ることができないとは観光客にとってはもちろん、観光業界にとっても大きな痛手である。箱根地区を大きなマーケットにしている小田急にとっては、関係会社・箱根ロープウェイの一時的運休は厳しい。今のところ他の関係会社の箱根観光船や、ケーブルカー・バスを含む箱根登山鉄道、箱根ハイランドホテル、山のホテルなどいくつかのホテルにとっても全体的に利用客の減少が予想される。ロープウェイは大涌谷上空をゴンドラで水蒸気の噴き上がる大地の様子をじっくり見せて乗客を喜ばせていただけに、時期も善し、天候も良いこの機会に運行休止とは大打撃である。この状態がいつまで続くのか、この先の見通しが立たないだけに不安が残る。
今日のテレビ・ニュースを観ている限り、どのテレビ局も最初にこの箱根関連ニュースを伝えている。それほどこの火山予知ニュースは関心を呼んでいる。特に土産物店への影響が大きいようで、通行禁止地区から離れた地域でも客足が落ちている。箱根への入口・箱根湯本地区の土産物店の主人が予想の1/3程度に落ちたと語っていた。
当分の間様子見ということになるようだが、一日も早く元通り静かな観光地・箱根が甦ることを望んで止まない。