4050.2018年6月15日(金) ギャンブルを国が公認

 前から気になっていたカジノ賭博を認める統合型リゾート(IR)実施法案が、今日衆議院内閣委員会で与党自民党、公明党、日本維新の会の賛成多数で可決された。19日に衆議院を通過の予定である。これまでも良識ある人たちが、依存症や教育上のマイナス面をアピールして反対していたが、前のめりになった与党は留まるところを知らない。日本国内にラスベガスを3か所も建設してどうするのだ。

 ついに我が国も賭博を公認するのかと思うとがっかりである。私は賭博行為が大嫌いだ。競輪、競馬など一部を除いて一切認められない賭博、つまり博打をどうして国が公認するのかさっぱり分からない。国民の賭博依存症を心配する前に与党議員の依存症が気になる。それにしても、自民党のかなりの世襲議員はあまり考えることもなく何らの実績もないまま、今度も賭博に積極的に賛成したのだろう。救いようのない連中だ。日本維新の会は、利己主義者の集まりだから自民党との取引さえ納得出来るなら賭博派になるだろう。だが、宗教団体創価学会を母体とする公明党が、賭博容認に賛成するとはどういう考えだろう。いつもきれいごとばかり言っている公明党もついに本音が出たというか、化けの皮が剥がれたというべきだろうか。公明党は依存症の深刻化を懸念して一応法案に注文を付けたようだが、それも賭博場への入場料を6,000円、入場回数を週3回までとか、入場を4週間に10回までに制限するとか、いくら条件を付けても所詮五十歩百歩である。

 公明党がどこまでも政権にしがみ付いていたいとの無節操な言動で、与党の一角を占め、自民党の言いなりに政治を操るようになっては、国民は堪ったものではないし、政治が乱れ切ってしまう。

 よく考えてみて欲しい。朝から大の大人が賭博場に入り浸っている姿は果たして健全な社会と言えるだろうか。実に困ったことになったものである。

 さて、今日からロシアでサッカーのワールドカップが始まった。緒戦で地元ロシアがサウジ・アラビアに5-0で大勝した。日本は19日に前回ブラジル大会で敗れたコロンビアと第1戦を戦う。憂さ晴らしにサッカーでも観るとするか。これから来月半ばまで当分の間世界中が賑やかに湧きかえることだろう。

2018年6月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com