国会はこのところ公文書改ざんや、次官のセクハラ問題に加えてモリカケ問題など財務省関係の不祥事が暗い影を引きづっており、すっかり注目されることもなく話題にもならなくなった。その最大の問題省庁である財務省の責任は重大である。その財務省のトップである麻生太郎・財務大臣にまるで責任感が見られず、すべての面で批判されることが多い。特に関係者を配慮することのない軽率な放言やヤジが評判を落としている。はっきり言って財務大臣の器ではないことはかねがね言われていたが、昨日の朝日夕刊「素粒子」に思い切った批判、中傷紛いのコメントが載った。
(ア)あっけらかんとした顔で
(ソ)反っくり返るように座り
(ウ)うるせぇなと言いたげに
(タ)高飛車な態度を延々続け
(ロ)ろくでもないこと次々に
(ウ)うんざりするわ、本当に
✖ ✖
(ザ)雑な言いぶり、放言重ね
(イ)いっさい責任とりません
(ム)むちゃな答弁も数知れず
(ダ)誰も首に鈴をつけぬから
(イ)いつまでも懲りない人だ
(ジ)常識はずれもほどがある
(ン)ん? なぜ居座れるの?
朝日もよくぞここまで言ってくれたものだと思う。ここには忖度なんぞない。日頃から横柄な態度で、人を見下すような対応をしている麻生氏には、「てめぇは何様と思っているのか?」と言いたかった人は数知れぬほどいると思う。実際国会委員会中継の場で麻生氏が質問を聴いている時の態度を観ていると、とても常識的な人と思えず、質問者を舐め切った気持ちがありありと見て取れる。それに品格がなさ過ぎるように思える。執念深い麻生氏のことだけに、「素粒子」を読んで朝日にねじ込むことだろう。先日亡くなられた岸井成格氏から、テレビで政権に批判的な発言をするとそのニュースソースはどこだと官邸筋からしつこく追及されたと聞いていたので、これから舞台裏で麻生サイドと朝日のバトルが行われることだろう。
麻生氏の他にも勉強不足のうえに態度が不遜で自分の立場を弁えない国会議員が数多く見られる。困ったことだと思う。国会議員は国民のための公僕であるとの認識をきちんと持ち、向上心を胸に真摯に国民のために奉仕してもらいたいものである。目の前に「麻生太郎」という格好のサンプルがあるではないか。