4023.2018年5月19日(土) 卒業生招待とロイヤル・ウェデイング

 ここ数年母校の慶應義塾から、卒業後51年塾員招待会に招かれる。それが今日パシフィコ横浜で開催されたので、セルビアから一時帰国中で同じ38年経済学部卒の山崎洋さんと自由が丘駅で待ち合わせて出席した。みなとみらい駅構内から早くも招待会の案内板や、係員が目立って会場までの僅かなアプローチを歩いていると少しずつ興奮が高まって来る。

 以前は日吉キャンパス内の記念大会堂で行われていたが、建物が大工事に入って入学式も当分の間ここで行われている。今年就任した長谷山彰・新塾長の話によると、今日は5,800名が出席したというからすごい。入場すると館内には母校の歌が流れて来る。ステージでは応援団のブラスバンドや、チアガール、ワグネルソサイエテイが明るく雰囲気を盛り上げてくれる。久しぶりに義兄、弟、高校時代の友人、山のクラブの後輩らに会うことが出来た。野球部の投手だった加藤哲さんと初めて話して、野球部の高校同級生・村木博くんや、佐々木信也さんについても話し、序でに佐々木さんが登場する拙著「南太平洋の剛腕投手」の宣伝もした。やはり母校のムードに浸れるのは、嬉しいものである。途中で今日神宮で行われている東京六大学春のリーグ戦慶明1回戦で、9回表まで3対0で劣勢だった慶應が、その後同点に追いつき延長戦で逆転勝利を収め、明日勝てば昨秋に続き2連覇とのビッグニュースが話され、ぐっと盛り上がった。

 山崎さんとは自由が丘で別れたが、彼はその後成田からベオグラードへ帰途に就く。

 帰宅してみると、Facebook上に大先輩の北原邦雄さんから招待会に出席していたと連絡があったが、残念ながらそのことを存じ上げなかったのでお会い出来なかった。北原さんは母校湘南高校の校歌を作詞された詩人北原白秋の甥でもおられる。

 さて、今日も世界中でニュースによる喜怒哀楽があった。

 その中で最も祝福されたのは、イギリス・ウィンザー城で行われたハリー王子とアメリカ人女優メーガン・マークルさんのロイヤル・ウェディングで、いくつかのテレビ局が実況中継していた。これまでにシェークスピアの故郷ストラットフォード・アポン・エーボンを訪れると必ずと言ってもいいくらいウィンザー城に立ち寄った。今日テレビ画像を観ていると洒落た感じの旧都を懐かしく感じる。兄のウイリアムズ王子の時ほど華やかではないが、心温まる素晴らしい結婚式だったと思う。

 一方で、アメリカでまた残忍な事件が起きた。銃乱射事件の生産現場、アメリカでの出来事である。テキサス州サンタフェの高校で18日また銃乱射事件が起き10人の犠牲者が出た。容疑者は父親の銃を持ち出したというほど凶器が簡単に手に入る。アメリカではいずこも銃管理野放し状態なのである。2月にフロリダ州の高校で17人が犠牲になったばかりである。これだけ、後から後へと銃乱射事件が起きても一向に国民に危険な銃を所有することを止められない。直せないアメリカの病気である。国民が特別の人を除いて銃所有を禁止さえすれば、こんな事件を防げるのにそれも出来ないのがアメリカである。2月の事件では、フロリダ州では銃を購入出来る年齢を18歳から21歳に引き上げた法律を制定したことで済ませている。銃依存症に陥ったアメリカの病は今や救いようがない。自分で銃管理も出来ない幼稚なアメリカが、よくも世界に対して偉そうな口をきけるものだ。

2018年5月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com