昨日日本記者クラブで村山富市・元首相と河野洋平・元官房長官の記者会見が行われた。今年70年目を迎える終戦記念日に安倍首相から発表される首相談話について記者の質問に応えたものである。
今注目されているのは、村山首相当時の終戦50周年に発表した首相談話の内容が、安倍首相の談話では踏襲されるのかどうかということである。村山談話は、先の戦争でアジア諸国への侵略行為と植民地支配を認め被侵略国の国民に対して謝罪し、反省し、国際社会で日本政府の立場と考えをアピールしたものと受け取られている。更に核兵器断絶を訴え、未来へ向かって平和のために尽くすことを世界に向ってアピールしたものである。また、河野談話は戦時中従軍慰安婦が強制的に徴用されたことを認め、謝罪したものである。
村山、河野両氏は、安倍首相が率直に村山談話を受け継ぐと言いながら、本音では談話を認めようとしないことに対して、これまで通り二人の談話を継承するよう求めている。それが国際社会から日本の戦後社会の貢献へ理解が深まり評価されるとの見解を述べた。
さて、今日は銀座のワインバーで改革派シンパの山本博弁護士からご接待をいただいた。実は、来る22日のペンクラブ総会で新理事が発表されるが、新たに新理事に当選した会員を、山本博氏から祝福しておもてなしいただいた。私も小中陽太郎氏に勧められ理事選挙に名前を連ねて立候補した形になった。残念ながら、同士5名のうち4名は当選し理事になったが、私だけが及ばず、次点で理事になることはできなかった。その労を労っていただいた。ペンクラブの今後について問題点は山積していると思っているので、今後同志と話し合いしながらペンクラブがもう少し民主的な方向へ向かうよう努めたいと思っている。