3935.2018年2月20日(火) 米戦闘機、燃料タンクを湖へ投げ捨てる。

 このところ沖縄駐留の米空軍ヘリや航空機がとかくのトラブルを起こしているが、今朝米軍三沢基地を離陸したばかりのF16戦闘機が、燃料タンクを小川原湖に投げ捨てた。最近は米軍機事故のオンパレードで、一昨年12月以来ほぼ2カ月に1度のペースで事故を引き起こしている。特に昨年は6件のトラブルを起こし、今年1月にすでに3件もヘリの不時着事故を起こしている。今朝飛んだ戦闘機は、エンジン火災を起こし危険を避けるために燃料タンクを湖に投下したそうだが、湖では休魚日に当たっていたため漁をしている漁師はおらず、10隻のシジミ漁船が出ていただけだった。幸いけが人はいなかったが、油が湖面に流れて当分の間漁業が出来ない。こう度々空から危険物を落とされたのでは安心して生活出来ない。

 恐らく防衛省は在日米軍に抗議をするであろうが、いつもながら厳しい対応は求めないであろう。アメリカ軍には、日本周辺の空を守ってやっているとの驕りがあり、本音では日本人にどれほど危害を与えようと、今まで通り飛行訓練をやらせてもらうというであろう。

 とにかくアメリカに対しては、これまであまり強く物を言わないのが、日本政府の対米従属政策の基本的なスタンスとなっている。恐らく整備を再点検したうえで、異常がないと分かったら日本側の都合は考慮せず再び飛行し、沖縄のように学校上空などの飛行を避けるような要望も守らないだろう。日本政府はアメリカと歩調を合わせて、北朝鮮に対して圧力を加えると事あるごとに強調するが、アメリカに対しては何も言わないし、何も言えないので、これまでの対応は何ら変わらない。

 我々が1960年に反対闘争を行ったが功を奏さず、改定された安保条約により今日も「同盟」という「協調」ではなく、「従属」を強いられ、わが国は日米地位協定によりアメリカの言いなりの立場に甘んじさせられている。在日米軍の誠意のない対応を見ていると、在日アメリカ軍の危険な飛行に怯えている日本国民の惨めな姿が、森友学園と親しかった安倍首相には見えないのではないかと考えざるを得ない。安倍首相には国民のひとりひとりに目配りする気持ちが欠けているように思えてならない。

 さて、国会議員のみならず、全国自治体のトップには、常識はずれで不誠実な人が結構多い。だが、つい最近唐突に辞表を提出した今村岳司・西宮市長ほど無責任な市長も珍しい。取材した新聞記者に向かって「殺すぞ!」と怒鳴りつけた傲慢な行為が批判されたというからお粗末である。流石に市議会や市民も呆れて辞任を思いとどまらせようとはしなかった。辞任の説明もせず、一方的に市長職を去ると言って退庁した。下衆の勘繰りのようだが、5月に任期が終了するが、その際退職金は1980万円受け取れる。ところが途中退職なら遥かに上回る2710万円を頂けるというからその根拠が分からない。ガメツイ市長さんが出した結論は、どうせ悪く言われるなら大金をもらって辞めようとでも考えたように思える。それにしてもこの退職金制度もちょっとおかしいと思う。こんな制度がこれまでまかり通っていたこと自体常識を欠くと思う。こんな不条理なルールがまかり通るようでは地方自治がまとまるわけがない。

2018年2月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com