3887.2018年1月3日(水) 青山学院大、箱根駅伝で4連覇

 今や正月の風物詩ともなった「関東大学対抗箱根駅伝」は、優勝候補だった青山学院大が4連覇という偉業を成し遂げた。昨日の往路は2位だったが、今日の復路の最初の6区山下りで往路優勝の東洋大を追い抜いてから終始トップの位置を渡さず、そのままテープを切った。初優勝以来4連覇というのは日大、日体大に次いで3校目だそうだ。今の陣容には下級生が多いので来年以降も期待出来そうだ。

 長距離走と言えば、今日驚いたのはネットで「男子マラソン川内優輝が世界記録」の表示を観た時である。しかし、その割にメディアで華々しく伝えていないので半信半疑のまま調べてみたら、もちろん価値のある記録ではあったが、事実は次のようなことだった。

 「川内優輝が世界記録!76回目の2時間20分切り達成。マイナス17℃で達成。2時間18分56秒、76度目の2時間20分切り。75度のアメリカ人を抜いて世界新」とあって、釈然としないような妙な気分になった。こういう「ギネス記録」のような世界新もあるのかなと思った次第である。あまりメジャーな大会ではない、ボストンのマーシュフィールド・ニューイヤーデイズ・マラソンという大会に参加したが、余りの寒さにエントリーしたのはたったの3人で、完走したのも川内選手ひとりだった。この記録が陸上史上どれほどの価値のあるものかは分からないが、「スポーツ・イラストレイテット」紙も「極寒で最も速いランナー」とびっくりしていたらしい。

 かつては、2時間20分を切れば大記録と言われた。実際オリンピックでも2時間20分の壁を破ったのは、1972年のミュンヘン大会のフランク・ショーター選手以降である。川内選手は、半世紀前のオリンピックなら76個の金メダルを獲れたことになる。今では世界のレベルは2時間10分以内で、この川内選手の記録はアメリカ紙が報じたように極寒マイナス17℃下での世界記録としたら良いのではないか。それにしてもネットの配信の仕方と埼玉県公務員の川内選手の奮闘ぶりにはよくやるなぁと感心するばかりである。

2018年1月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com