3883.2017年12月30日(土) 戦争に刻一刻近づいている。

 午後ITコンサルタントの小糸武彦氏に自宅に来てもらい、容量一杯になったデスクトップ・パソコンの対応処理をしてもらった。PCに接続した器具に収めたカードのような物をもっとキャパシティの多いものに代えるために、1時間半も時間をかけて旧式の物から新式のものに取り替えてもらった。これによって大いに効果が上がり起ち上げに時間を要しなくなったうえに、容量も増えた。専門家には安心して任せることができるが、とても素人にできる芸当ではない。これで当分の間空容量を心配することはなくなった。

 さて、今年も残すところあと2日である。テレビでは今年起きたニュースを振り返る番組が多い。そんなニュースの中で北朝鮮がらみで戦争へ進みつつある状況が一番心配である。殊更9月にホロコーストのアウシュヴィッツ収容所を見学して生々しい過去の爪痕を知っただけに、戦争についてより敏感になった。「知研フォーラム」誌に寄稿した拙稿「アウシュヴィッツを考える」にも書いたが、一旦相手が憎い敵だと思えば徹底的に相手を殲滅しようとするのが、戦争である。第2次世界大戦中に自分たちドイツ民族は優性民族と自惚れたナチス・ドイツが、敵性民族と見做したユダヤ人を徹底的に弾圧し、殺戮した挙句があの「ホロコースト」としてアウシュヴィッツ収容所の悲劇を発生させた。

 昨今の安倍首相の言動を見ていると確実に戦争へ向かって進んでいると考えざるを得ない。今では安倍首相は憲法改正、特に第九条の条文に国民に対してめくらましをかけるかのように自衛隊の存在を書き込むことにより、自衛隊を違憲ではない戦力、軍隊として認めさせようとの意図がはっきりしてきた。またアメリカの言いなりに陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の購入や、空母の戦闘能力増強などを計画している。

 今朝の朝日「天声人語」に宮沢喜一・元首相が折りに触れ役人たちに、「君たち、何があっても、戦争だけはしてはいけない」と語っていたと紹介されていたが、安倍首相にはそんな気持ちはさらさらないようだ。国民が知らないうちに、刻一刻戦争に近づいていると感じざるを得ない空気である。今でははっきり戦争に反対しているのは、日本共産党と昔の面影が失せた社民党ぐらいという情けない状態である。地球上に愚かな権力者、トランプ大統領と金正恩が居る限り、いつボタンの掛け違いが起こらないとも限らない。これからどうやって戦争を防止するか、世界中がよくよく考えなければいけない。

2017年12月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com