2972.2015年7月3日(金) 映画「卒業」をテレビで再び観る。

 今年は自然災害に見舞われる一年になりそうな気がしている。国土が火山の上に築かれているような気味悪さがあるが、昨秋の御岳噴火を見るまでもなく、最近の箱根、浅間山や口永良部島、桜島でも活発な火山活動がある。聞けば箱根には新たな小噴火孔が3つも見つかったそうで、警戒区域も広げられ、箱根ロープウェイが全線運休になり、ロープウェイはその代替輸送としてバスを走らせていたが、その路線も警戒区域に指定され、バスの運行も中止となった。

 小笠原諸島近くに昨年来火山噴火でできつつある西之島も日に日に大きくなり、空へ向けて火花と噴煙を噴き上げるシーンがテレビで紹介されたが、海底ではどうやらマグマが蠢いているようだ。

 このところ九州地方の雨量も例年になく大量で、そこへ台風発生とある。しかも、一度に3つの台風が南方洋上に発生して天気予報も忙しい。今週から来週にかけて天候が不安定のようだ。ただひとつ、明後日行われる湘南高ラグビー部創部65周年行事のひとつ、対県立浦和高戦が順調に行われるかどうかが気がかりである。

 さて、今日は夕食後古い映画「卒業」を妻と観た。その理由は、今春高校生になった男児の孫に生のアメリカ、アメリカの空気を生で知ってもらうため、つまりアメリカの臨場感を知らしめるために来月サンフランシスコへ連れて行くことを計画中だからである。サンフランシスコ滞在中には二人で市内を公営交通機関を利用しながら歩き回りたいと考えている。中でも地下鉄(BART)で対岸のオークランドへ行き、名門校カリフォルニア大学バークレイ校(University of California,Berkeley)の豊かなキャンパスを見せてやりたいと思っているところだが、偶々「卒業」ではバークレイ校のキャンパス風景が見られると思ったからである。長男にも連絡してできれば、ビデオ撮りして孫に見せてはどうかと伝えたところである。

 それにしてもこの映画は大分以前に観たにも拘わらず、強く印象に残っている。それはサイモン&ガーファンクルの主題歌♪The Sounds of Silence♪を始め、♪Scarborough Fair♪♪Mrs.Robinson♪など画面に流れるバックグラウンド・ミュージックが良かったせいでもある。改めて思い出してみるとどうも感覚的に合わないところがある。妻もそう言っていた。それもその筈である。何と1967年の作品では、半世紀前のものだ。無理もない。私の思いこみの中には、ベトナム戦争の最中にアメリカの学生たちが反戦運動を点火したのが、このキャンパスからだという気持ちが強い。そういう意味でも懐かしい映画である。そのバークレイに再び足を踏めるというのは、考えるだけで嬉しくなってくる。

2015年7月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com