3806.2017年10月14日(土) マス・メディアが盛り上がる総選挙

 今から150年前慶應3年の今日、10月14日徳川幕府より大政奉還の上奏文があり、翌1868年大政奉還が実現して、新政府がスタートした。亡くなった母は明治の末年44年の今日誕生したが、この大政奉還については一度も母の口から聞いたことがなかった。

 来る17日からいよいよわが家の耐震工事が始まるので、何かとご迷惑をおかけするかも知れないご近所へ妻と挨拶に伺った。約1カ月間に亘って屋根瓦を軽量のスレートに代え、建物を一部補強し、外壁を塗り替えるのだ。その間我々としては何もやることはないが、多分落ち着かない気持ちに陥るのではないだろうか。

 さて、22日の衆議院選挙にが近づいて来て今回はメディアの取り上げ方も今までにないくらい多いようだ。特にテレビによる報道時間が急増している。2005年の郵政選挙を上回るそうだ。その理由として、突然の解散、相次ぐ新党結成などの予想外の出来事で有権者の関心が高まったことがあるようだ。

 投票日当日に向けてNHKが行う各党候補者の政見放送番組を観ていて、初めて気づいたことがある。それは、無所属候補者にはこの番組に出演する資格がないということである。このため、民進党の重鎮だった野田佳彦元首相、岡田克也元党代表、菅直人元首相らには、テレビで意見を述べる機会がない。これでは果たして全立候補者に平等と言えるだろうか。また、度々8党党首による討論会をメディアが企画するが、ここには前原誠司・民進党代表が登場しない。崩壊寸前の政党ではあるが、民進党は厳然として存在している。いつものことながら分からないことだらけである。

 安倍首相批判が渦巻く中であるが、どうもメディアの予想では自民党が過半数を獲得するのではないかと言われている。何だかんだと言っても、日本人の体質は保守体質なのだ。実は、前回2012年の総選挙では与野党の獲得議員数が逆転した。例えば、今下り坂にある民進党の前身・民主党は前々回の総選挙では230議席を獲得していたが、173議席を失い、僅か57議席しか取れなかった。一方野党だった自民党は118議席から176議席も増やし、従来議席の2倍以上の294議席を獲得して民進党を圧倒した。そんなドラスチックなドラマがあった。果たして、今回の選挙結果はどうだろうか。民進党は代表の血迷った行動により分離し意気消沈してしまったが、その代表である前原氏の噂もあまり聞かれなくなった。元々人望と節操のない人だったから、もう見放されたのではないだろうか。

2017年10月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com