3805.2017年10月13日(金) トランプ大統領の不見識、非常識、無責任と我儘

 大統領就任以来些か暴走気味の言動で、話題を振り撒いているアメリカのトランプ大統領の最近の言動が、相変わらず物議を醸している。ティラーソン国務長官との穏やかならぬ関係もとかくの噂を生んでいるうえに、このほどよほど報道内容が気に入らなかったのか、アメリカのNBCテレビに対して、免許を取り消すと脅かした。言論の自由が当たり前のアメリカで、よくもこんなことが言えるなというのが、率直な気持ちである。

 政権内にもトランプ大統領に対する批判や、不満が募り、ついには大統領を弾劾によって辞任に追い込む手段より、むしろ憲法の規定によって解職に追い込む現実的な可能性が囁かれている。現在アメリカ合衆国憲法には修正規定があり、その第25条には副大統領と閣僚の過半数、24人中13人の賛成を得られれば、大統領を辞めさせることが出来るという規定があり、トランプ氏も罷免させられることがあり得るということである。

 国際社会の中でも今や孤立しつつあるアメリカは、どうすればこの先信頼を勝ち得ることが出来るのだろうか。今日もテレビでは、国際協定から脱退するアメリカ・ファースト主義のエゴを強調していた。TPP脱退に始まり、地球温暖化防止のためのパリ協定からも離脱、そして昨日はユネスコからの脱退、イランとの核合意破棄など、過去の大統領が折角作り上げた実績、遺産を壊すことばかりやっている。

 そのアメリカの我儘な影響がわが国にも少しずつ表れている。一昨日沖縄・東村の米軍基地周辺でまた大型輸送ヘリコプターが炎上墜落した。アメリカ軍は墜落ではなく、不時着と表現しているが、いずれにせよこのところ度々起きる国内でのヘリ事故がまた起きたかという感じである。これでは沖縄県民は堪らない。この事故に対してアメリカ軍司令官は遺憾の意を表明し、墜落した土地所有者には迷惑をかけたと言ったが、沖縄県民や日本国民に対して一切謝罪の言葉がない。傲慢なのである。慌てているのは、この事故が来る総選挙に不利に働くのではないかと気にしている自信のない自民党関係者たちである。馬鹿げているとしか言いようがない。

 オバマ大統領時代に比べて劣化したトランプ大統領、及び現政権のあまりにも稚拙な言動に呆れることが多い。大統領は世間常識、国際社会、世界の事情などについて知らなさ過ぎる。これでは、世界は後退するばかりである。これからもこの人物と付き合っていかなければならないとはうんざりである。

 さて、昨日の暖かさに比べて一気に気温が下がった。「寒暖差疲労」という言葉が使われるほどの激しい寒暖差だった。都内で昨日は29℃だったが、今日は15.2℃まで下がった。室内の暖房をSwitch on した。

2017年10月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com