昨日ITコンサルタントの小糸さんに‘team viewing’によって指導をいただきながら、初めて今流行りのツィッターなるものを発信した。「エセ博士『朝日新聞』の傲慢ぶり」として、先日来不誠実な対応の朝日を皮肉って、取り敢えず70文字程度のメッセージを発信した。ツィッター自体の使い方はまだ不慣れで充分理解していないので、これをもっとマスターして効果的なメッセージとなるよう努めていきたい。
そのツィッターであるが、他に何人かのジャーナリストの方々に朝日の対応について聞いてみると、暖簾に腕押しで朝日とやり合うと時間の無駄ですよと忠告してくれる人もいる。朝日の無反省、不親切、傲慢ぶりはジャーナリズム界では周知の事実で、よほど根気よく追い詰め、朝日にとって致命的な弱点でも握らないと土俵にも上がってもらえないと言い、朝日新聞社がいかに特殊で、非常識な会社であるかを話してくれた。中には憎らしい存在であるという話をしてくれる知人もいた。
まあそれでも暇つぶしのひとつとして、じわじわ朝日を攻めてしつこい野郎だなと思わせ、兜を脱がせてみたい。丁度半年前東京都オリンピック・パラリンピック準備局部長からもらった駒澤公園内広告塔の表示に関する質問の際受け取った挨拶状程度には、心を入れ代えさせてみたい。
それにしても朝日新聞は日本のジャーナリズムのリーダー格として、率直に言って公明正大な世論を掴み取りそれを正論としてわがものにして公表し、民主化と社会を安定させる役割を果たすことに貢献して来た。
だが、朝日が度々世間の顰蹙を買うことになるのは、社員の鼻もちならないエリート意識と上から目線の思いあがりがあまりにも強過ぎるからである。これまで朝日が長い間信頼を得ることができたのは、優秀な先輩たちの地道な努力と実績の積み重ねによるものである。にも拘わらず世間知らずの今日の社員は、それらの高い評価と実績のお陰で得られた遺産であるとの認識に欠け、自分たちが築いたものだとの幻想に酔い、周囲に気が回らず気持ちが舞い上がっているのだ。言うなれば、現在の朝日社員は先輩が築いた遺産の上に得られた評価のお陰で社業に励んでいるわけである。だが、これではまるで世間体の悪い世襲議員と何ら代わるものではない。何度口では反省という言葉を言っても、心から反省していないようでは、また第二の従軍慰安婦記事偽装事件が起きるのではないかどうも気がかりである。
さて、昨日から参議院で安保関連法案の審議が始まったが、衆議院では今日参議院の一票の格差を是正するための10増10減の改正公職選挙法が可決、成立した。
この改正により最高裁で違憲状態とされた2013年参院選の1票の格差は、4.77倍から来年参院選では2.97倍に縮小される。
しかし、これとて抜本的な改正にはなっていない。どうしても議員の欲がからむからである。鳥取・島根と徳島・高知をそれぞれ4人から合区にして2人にした。この結果参議院議員を選出できない県が生まれる可能性が出てきた。これでは地方創生に逆行することにならないだろうか。
因みにアメリカ議会では、上院は各州から2名ずつの選出で100名が上院議員に6年間の任期で選出される。下院は人口比で435名が2年間の任期を全うする。いかに力の弱い地域であろうと最低限1名の議員は、民主主義の基本理念から考えて配慮されるべきである。この点を直接的利害が絡む4県選出議員、並びに関係者は怒っている。
抜本的には定数改正は議員数の調整と議員数の削減をセットにしなければ機能しない。日本は議員数が多過ぎる。どうも議員の欲がからんで普通ならできることも実現が難しいということになる。法律を作る政治家がこの我儘加減だから、できるものもできないわけである。