3887.2018年1月3日(水) 青山学院大、箱根駅伝で4連覇

 今や正月の風物詩ともなった「関東大学対抗箱根駅伝」は、優勝候補だった青山学院大が4連覇という偉業を成し遂げた。昨日の往路は2位だったが、今日の復路の最初の6区山下りで往路優勝の東洋大を追い抜いてから終始トップの位置を渡さず、そのままテープを切った。初優勝以来4連覇というのは日大、日体大に次いで3校目だそうだ。今の陣容には下級生が多いので来年以降も期待出来そうだ。

 長距離走と言えば、今日驚いたのはネットで「男子マラソン川内優輝が世界記録」の表示を観た時である。しかし、その割にメディアで華々しく伝えていないので半信半疑のまま調べてみたら、もちろん価値のある記録ではあったが、事実は次のようなことだった。

 「川内優輝が世界記録!76回目の2時間20分切り達成。マイナス17℃で達成。2時間18分56秒、76度目の2時間20分切り。75度のアメリカ人を抜いて世界新」とあって、釈然としないような妙な気分になった。こういう「ギネス記録」のような世界新もあるのかなと思った次第である。あまりメジャーな大会ではない、ボストンのマーシュフィールド・ニューイヤーデイズ・マラソンという大会に参加したが、余りの寒さにエントリーしたのはたったの3人で、完走したのも川内選手ひとりだった。この記録が陸上史上どれほどの価値のあるものかは分からないが、「スポーツ・イラストレイテット」紙も「極寒で最も速いランナー」とびっくりしていたらしい。

 かつては、2時間20分を切れば大記録と言われた。実際オリンピックでも2時間20分の壁を破ったのは、1972年のミュンヘン大会のフランク・ショーター選手以降である。川内選手は、半世紀前のオリンピックなら76個の金メダルを獲れたことになる。今では世界のレベルは2時間10分以内で、この川内選手の記録はアメリカ紙が報じたように極寒マイナス17℃下での世界記録としたら良いのではないか。それにしてもネットの配信の仕方と埼玉県公務員の川内選手の奮闘ぶりにはよくやるなぁと感心するばかりである。

2018年1月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3886.2018年1月2日(火) ローマ法王の積極的な反核行動

 昨日元旦に世界をおやっと思わせることが2つほどあった。そのひとつは、新年に当りローマ法王フランシスコ教皇が、長崎被爆者の子どもの写真をカードに印刷し、「戦争の結果」という言葉を添えて配布するよう指示したことである。長崎原爆投下後に亡くなったばかりの幼い弟を背負い、悲しみに耐えながら火葬のため並んで順番を待っている少年の姿を写したもので、アメリカ軍従軍カメラマンによって「焼き場に立つ少年」として撮影された写真である。法王はかねてより核兵器のない世界の実現に向けて国際社会に訴えており、このカードの配布により核兵器がもたらす惨禍を強くアピールしようとの狙いがあると言われている。これまで歴代の法王は政治的な問題から一歩退いて、あまり俗事に関与しなかったのに比べて、フランシスコ教皇は積極的に発言し、それを具体的な行動に移し、少なからず成果を挙げている。キューバとアメリカが国交正常化を実現したのも教皇のアドバイスと仲介がかなり効果的だった。今またこれまで世界のトップクラスの人物が普通気が付かないような核兵器の使用防止のためのアイディアを提起したことは、素晴らしい発想だと思う。世界の政治家たちにももう少し法王と同じように知恵を絞ってもらいたいものである。

 もうひとつ唸ったのは、同じく元旦に北朝鮮で金正恩労働党委員長が新年の辞で、核抑止兵器開発のための兵器開発を行うという従来の主張を繰り返すと同時に、核のボタンは自分の机の中にあると威嚇的に述べたことである。同時にオリンピック参加にも言及し韓国との対話にも関心を示した。恐喝発言とは別に金正恩も対話を考えなければいけない段階に来ていると考えているようだ。南北朝鮮の関係がミサイル発射問題は別にしても、大きくこじれて冷えているのは米韓軍事合同訓練の影響が大きく、北朝鮮が韓国に対して強く中止を求めている。元々韓国の文在演大統領は大統領就任以前から北との話し合いを探っていた。

 金正恩委員長のコメントを受けて、早速韓国では統一相が「いつでも北と協議を持つ意欲がある。南北関係改善のために平昌冬季オリンピックへの北朝鮮代表団の参加や、相互の利益に関する問題について議論することを希望する」と金発言に飛びつくような前向きな姿勢を示した。韓国にとっては、北との縒りを戻す好い機会であろう。韓国にとってやや重荷になっている米韓軍事訓練を一時ストップして、北と話し合いに入り、あまつさえ前景気のパッとしない平昌五輪人気にカツを入れる絶好のチャンスでもある。圧力、圧力とプレッシャーをかけるばかりのアメリカに言いなりにされ、自己主張を押さえつけられている現状では、北の要求に応じて対話へ一歩踏み出す機会ではないかとも思える。ところが、ある報道によると韓国政府は北の要望を受け入れ、米韓軍事演習を一時延期したいとアメリカに申し入れたところ、アメリカは否定的な考えだったと言われる。この成り行きはどうなるのだろう。しばらく韓国の動きを見守りより仕様がない。

2018年1月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3885.2018年1月1日(月) 母校で恒例のラグビー祭

 新しい年を迎えた。2018年、平成30年である。毎年のことながら新年早々元旦は、母校湘南高校でラグビー部のラグビー祭が行われる。数日前の小雨の天気予報はどこへやら、幸い今日は快晴だった。現役チーム1、2年生とOBチームの親善試合を行った後、校内の清明会館でOB総会を行い、その後保護者に作っていただいた料理をいただきながらOB、現役部員一体となってほのぼのとした楽しい懇親会を行った。

 昨年の母校は前年に続き神奈川県大会ベスト8に終わった。ベスト8からベスト4への壁が厚い。神奈川県のレベルは全国的に高く、毎年優勝候補で今年は春の選抜大会で全国優勝した桐蔭学園を筆頭に、慶應高校、東海大相模高、法政二高、日大藤沢高、関東学院六浦高ら私立のラグビー強豪校が目の前にでんと立ちはだかっている。その中で母校は公立高校としては頑張ってはいるが、やはり今一歩力が及ばない。今の目標はベスト4入りして関東大会10度目の出場を果たすことである。幸い毎年良いチームを作り上げ、学校やOBの強力なバックアップを受けているので、何とか希望が叶えられるよう我々OBも金銭面と指導面で協力しているつもりである。

 今日驚いたのは、懇親会の終わりに話をして欲しいとの要望があったので、先日のアウシュヴィッツ収容所見学とリトアニアのカウナス領事代理杉原千畝の話をした後のことである。杉原の長男が湘南の出身であること、リトアニアの重枝豊英大使と隣国ラトヴィアの藤井真理子大使も同じくわが母校出身であることを後輩らに話したところ、閉会後にある部員のお母さんから重枝大使は自分の叔父であると聞かされたことである。あまりにも唐突で深い縁に驚いた次第である。

 それにしてもOB諸兄の思いは、相も変わらずラグビーほど素晴らしいスポーツはないということだったし、私自身も実際そう思っている。ラグビーをプレイしたお陰で人脈も広がった。楽しい思い出もたくさんもらった。

 OB会長と一部役員は今日の総会を以って交代することになった。私の後任だった3代目会長門田氏は退き、新たに4代目会長として八重樫氏が就任した。私は7年しか会長職に留まらなかったが、門田氏は11年もやってくれた。在任中浦和高校との交流戦を復活させたり、各種大会を実施し参加することもやってくれた。本当にご苦労さまでした。

 今年1年どれだけ母校に行くことが出来るか分からないが、つかず離れずの関係で、これからもラグビーとは長く関わっていきたい。偶々同期生の大島くんが茅ケ崎ラグビーフットボール協会会長になったのを機会に、賛助会員になってほしいと頼まれたので二つ返事で引き受けた。

 今日も車で出かけたが、東海道筋の戸塚では明日、明後日行われる箱根大学駅伝の戸塚中継地点で早くも日本テレビの放送施設が着々と出来上がりつつあった。これも今では初春の風物詩となった。2つの神社の前を通過した際、初詣の人たちが外まで溢れて長蛇の列を作って並んでいた。例年の見慣れた光景だが、明るく晴れがましい感じが外まで流れて来る。

 帰宅すると新年早々の今年今年国家創建70年を迎える北朝鮮の金正恩労働党委員長が、背広姿で30分の演説を行ったとのニュースが伝えられた。非常識にも目の前の核のボタンを押せば、直ちに攻撃出来ると語ったようだが、相変わらず挑戦的な姿勢は変わらない。庶民としては、今年も何事もないことを祈るばかりである。

2018年1月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3884.2017年12月31日(日) 2017年を振り返って

 寒い寒いと思っていたが、何と午前中少し小雪が舞っていた。大みそかの雪というと思わず樋口一葉の「大つごもり」を想い出してしまう。

 2017年も今日で幕を降ろす。日本ではあまり大きく報じられなかったが、ロシア革命が成功して帝政ロシアがソヴィエト連邦に衣替えして世界をあっと言わせてちょうど100年になる。この年イギリスがユダヤ人の国家建設をパレスチナの地に約束するバルフォア宣言を公表した。奇しくも今年トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めると公表して、アラブ諸国を始めイギリスや世界の国々の間から厳しい非難の声が上がっている。さらに今年はマルチン・ルターによる宗教改革以来500年になる。その意味では世界史的には大きな節目となる1年だったと言えよう。

 国内では北九州豪雨があったが、大なり小なり各地で地震も頻発した。その数は年々増加傾向にある。いずれ近い将来に南海トラフ巨大地震が起きる可能性が高いと言われている。あまりゾッとする話ではない。

 個人的には、5月に大学ゼミの恩師飯田鼎先生の7回忌に当り、ゼミ仲間と揃ってお参りを済ませることが出来てホッとしている。日本ペンクラブ6月総会では理事に選出され、財務委員に就いた。一般企業などの組織とは異なり運営面で、言論の自由を主張するペンクラブとしては自由な発言を抑圧するムードが感じられ、その点でやや違和感がある。個人的で正当だと思える提案が必ずしも受け入れられなかったことも考え、これについては今後時間をかけて丁寧に説明しつつ、普通の一般的組織体と同じように取り扱うよう立ち回りたいと考えている。

 現在取り掛かっている2つの作品も、ひとつは海外武者修行に初めて出かけてから半世紀を超え、また年齢的にも来年は傘寿(80歳)を迎えるので、これまでの体験から感じ取ったことや、政治家、官僚、メディアに対する言い分をまとめた作品を書き始めている。もうひとつの作品は、その後のことになるが、岡本太郎、藤山一郎、野口富士男、義父の慶應幼稚舎仲良し4人組の各界異なる分野における出世物語を、何人かの知人のアドバイスもありノンフィクション風にまとめてみたいと思い書き始めたところだ。

 海外へは、今年もバルト3国とポーランドへ出かけ、長年の念願だったアウシュヴィッツ収容所を見学することが出来た。来年の計画はまだ決まっていないが、出来れば旧ソ連のキルギスなどを訪れてみたいと思っている。

 健康面では、毎年欠かさず慶應病院で人間ドック検査を受けているので、仮に大病にかかりそうな場合はそこでチェック出来る。日常的には、内科と整形外科、時には泌尿器科に通院して、血圧チェックをしながら健康維持を心がけている。ただ、今月に入って血圧が今までにないくらい上がっている。高い方の数値が140を超えている日が7日もあった。11月には1日もなかったのに気になってはいるが、内科の森先生の話では、気温が大分低いのでそのせいでしょうと慰めていただいてはいる。

 来年も妻ともども健康で楽しい生活が営めるよう祈るばかりである。現在NHKの年末恒例の「紅白歌合戦」を観ているが、ひところに比べて出演者の顔ぶれが若者趣向になっているようだ。これも時代の流れだろうか。来年もとにかく健康に留意して穏やかな1年を過ごしたいと思っている。あ~まもなく除夜の鐘だなあ。

2017年12月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3883.2017年12月30日(土) 戦争に刻一刻近づいている。

 午後ITコンサルタントの小糸武彦氏に自宅に来てもらい、容量一杯になったデスクトップ・パソコンの対応処理をしてもらった。PCに接続した器具に収めたカードのような物をもっとキャパシティの多いものに代えるために、1時間半も時間をかけて旧式の物から新式のものに取り替えてもらった。これによって大いに効果が上がり起ち上げに時間を要しなくなったうえに、容量も増えた。専門家には安心して任せることができるが、とても素人にできる芸当ではない。これで当分の間空容量を心配することはなくなった。

 さて、今年も残すところあと2日である。テレビでは今年起きたニュースを振り返る番組が多い。そんなニュースの中で北朝鮮がらみで戦争へ進みつつある状況が一番心配である。殊更9月にホロコーストのアウシュヴィッツ収容所を見学して生々しい過去の爪痕を知っただけに、戦争についてより敏感になった。「知研フォーラム」誌に寄稿した拙稿「アウシュヴィッツを考える」にも書いたが、一旦相手が憎い敵だと思えば徹底的に相手を殲滅しようとするのが、戦争である。第2次世界大戦中に自分たちドイツ民族は優性民族と自惚れたナチス・ドイツが、敵性民族と見做したユダヤ人を徹底的に弾圧し、殺戮した挙句があの「ホロコースト」としてアウシュヴィッツ収容所の悲劇を発生させた。

 昨今の安倍首相の言動を見ていると確実に戦争へ向かって進んでいると考えざるを得ない。今では安倍首相は憲法改正、特に第九条の条文に国民に対してめくらましをかけるかのように自衛隊の存在を書き込むことにより、自衛隊を違憲ではない戦力、軍隊として認めさせようとの意図がはっきりしてきた。またアメリカの言いなりに陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の購入や、空母の戦闘能力増強などを計画している。

 今朝の朝日「天声人語」に宮沢喜一・元首相が折りに触れ役人たちに、「君たち、何があっても、戦争だけはしてはいけない」と語っていたと紹介されていたが、安倍首相にはそんな気持ちはさらさらないようだ。国民が知らないうちに、刻一刻戦争に近づいていると感じざるを得ない空気である。今でははっきり戦争に反対しているのは、日本共産党と昔の面影が失せた社民党ぐらいという情けない状態である。地球上に愚かな権力者、トランプ大統領と金正恩が居る限り、いつボタンの掛け違いが起こらないとも限らない。これからどうやって戦争を防止するか、世界中がよくよく考えなければいけない。

2017年12月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3882.2017年12月29日(金) 相撲界は大丈夫だろうか?

 先日来爆弾低気圧と言われる寒波が到来すると言われていたが、北海道や北日本では豪雪で、生活面の不便や交通障害を引き起こしている。関東地方でも気温が10℃以下の日が続き、朝から寒い日が続いている。

 昨夕降雪の影響もあり所によっては配達が遅れていると昨夕玉川郵便局員が語っていたが、むしろ反対にスピーディに配達されていると感じた。というのは、昨夕投函したその書状を受け取ったと早くも6人の友人から電話をもらったからである。

 それにしても寒い。幸い今日は今年初めてわが家の庭にシジュウガラが3羽やってきた。最近周辺では洒落た家屋がどんどん建設されているが、そのほとんどは空き地や庭がなく近くには緑が少なくなり、野鳥や昆虫がやってくるチャンスが減って残念に思っていたところである。やはり近くに四季を感じさせてくれる自然や生物が目に入ってくるのは至福の時である。梅の季節にウグイスがやって来るのは待ち遠しい。

 さて、このところ連日のようにマスコミの話題になっている横綱日馬富士暴行事件について、昨日開かれた日本相撲協会理事会では、貴乃花親方に対して理事解任の決議をした。来年1月4日の臨時評議員会で正式に決まる。理事の解任は相撲史上初めてのことである。

 各方面からいろいろな声が聞こえるが、事件発生以来の貴乃花親方の対応について、協会が貴乃花親方は理事としての職務を果たさなかったとして処分を決定したのはある面で当然であろう。しかし、その背景には明かされない闇のようなものがあり、どうも膿が溜まっているようだ。事件自体より、相撲協会が横綱や力士に品格や礼儀を要求する割りには、普段からそれなりの指導を行っていないことが説得力を伴っていないからだ。モンゴル出身力士が時折集まっては懇親会を行っていることが、八百長の遠因になっていると見られているのに警告を発していない。普段ジャンパー着用の力士に声もかけずにいて、この期に及んで外出する時には浴衣を着用すべきであると言っても、何をいまさらと受け取られてしまう。

 問題が複雑化し、長期化したのは相撲協会自体の自浄能力にある。マネジメントが充分出来ていないからだ。内部に何人かの関取出身者が座を占めるにしても、普通の企業のように組織の実態を把握して状況判断の出来るマネージャーと事務員によって業務を行わせるようなきちんとした組織に改造しなくでは、いくら財団だろうが普通の社会感覚からずれてしまう。

 数日前に送られて来た月刊誌「選択」1月号に「企業研究・日本相撲協会」という特集記事が掲載され、「非課税ぼろ儲けの『ごっつぁん集団』」と皮肉っぽく書かれ、興行で金儲けをしながら公益財団である不可思議さをアピールしている。1年間の売上高が120億円で、税金が僅か15万円だというから、一般の国民感情からすればやはり理解し難い。「協会だけが潤うシステム」とか、「チケットや興行権料を値下げせよ」とか厳しく指摘されている。今のままでは相撲協会はダメになってしまうと思う。

2017年12月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3881.2017年12月28日(木) PCからHP画面が突然消える。

 今日は忙しかった。まず、朝早々に銀行の貸金庫からマイナンバーカードのオリジナルを引き出し、昨日投信の買い替えのために拙宅へ寄ってくれたセールスマンの証券会社へ回った。帰ってから「アウシュヴィッツを考える」と題した拙稿が掲載された「知研フォーラム」今月号を、親しい友人らに宛て120通を宛名書きから封筒詰めをして、何とか玉川郵便局へ持ち込んだのが夕6時を過ぎていた。小冊子を入れた120通はかなりの重量で、それらを詰め込んだ大きなカートを2つ車に積み込んで出かけた。慌てていると碌なことはないと知ったのは、郵便局から帰宅してやれやれと思ったところ、何とも情けないことに2つの空のカートを郵便局へ忘れてきたことに気がついた時である。直ぐ郵便局へUターンしたら、カートは局内の先ほど置いた場所にそのまま置かれていた。局員に事情を話して今度こそしっかり車に積んで再び自宅へ戻った。忙しない年の瀬にお粗末な舞台を演じてしまった。そろそろ痴呆の影が忍び寄って来ているのだろうか。

 昨日年賀状も525通書き上げて投函したので、年末の作業は大掃除を残して一応ケリをつけたと思う。70代最後の年末も残り3日となった。3日間は悔いのないよう張り切って行くぞ!痴呆症なんかに負けないぞ!

 さて、今日は奇妙で後味の悪いことを初めて味わうことになった。ホームページを開設して11年目になるが、午後になって突然PC画面上にHP画面が写らなくなってしまった。2台のPCともにHP画面が機能不全の状態となってしまった。自分で解決出来ないのが何とも苛立たしいが、どうしても解決出来ず、いつも世話になっているコンサルタントの小糸さんへメールで状況を説明した。郵便局から帰って落ち着いたところへ小糸さんからメールで回答が届いていた。何と妨害電波でHP回線が壊されていたという連絡で、すでにPCは復元されていた。悪質な妨害工作によって一時的にHPは消されていたことになる。恐らく昨日の本ブログに韓国政府が日韓合意を履行しないことに対して韓国側の一方的な検証結果に抗議を込めて気持ちを率直に書いたつもりである。その序に韓国と北朝鮮の同じ朝鮮民族故に性格が似ているのではないかと記したことに、北・南のどちらかの市井人が嫌がらせをしているのではないかと書いたことが遠因かも知れないと考えてもいる。今後は公の場で個人的にきつく相手を非難すべきケースは、もう少し上手に立ち回ろうと考えている。それにしてもこの妨害行為は陰険で、不愉快である。

2017年12月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3880.2107年12月27日(水) 常識から外れた韓国の外交

 日韓関係がこのところ順調に行っていない。言うまでもなく従軍慰安婦問題の影響が大きい。韓国国内に慰安婦像が建立されて、その数は年々増え続けている。今では韓国以外でも像の設置を許している都市が増えて来た。最近ではサンフランシスコ市内とマニラ市内の慰安婦像設置が問題を提起している。前者は土地の寄贈者が像を付与した形になっていたが、最終的に市長の判断に委ねることに決まった。その結果SF市長は設置を認めたが、姉妹都市の大阪市長はこれに不満を述べて姉妹都市提携を解約すると公表した。ところが、つい最近SF市長が心臓発作で急死して姉妹都市提携解除はしばらく延期されることになった。一方後者のマニラ市内に設置したのは、中韓系の市民が市の許可を得なかったことから近日撤去されるという。

 いずれにせよこの慰安婦像は各地で物議を醸している。韓国政府は反日運動の一環となる慰安婦像を認めている。国際法は外国大公使館敷地前に相手国を誹謗する行為を禁止している。しかし、韓国はソウル市内の日本大使館前と釜山総領事館前に設置された慰安婦像を排除するどころか国民の気持ちの表れとして黙認する有様である。

 日本政府がかねてより一昨年の今日日韓両政府が合意した約束を実行するよう要求しているにも拘わらず、韓国政府は朴槿恵前大統領時代に、国民が納得しないにも拘わらず日本政府の言い分通り結んだ協約であると身勝手な理屈を言い張り、日韓合意は実行されていない。それどころか日韓合意破棄を要求している。

 今日韓国政府は日韓合意の検証結果を発表した。その結果合意は間違いで、被害者である慰安婦の声を聞き届けていないということだった。両政府間に裏の合意があったとか、外交より人権の方が優先されるべきだと、合意に至った経緯や精神はまったく考慮されていない。これでは、検証結果も意味がない。このまま推移するなら、当面日韓関係の改善は難しい。

 それにしても国家同士が同じ土俵に上がって交渉の末、不可逆的な協定締結をしながら、国のトップが交代するや自分たちの希望が採り入れられていないから無効であるというのでは、子どもの理屈であり民主主義国家としてはとても考えられない。

 北朝鮮が日本人を拉致して返さず、一方的にことはすべて終わったとか、交渉を再開するといいながら無断で取り止めたり、一般社会では当然の約束が守られない。約束を反故にするこの理不尽さは、北も南も朝鮮民族に共通なのではないか。北朝鮮と韓国との外交交渉が難儀なわけである。

 隣国との外交に絶望的な気持ちになる。

2017年12月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3879.2017年12月26日(火) 藤山一郎さんについて話を伺う。

 今日は楽しみにしていた歌手藤山一郎さんの甥御さんにお会いすることが出来た。大学ゼミの後輩佐藤博信さんから紹介されて藤山一郎(本名増永丈夫)さんのプライバシーやら慶應幼稚舎時代について甥御の増永基文さんにお話を伺うことになった。増永さんも後輩に当たる。

 2007年に書いたエッセイ「岡本太郎さん、藤山一郎さん、野口富士男さん、そして岳父」をNPO誌に寄稿したところ、その後何人かの方からこのような著名人同士の子どもの頃の親しい友人関係の話はあまり知られておらず、プライバシーは興味深いし、このまま4人の友人関係が忘れ去られていくのは惜しいので、その友人関係を知り得る立場にいる私に対して、ノン・フィクションとしてまとめてみてはどうかとアドバイスをいただいた。確かに画家岡本太郎、歌手藤山一郎、作家野口富士男、経済人川手一郎(元日本軽金属会長)は、それぞれの分野でそれなりの成功を収めたと言えると思う。そこで責任のある難しいトライアルであるが、一念発起してそんな企画にトライしてみようかという気持ちになりかかったところである。その手始めに今日藤山さんのお話を伺うことになった。

 幸い義兄(川手の長男)が大正13年3月卒の慶応幼稚舎卒業アルバムを保管していたので、先日借りてそのうちの何枚かをコピーし、増永さんに差し上げた。このアルバムにしても一私立校が関東大震災の翌年によくぞこれほど立派なアルバムを作成したものだと感心しきりである。この年の卒業生は103名でK、E、I、O組の4クラスだった。卒業式には慶應義塾塾長の告辞もあったというから大学並みである。比較的恵まれた家庭の子どもが多かったせいだろうか、修学旅行として5年生の夏に日光へ10日間の林間学校、6年生の夏に松島、青森、函館、小樽、札幌を巡る海上旅行を、そして卒業直前の3月に卒業記念旅行と称して銚子犬吠埼へ団体旅行をしている。羨ましい限りである。授業風景の写真も何枚かあるが、その一枚は英語の授業光景である。黒板に‘Mother says I am her good little boy.’とか、‘Now Santa Claus, please give me a racket.’と板書されている。大正期に小学6年生ですでに英語を学んでいたことも衝撃だったが、そのレベルの高さもかなりのものだ。ちょっと普通の小学校とはどこか違うというのが、ざっくばらんな印象だ。だが、こういう環境の中で多くの生徒たちが社会へ出てから持てる才能と個性を伸ばして行ったのだ。

 今考えているノンフィクションは、幼稚舎6年間と普通部5年間をともに「竹馬の友」として付き合い、その後も親友として交流を深め、生涯の友として固い絆を結び人生を有意義に過ごしたことから、世に知られた仕事面だけでなくプライバシーを取り入れた、あまり世間には見られない4人の交友関係を紹介したいと思っている。

 今日初めて増永さんにお会いして率直に話し合うことが出来、これからもお付き合いを続けていくことが出来ると確信したので、大変有難く思っている。

 ただ、来年上梓しようと取り掛かっている書があるので、これを仕上げてから、或いは並行的に書こうとも考えている。しかし、いずれにせよ上梓は再来年以降になると考えている。その点は増永さんや佐藤さんにも申し訳ないと思いつつ、深刻にならず予定通り作業は進めて行きたい。

 作品については、読者に意外なストーリーだと面白く思ってもらい、興味を抱いてもらえるようじっくり構想を練りたい。まだまだ痴呆症なんかに関わっている時間はない。

2017年12月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3878.2017年12月25日(月) イスラエルのクリスマス

 トランプ大統領の馬鹿げた発言以来注目を集めているイスラエルのエルサレムでは、聖カテリナ教会でクリスマス・イヴ恒例のクリスマスミサが行われた。隣のパレスチナ自治区ベツレヘムの聖誕教会前にはクリスマスツリーが設置されたが、例年に比べて訪問者の数は極端に少ないという。5年前の夏にこの聖誕教会の内部へ入り、キリストが誕生された場所というものをじっくり見させてもらったが、まったく神々しいとか、畏れ多いというようなイメージはなかった。2000年前には馬小屋だったそのスポットは今では聖地となっている。今やそこに馬小屋の雰囲気はまったく感じられず、キリスト教徒にとってはキリストを崇める聖地となり多くの信徒がお参りするのを黙って並んでいたことを想い出す。

 今年のクリスマス・イヴは、トランプ発言のせいでデモが予想され訪問者が少ないという。トランプ旋風に荒らされたエルサレム周辺ではまたひとつの騒ぎとなっている。トランプ発言に触発されたグアテマラのモラレス大統領が大使館をエルサレムに移すと言い、アメリカに追随することを表明した。これ以上付和雷同組が表れないよう望むばかりである。

 さて、今日唐突に禁固25年の判決により収監されていたペルーのフジモリ元大統領が健康面から人道的な取り扱いで恩赦を与えられるとの報道があった。フジモリ氏は私と同じ1938年生まれである。派手で華やかだった大統領時代に比べていかにも寂寥感が漂っている。1990年日系二世のフジモリ氏が大統領の座に就くや、ペルーはおろか日本でも出身地熊本県を中心にフジモリ人気が高まった。1996年首都リマの日本大使館を突然テロリストが襲撃し、大使館は占拠され大使館員らは拉致され、長い間膠着状態が続いた。事件から4カ月後政府軍治安部隊が強行突入し人質は解放された。テロリストはすべて殺害され、政府軍にも2名の犠牲者を出したが、思い切った作戦は一部に批判もあったが、その勇気ある行動を国内外から広く賞賛された。フジモリ大統領株は上がったが、その後汚職疑惑や、治安部隊を使って市民を殺害したとしてその独裁的手法を批判され失脚し、昔日の栄光は失われた。20年ほど前にメキシコで出会ったペルーからの観光客はフジモリ氏をべた褒めだった。何が故に急転直下で天国から地獄へ落ちたのか正確なことは分からないが、支配者たる者いつまでもその地位に留まっているわけにはいくまい。しかし、日系人であるが故になぜか同情心が湧いてくるのは止めようがない。

 金正恩も、習近平もいつ独裁者の椅子から引き摺り降ろされるかは誰しも分からない。

2017年12月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com