ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6790.2025年12月15日(月) 市政混乱の末に新伊東市長選出

 一昨日行われた伊東市長選の結果、学歴詐称などで就任半年足らずの間に2度までも、市長不信任案可決により失職した田久保真紀・前市長が性懲りもなくまたも立候補したが、予想通り落選した。この市長選には、過去最多の9人が立候補して競われたが、結局当選したのは無所属で、国民民主党推薦の杉本憲也・元市議会議員だった。公職選法では、市長当選には最低でも全有効投票の4分の1以上を獲得することが必要で、立候補者が多いだけに票が分散してその可能性が懸念されていたが、幸い杉本新市長は、40%の得票率で堂々当選した。杉本氏は43歳で最年少だった。今年5月に田久保前市長が新市長になってから、前市長の疑惑発覚から伊東市は混乱し、市政は滞り伊東市民も些かうんざりしていたであろう。この市長選と前市長の市議会解散による市議選と合わせて、計1億円が無駄に消費されたという。観光都市である伊東市にとっては、市のイメージは明るく清潔であることが求められる。今後杉本新市長がこれまで田久保前市長が与えた悪いイメージをどう払拭することができるか、鼎の軽重を問われることにもなる。

 市長選はマイナス・イメージばかりではない。市民の関心が高かったため投票率は、大分上がって60.54%となり、前回5月の投票率を10.89%も上回った。前回田久保氏に敗れた元市長の小野達也氏は、自民党の推薦を得ながらも、前回は新人田久保氏に敗れ、今回は杉本氏に及ばなかった。田久保氏は前回は現職市長だった小野氏を破ることに成功したが、今回は大きく引き離された3位だった。やはり学歴詐称のマイナス・イメージは致命的だった。それにしても田久保氏は、絶対当選は疑わしいと見られていたにも拘らず、費用もかかる出直し選に、よくぞ立候補したものだと思う。

 さて、こんなことが今更というか、漸く判明したという原爆被災者にお気の毒という言葉しか言うべき言葉がない。被爆して亡くなってから80年も経過して漸く身元が判明する不幸に遭った人が、今更いると知ってあまりにもかわいそうである。その女性は13歳で原爆に遭遇し、亡くなったが、今日まで身元が分からなかった。当時13歳で広島女子高等師範学校附属高等女学校生だった。広島市内で祖母と一緒に暮らしていた。両親、きょうだいは1945年春満州へ渡ったが、少女だけは広島で勉強を続けたいということで親、きょうだいと別れ、祖母と暮らしていた。被曝死したが、身元不明のまま安置されていた遺骨がDNA鑑定の結果、80年ぶりにやっと遺族のもとに帰ることになったという。80年も経ってこのような稀なケースが現れるというのは、まだまだ同じように 信じられない悲劇がこれからも明かされることがあるということでもある。

2025年12月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6789.2025年12月14日(日) 浅草でクラシック・コンサートを鑑賞

 恒例の上野浅草フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会がいつも通り、今日第79回が浅草公会堂で行われた。1年に2度開かれるので、平常心で公演を期待して待っている。そもそもこれは大学ゼミ仲間のひとりが、チェリストとして演奏活動に当たっていることから、都合のつくゼミ仲間が毎回楽しみに鑑賞に来るようになった。今日は10人ほどが来られた。

 このコンサートでは、オーケストラは普段我々があまり馴染みのない曲目を演奏することが多いが、今日はそうではなかった。オッフェンバッハの♪天国と地獄・序曲♪、ドビュッシーの♪小組曲♪、ビゼーの♪カルメン♪と、アンコールに同じビゼーの♪アルルの女♪を演奏した。比較的聴き慣れた曲目だったので、つい演奏が進むに連れて首で音頭を取っているほど気持ちが好い。チェリストの仲間がわざわざ作ってくれた演奏曲目の紹介文が中々よくできていて、分かり易く、今まで知らないことまで知ることになった。終わってから皆気分良く、近くのホテルの最上階カフェに場所を代えて諸々近況について話し合った。久しぶりに楽しい会話のひとときを持つことができた。次回は来年7月である。皆再会を期して家路に就いた。

 さて、今日NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」が最終回を迎えた。江戸期に吉原で書店を経営し、その名を高めた蔦屋重三郎が主人公である。今年1月から1年間毎週欠かさず観ていたが、こう言っては失礼だと思うが、今までこれほどつまらない大河ドラマはあまりなかったと思う。出演者もそれなりの俳優が出ているし、ストーリー上にも江戸時代の松平定信公、厳しくも著名な老中田沼意次や、文化人として平賀源内、本居宣長、山東京伝、十返舎一九、喜多川歌麿、東洲斎写楽ら多士済々の有名人が登場する。その割にストーリーは新聞連載小説と同様につまらない。その理由は、筋書きが分かりにくいことだと思う。毎回どうしてこうなるのだろうと疑問を抱くような内容である。戯作者は当然大作を仕上げるのだから、それなりの覚悟で取り組んでいることだろう。だが、結果的には、前週のテレビ視聴率ベスト20が公表されるが、知る限りこの大河ドラマが1度として顔を出したことがない。これでは主役の横浜流星も張り合いがないだろう。

 不思議に思えるのは、NHKが低視聴率について視聴率向上のための改善策を練っているようには見えないことである。NHKの大河ドラマとなれば、NHKとしてもある程度の視聴率を上げることを使命としているのではないかと思う。脚本がダメだったのか。大河ドラマ・ファンとしても残念である。来年の大河ドラマは秀吉と秀長の豊臣兄弟が主役のようであるが、今年の様に期待外れにならないことを願っている。

2025年12月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6788.2025年12月13日(土) 東京都と他自治体との財政格差の是正

 1年間に最も注目された漢字が「今年の漢字」として京都の清水寺で披露されるが、今年は北海道や東北地方でやたらに出没し、人に被害を与えた「熊」の漢字が「今年の漢字」に決まった。平年はこれほど姿を現さなかった熊が近年増えたようで、12月の越冬シーズンに入ってからも街中にしばしば姿を見せ、人を傷つけていた。ハンターも年々減少傾向にあり、駆除するにせよ、駆除するハンターの数が減っては手の打ちようがなく、熊が現れる北海道や東北各県では、急遽ハンターを増やす計画を進めるようだ。熊の危害を恐れ、観光客も冬の北海道、東北地方では減少気味で、観光業は頭を抱えているようだ。

 「熊」に次いで、「今年の漢字」の候補に挙がっていた漢字は、2位「米」、3位「高」である。米は米価が高騰し、農林水産省も対策に乗り出し、連日のように卸売り価格が紹介されていたが、関係する農協や農家、更には卸売り業者や輸入業者らの思惑もあり日々価格が上下していた。「お米券」なる商品券も地方によっては配布され、米に対する関心は確かに盛りあがっていた。3位の「高」は、物価高に因んだ漢字であるが、首相の名前「高市」の1文字を取り上げたという点もあるようだ。

 さて、先日来一部から聞こえてきた税収格差の問題に関して、政府・与党が格差是正につき是正策を検討し始めた。これは以前から指摘されていた東京都と他の46道府県の「税収格差」の不満の声を少しでも失くそうというものである。税収豊かな東京都は、その税収の一部を他の自治体へ再分配され、税収を奪われる議論になりかねないと警戒し、猛烈に反対の声を上げている。

 昨日小池百合子・東京都知事は、「東京都を狙い撃ちにして、税収を一方的に収奪する」、「地方税制の改悪」ようなものと激しく抵抗の姿勢を見せている。東京都だけが、豊かな財政基盤にあるのは、法人住民税と法人事業税の2つの法人税、及び固定資産税が、国ではなく、企業が登記した自治体に納められることから、法人登録の多い首都東京には、自然法人税収入が多くなるという道理である。政府・与党が考えているのは、都に入る税の一部を地方にまわす仕組みである。総務省と東京都が独自に算出した数値によると、総務省の資料では独自施設に当たられる金額は、都が1人28.1万円で、地方は平均7.8万円で、都は他の地方に比べて3.6倍も多いという。その一方で東京都は、都は23.8万円で、地方は22.9万円とほぼ同水準に留まるとしている。そこには双方の算出根拠に相違があるからで、独自施策に使える経費に差異があるからだ。複雑に違いを包括している双方の比較には、お互いに納得し得ない点があると思う。

 ただ、すでに本ブログでも取り上げたが、首都圏神奈川県川崎市と川1つを隔てただけの東京都では、自治体から各家庭への補助金、助成金が1年間分だけでも大きな差額があり、東京都への転居を検討する人も増えていると聞く。

 東京都は、運悪く他の地方自治体すべてを敵にまわすような環境をどうやって説得させることが出来るのか。法に依って得る収入は、極力平均化すべきであり、全額ではないにしても一部は、他道府県に配分されるのはやむを得ないと思う。単に、不満を撥ねつけるだけでは済まないと思う。

2025年12月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6787.2025年12月12日(金) 心臓の血流に何事もなければ好いが・・・。

 10月に心臓の不整脈は落ち着いていると慶應病院で診断されたが、それでも血流の乱れがあるようで、アイソトープ検査を受けることになった。今8時半に自宅を出て、帰宅したのは午後4時過ぎだった。はっきり言えば、ベッドに横になってCTスキャンのような検査を午前と午後の2回にわたって受けたようなものである。正式にはアデノシン負荷心筋血流シンチグラフィーというそうであるが、心筋の血流量を測定する検査である。心筋血流に増加、減少が生じる疾患、つまり狭心症、心筋梗塞、心筋症などを対象にしている。心臓の不整脈を初めて指摘された時、少々気にはなっていた。

 午前中は心臓に負荷をかけ、午後は負荷をかけず正常な状態でスキャンを撮ったような感じである。結果は来年1月の診察の際教えてもらえるので、その時いかなるお沙汰があるか、分からないが、場所が場所だけにあまり呑気に構えてもいられない。まぁ運を天に任せるより仕方があるまい。

 さて、アメリカの経済誌「フォーブス」が、10日2025年版の「世界で最も影響力のある女性100人」のランキングを発表した。何と高市首相が世界で3位である。すでに10月イギリスのBBCやオーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙は、高市氏が自民党新総裁に選出された時点で、「日本版『鉄の女』が初の女性首相となる見通し」と報じたほど、海外では高市首相の動静は広く注目されていた。

 前記「フォーブス」は、高市首相について強硬な保守派と紹介し、すでに大胆な発言を次々と行い、物議を醸したものもあると指摘している。同誌は、高市首相に関して「国内総生産(GDP)4兆2千億㌦規模の国家、日本を率いる初の女性首相で、半導体供給網や防衛力の再編、人口構成の変動など多くの課題に対応する重要な舵取りを任された」と紹介し、「その決断は東アジアのパワーバランスと世界の製造業の安定につながる」と分析している。

 それでは1位は誰かというと、4年連続でEUのフォンデアライエン欧州委員長であり、2位はヨーロッパ中央銀行のラガルド総裁だった。4位はイタリアのメローニ首相、5位にはメキシコのシェインバウム大統領がランクされたが、その中へ食い込んだ高市首相の評価は、外国人の間でも認められと言えるのかも知れない。それにしても就任2か月足らずで上位に食い込んだ高市首相の存在感と行動への期待は並々ならぬものである。ただ、あまりにも保守というより右翼的な言動が目立ちすぎるので、それが中国との対立を引き起こしたひとつの原因でもある。

 記者会見で高市首相の3位について質問が向けられた木原官房長官は、殊更3位に拘ることなく、「承知をしている。高市内閣としては総理のリーダーシップの下で、今の暮らしや未来への不安を希望に変え強い經濟をつくるとともに、日米同盟を基軸としつつ自由で開かれたインド大平洋を外交の柱として力強く推進させたいと思っている」と、敢えて素っ気ない素振りをしつつも高市首相をヨイショしている。

2025年12月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6786.2025年12月11日(木) ノーベル平和賞とFIFA平和賞

 昨日今年のノーベル賞が受賞者10人のうち9人に授与された。日本からも化学賞に北川進・京都大学副学長、生理学・医学賞に坂口志文・大阪大学特任教授に授与され、それぞれスウェーデンの首都・ストックホルムで栄誉を受け、スピーチを行った。その後晩餐会が行われ出席した。

 1949年小学5年生の時に、湯川秀樹博士が日本人として初めてノーベル理学賞を授賞し、戦後打ちひしがれていた日本国民を大いに力づけたと言われた。爾来日本出身で日本国籍の人、及び団体は28人、その他に日本・日本関連地出身で外国籍6人を合わせると、これまでに日本人関係の受章者は、34人になる。

 各賞の中で、平和賞だけは、恒例によりスウェーデンではなく、ノルウェイの首都オスロ市庁舎で行われた授賞式には、今年の受賞者であるベネズエラのマリア・マチャド氏が出席する希望を持ちながら叶わず、代理として娘さんが出席する異例な式典となってしまった。マチャド氏は、20年以上に亘り民主化のために尽力したことが評価されたものである。その後1日遅れでオスロに到着したが、残念ながら授賞式には出席できなかった。

 マチャド氏が出席できなかったのは、2014年以来ベネズエラを統一している反米左派のベネズエラ統一社会党を率いるマドゥラ大統領に反対し、国会議員職を剥奪され強権政治による拘束から逃れるために国内に身を隠していて出国出来なかったからである。マチャド氏の例を見るまでもなく、今や世界には理不尽なことが多すぎる。

 ついては、去る7日の本ブログにも取り上げたことだが、このほど国際サッカー連盟(FIFA)が、新たに創設した「FIFA平和賞」をインファンティーノFIFA会長が、アメリカのトランプ大統領に授与したことに対して、ロンドンの人権団体フエア・スクエアが、FIFA会長が政治的中立に関する内規に違反した疑いがあるとして、FIFA倫理委員会に調査を要請したと明かした。

 FIFAも露骨に政治へ介入するようになった。しかも、お土産付きである。ノーベル平和賞が、喉から手が出るほど欲しかったトランプ大統領としては、実績作りの第1段階を超えたくらいに思っているのだろう。そして次の第2段階として、本物のノーベル平和賞を狙っているようだ。FIFAがトランプ氏に平和賞を贈った理由として、パレスチナ自治区ガザにおける和平合意に仲介した功績を称えているが、同じように仲介に乗り出しながら、その和平案は、コロコロ変わって一向に合意の気配は見えない。ベネズエラ沖合に米海軍艇を派遣し、今日は石油タンカーを拿捕した。いつもながら脅しをかけている構図などは、平和とはまったく縁遠いものである。これがトランプ流儀である。

2025年12月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com