ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6751.2025年11月6日(木) ニューヨーク市長に反トランプ氏選出

 昨日行われたニューヨーク市長選で、トランプ大統領が所属する共和党の政敵、民主党のゾーラン・マムダニ氏が当選した。今日大統領は、悔しさまぎれにビジネスフォーラムで民主党はアメリカの最大都市に共産主義者を据えたと述べ、マムダニ氏を徹底的に批判した。更に発言をエスカレートさせ、「今や社会主義者を飛ばして共産主義者だ」とナンセンスな嫌がらせを言って非難している。はっきり言って、トランプ大統領には、社会主義者と共産主義者の違いがあまり分かっていないと思う。大統領、自分と異なる社会政策を富裕層から庶民に向ける政策を主唱する人物を社会主義者と呼び、それが自分とは手の届かないほど極端に外れ、庶民のために行動する人物を共産主義者と呼んでいるだけである。

 今回の市長選では、共和党推薦のカーティス・スリワ氏と、もうひとり事前の選挙でマムダニ氏に敗れて、市長選では無所属で出馬した民主党員、前NY州知事だったアンドリュー・クオモ氏を相手にマムダニ氏は勝利を収めた。選挙直前になって大統領は、事もあろうに政敵・民主党員のクオモ氏を推したが、マムダニ氏に兜を脱ぐことになった。よほど悔しかったのか、トランプ大統領がホワイトハウスにいる限り、アメリカは共産主義化することはないと、自らの信念を貫く決意を語った。

 ただ、マムダニ氏が解決したいと公約に掲げたNYの物価は全米でも異常な高騰をして、例えば、約100万戸50㎡の賃貸住宅の家賃が他の都市では1カ月分約25万円程度だが、NYでは図抜けて高く約62万円といわれている。マムダニ氏は家賃上昇を抑えると公約したことが、庶民層の支持を高めた根拠でもある。

 しかし、若くしてはっきりした物言いは、必ずしも誰からも支持されるというほど甘くはない。実際民主党内でもマムダニ氏と距離を置く党員も目立つようだ。それでも反トランプの影響か、4日ニュージャージー州とバージニア州の2州において、知事選が行われ、いずれも民主党女性候補者が当選した。これら一連の地方選挙の結果を追ってみると、アメリカ国内においていよいよ流れが変わり分断が表れ、それが徐々に大きくなっていくような気がしてならない。来年実施される中間選挙の結果で反トランプ現象がどれほど現れるか気になり、同時に楽しみでもある。

 ところで、日本の高市政権の施政方針はどうだろうか。所信表明では、特に気になったのは、給与を上げるためと人出不足解決の手段として、自らに鞭を打つように「働いて働いて働いて・・・」と絶叫して労働時間の規制緩和を打ち出したことと、現役世代の社会保険料の負担軽減を述べたが、前者については経団連などは歓迎しているようだが、労働団体や過労死自殺をした遺族らからは労働強化につながるとして反発が出ている。またその撥ね返りで70歳以上の基準以上の高齢所得者の医療費の内原則2割負担を3割負担にしたことである。高齢者の医療費はかなり嵩むものである。現役世代の負担軽減は当然検討する必要があるが、そのために同じ福利厚生の予算の中から高齢者のための手当をやりくりするというのは、強引過ぎるのではないだろうか。まるで防衛費の増額を国会の決議もなく、アメリカへの忖度のために国民の考えや、負担を考えずに簡単に決めてしまうのと同じで、あまりにも安易で結論を急ぎ過ぎているように思える。

2025年11月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6750.2025年11月5日(水) 日本維新の会・藤田代表の不見識

 大阪を地盤とする日本維新の会が、このほど自民党と連携することになって新しい与党の在り方が注目されているが、党創立後まだ日も浅く、充分な基盤が整備されているようには思えない。その維新の会で、仮にも代表のひとりたる藤田文武代表が、公設秘書を通して政党助成金、調査研究広報滞在費など約2千万円を、その公設秘書が代表を務める会社にビラ印刷費などとして発注し、その見返りに会社から秘書が給与として毎年720万円を受け取っていたと共産党の機関紙「しんぶん赤旗日曜版」にすっぱ抜かれた。この公設秘書は当然ながら国から秘書給与として年に6~800万円を受領していた。公設秘書の兼職は原則禁止されている。ある自民党員の公設秘書ですら彼らがやっていることは公金を使っての秘書への「利益供与」だと断じているほどである。この行為について当の藤田代表は、今後は慎むと心からの反省を述べるのではなく、この違法的事実が報道されたことから、共産党への恨みつらみを述べている有様である。そのうえ理不尽にも今後共産党や、赤旗の質問状には一切返答しないと公の党の代表として不見識なわがままを述べたり、取材した赤旗記者の名刺の画像をXで公開したり、心からの反省はしていないどころか悪質な仕返しをしている。それでももうひとりの党代表・吉村洋文大阪府知事は、この事態を厳粛に受け止め内規を改定すると述べた。同時に党創立者である橋下徹・弁護士は、むしろ赤旗の取材記事を大金星と褒めちぎっている。政党の上層部や関係者の間でこれほど考えが違うのは一体どういうことだろうか。

 藤田代表のように致命的な行為を冒し、そのうえ事実が明かされると居直ったりする軽薄な人物が与党で重要な役割を果たしていることが、今後高市内閣で新たな問題を引き起こすのではないかと懸念される。そのせいか今日は、ハイテク株が売られたこともあるが、これまで上がり続けていた高市相場の日経平均株価5万円台を何とか維持したが、一時5万円を割った。最終的に前日比1,284円も値下がりした。

 今改めて日本維新の会を見てみると、大阪府では衆議院議員に自民党からは比例復活議員が1名いるだけだが、維新議員は19名もいる。他党も合わせて5名いるだけで、大阪府内は維新が圧倒的な勢力を誇っている。しかし、それだけに議員も皆若く、藤田代表も45歳で今年党幹事長から共同代表に就いたばかりで、世間知らずで経験不足は否めない。これから党運営を期待に応えて行えるかどうか、心配な点がある

 日本維新の会としても、誰が聞いてもこういう税金還流を平気で冒したような党代表議員に何らの制裁も課さないというのでは、党としてのモラルと見識を疑われるのではないだろうか。

 さて、今日は海外で、それもニューヨークでトランプ政権を揺さぶりかねない選挙結果が出た。民主社会主義者で民主党のまだ34歳のゾーラン・マムダニ氏が、ニューヨーク市長選で元ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモ氏を破り当選の見通しとなった。トランプ大統領は、マヌダニ氏を共産主義者と嘲笑していたが、大きな選挙で思い通りにならなかったことは初めてで、早速嫌がらせを始めてNY市に連邦資金の拠出を制限するとほざいている。マヌダニ氏の勝利は、現在全米各地で起きている反トランプ・デモを一層鼓舞することになるだろう。自分勝手な行動でとかく批判されているトランプ旋風にパンチを食わせたと思えば、痛快である。

2025年11月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6749.2025年11月4日(火) オーバーツーリズムは山の麓にまで

 近年世界各地の人気のある観光地でオーバーツーリズム現象が広がり、メディアでも大分伝えられるようになった。それが地元住民の日常生活にも深刻な影響を及ぼしている。イタリアのベネチアでは、観光客の増加に伴い、狭い路地や橋が観光客で溢れ、またクルーズ船の寄港により一時的な人口増加となり狭い都市のインフラに大きな負担となっている。実際にベネチアは小さな町である。ここへ万人単位で外から観光客が訪れたら町がパンクしてしまうだろう。市では入島税を課して訪問客を抑えようとしているが、訪問客がある程度減少しなければ抜本的解決策とはならない。

 日本でも京都や、奈良、鎌倉など昔からの観光地に国内外を問わず多くの人が訪れているが、それほど効果的な対策は講じられていない。京都市内では、「日本人離れ」の現象が見られ、2024年の紅葉の美しいシーズンに京都を訪れた日本人は前年に比べて平均約15%も減った一方で、外国人は約30%増えたという。これまで寺社や、祇園嵐山など市内の主たる観光箇所から、これまであまり訪れなかった京北や山科などを訪れる日本人が増えた半面、今では外国人が以前は日本人観光客が訪れていた観光スポットを訪れるケースが増えた。また、市内の主要ホテルには外国人の宿泊客が多くなり、櫻開花の24年4月には、初めて外国人の宿泊比率が、70%を超えた。京都市では市内の高級ホテルの宿泊料金に課せられている「京都市宿泊税」を、更に来年3月から大幅に引き上げる。例えば、宿泊費が6千円未満の場合は、現在200円の宿泊税に変更はないものの、これ以上の高額宿泊費には段階別に宿泊税を引き上げる。特に、10万円以上の宿泊費には宿泊税はこれまでの千円から一気に1万円に引き上げる幾分強引な値上げを計画している。それでもこれも広義的にはオーバーツーリズム対策の一環と言えるのかも知れない。

 こうした観光都市でのオーバーツーリズムの実態の中で、今朝テレビを観ていて驚いたのは、都市部だけではなく山岳登山の聖地とも言える上高地にまでそのラッシュが押し寄せて来ていることである。私自身大学や会社で山岳クラブに所属していて、冬季以外は、毎年のように上高地から北アルプス、特に槍・穂高連峰へ登ったので、上高地周辺の心静まるあの景色と雰囲気はよく覚えている。あの河童橋の周囲に大勢の観光客が訪れ、今年は珍しく穂高連峰の雪景色と麓の紅葉を同時に楽しめ、写真を撮っている彼らの楽しそうな表情や、橋の下をアルプスの水が流れる梓川の水際にまで人々が群がっている光景は、かつてはとても考えられなかったことである。当時は何の問題もなかったが、今では松本から上高地までは、途中の沢渡までしか車では来られず、沢渡からその先の河童橋までのシャトルバスに乗るのは長蛇の列である。静かで情緒のある上高地周辺に少々人が多すぎるように感じた。

 北アルプスも遂にオーバーツーリズムの影響を受けるようになってしまったのかと考えると、寂しく残念な想いがする。

2025年11月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6748.2025年11月3日(月) 今日「文化の日」に87歳の誕生日を迎える。

 今日国民の祭日「文化の日」は、私にとって87歳の誕生日である。私の名前「節夫」も当時の「明治節」から一文字いただいたものである。この年までかなり自由に、好きなことに熱中し、これまでの人生にやり残したことや、反省、悔いなどほとんどない。幼少ではあったが、戦争の厳しさと怖さを実感として知ることが出来たことは、戦争反対を唱える立場上良かったと思っている。今でも自分の時間を執筆などに費やし、特に18年余り毎日ブログを書き続け、そのお陰で認知症から若干距離を置いていられる。それでも昨日辺りからお腹の具合がパッとしないが、8歳若い妹からお祝いのメールをもらった。妹からは亡父93歳で他界したので、それを乗り越えるよう励まされたが、どうだろうか。小学校入学以来高校卒業までの12年間を大きな病気に罹ることもなく、1日たりとて学校を休んだことがなかったので、つい最近まで健康優良児を自認していたが、やはり寄る年波で身体のあちこちに症状を覚えることが少しずつ出てきた。ここ数年間に亡くなった知人も増えた。親しい友人とのいくつかの定期的会合もちょっと先送りしている状態である

 同じ年の有名スポーツ人の中でも、オリンピックの水泳で4個の銀メダルを獲得した山中毅は78歳、大鵬とともに柏鵬時代という1時代を築いた横綱柏戸は58歳、プロレスで力道山の後継者ジャイアント馬場が61歳という具合に、皆早く亡くなられた。

 実は、今年3月にNPO[知的生産の技術研究会]の仲間と新しい雑誌「イコール」を起ち上げ、私自身は編集には加わらないが、毎号寄稿することにしている。中々ユニークな雑誌で、3人の編集長がいて、それぞれ別のテーマを掲げている。私はNPOの元理事長だった久恒啓一編集長が年齢を重ねても頑張ることを主唱する「アクティブ・シニア革命」グループに関わっているが、その表紙に「人生百年時代・新孔子の人生訓」という図が描かれている。それには80歳から95歳までは熟年期ということになっている。考えてみれば、私はいま人生の熟年期の真っ只中にいることになる。それを超えると110歳までは大人期、120歳までは仙人期であるが、とてもそこまでは辿り着けないだろう。精々父親の93歳まで頑張ってみようと思っている。

 ところで、「文化の日」には文化勲章や、他にそれぞれ個別に栄誉ある賞が授与される。昨年の受章者には、受賞者中唯一の女性で高校の同級生だった中西準子さんが授賞した。今年の文化勲章には、王貞治氏が野球人としては、2021年の長嶋茂雄氏以来2人目の受章者に選ばれた。秋の叙勲者として4,067人が栄誉に授かったその内民間受賞者は1,910人で48.2%と発表しているが、実は、最も権威ある桐花(2人)、旭日(6人)、瑞宝(3人)など3つの大綬章の中には民間人は1人しかいない。大綬章以下も圧倒的に政治家、裁判官、外交官、官吏、国立大学教授ら公的業務に就いていた人が多い。中でも驚いたのは、旭日大綬章受賞者の中に就任早々の高市首相の夫・山本拓元農水副大臣がリストアップされていたことである。これは高市首相に対する忖度であるとしか思えない。プライバシー優先ではないだろうか。首相もこれを由としているのだろうか。いずれにせよ、依然として日本社会には官尊民卑が常態化していることを図らずも露呈し

2025年11月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6747.2025年11月2日(日) ドジャースWS連覇、山本投手MVP獲得

 今日カナダのトロントで、ワールド・シリーズ(WS)、ドジャース対ブルージェイズ第7戦が行われ、後半から夢中になってTV観戦したが、随分盛り上がり観ていて大分興奮した。試合は延長11回の末ドジャースが5-4で勝ち、シリーズを4勝3敗で制覇して、今年のWSチャンピオンとなった。ドジャース・ファンばかりでなく、アメリカ、日本を問わず野球ファンは興奮し、都内でも読売とスポーツニッポンは号外を出したほどの熱狂ぶりである。

 今年のドジャーズは大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手ら日本人選手の活躍チャンピオンになったような感じがあるが、そのために日本でも彼らの出場するTV中継は視聴率が高い。つい先日日本シリーズでソフトバンク・ホークスが優勝したが、双方の視聴率むしろWSの方が高かったくらいである。今日も朝からNHK・BSで生中継していたが、これが総合TVで放映されなかったために観られなかったと一部から大分不満が出ているようである。総合で放映なら視聴率のトップ争いに入ったほどだったらしい。

 このWSは逆転、延長戦などで熱戦が繰り返され、昨日までに3勝3敗で今日決着が付いた。今日の試合も大谷選手が先発で投げ、トップバッターだった。残念ながら3点を取られて交代した。その後ドジャースは徐々に盛り返し漸く追いつき、延長戦へ持ち込んだ。そして驚いたことに9回から昨日6回を投げ、勝ち投手となった山本投手が登板し、11回にドジャース選手が勝ち越し本塁打を放って勝負を付けた。結果として山本投手は今シリーズに3勝を挙げ、最優秀選手(MVP)に選出された。

 ドジャースにとってWSを制したのは9回目で、2年連続は初めてである。その一方で、ブルージェイスは32年ぶりのワールド・チャンピオンを逸した。また、山本投手のWS・MVP受賞は、松井秀喜選手がニューヨーク・ヤンキース時代に授賞して以来16年ぶりで、日本人選手としては2人目である。年々日本人選手の活躍が目立つようになったが、その先鞭をつけたのはドジャースの野茂英雄投手である。今年のWSでもロスアンゼルスの第3戦の始球式に登場した。野茂投手以降毎年日本人選手が活躍するようになり、今では日本のプロ野球界に入団しても最終的に目指すのは大リーグだという選手が増えてきた。

 今シーズンはWSを以て日米ともにオフに入る。以前に比べて私自身プロ野球への関心はやや薄れてきたが、MLBを含めて来年も楽しませてもらいたいと思っている。

 今年のWSでちょっと気になったのは、ひとつは、試合開催日である。これまで日米ともに最終の優勝チームを決めるシリーズ7戦の試合日は、決まって(休)(休)に行われ、月金は移動日、或いは休息日だった。それが、今年のWSは、敢えて最も集客にメリットのある日曜を外して、(休)(休)となった。調べてみると、この時期はアメリカでは野球以上に人気のあるアメリカン・フットボール他のスポーツ行事が大分行われるので、それとダブルのを避け、日曜を外したうえで、日曜日を含んだ7日間と含まない7日間の観客予想、売り上げ予想などを検討して今年の様なスケジュールにしたそうである。何でもアメリカのルールに右へ習えの日本ではあるが、今のところそのようなことはあるまい。

 もうひとつは、1999年11月にふらっとカナダをぶらついた時に、トロントで今日試合が行われたブルージェイズのホームグランドであるロジャーズ・センターのグランドに足を踏み入れて見学したことである。ここは、世界最初の可動式屋根付きドーム球場として知られている。そこでワール今年のド・シリーズが開催されたのも感慨深い。その時ちょっと山の麓へ足を延ばし、ブルージェイズ(青カケス)を見たことも懐かしい想い出である。

2025年11月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com