充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
ブログ一覧
6806.2025年12月31日(水) 2025年も今日幕を閉じる。
よく「光陰矢の如し」とも「光陰流水の如し」とも言われるが、時の経つのは本当に早いものである。今さらながらとでも言うか、今日は1年365日の最後の1日、大晦日である。
大晦日と言えば、想い出す映画がある。1954年京都市内の中学を卒業した時、ちょうど父が東京本社への転勤が決まったので、祖父の住む湘南鵠沼へ転居することになり、ひとりだけ家族より一足先に迎えに来た祖父に連れられ鵠沼へやってきた。しばらくして渋谷の従兄弟から映画「にごりえ」の鑑賞に誘われ、その時オムニバスのひとつである樋口一葉の「大つごもり」を観て感銘を受け、「大つごもり」を読んだ。年末の貧しい生活につつましく働いている女性がつい誘惑に駆られお金を盗んだが、運よく難を逃れたストーリーに魅せられたのである。あの暗い時代の大晦日に比べれば、実態はともかく表面的には今の社会は全般にあまり暗いイメージがない。物価の高騰により、政府もあの手この手の対策を練っているようだが、さして効果も上がっていない。生鮮市場から卵やトマトの値が急騰したと伝えられる始末である。
ところが、昨日今年の兜町の東京証券取引場大納会では東証株式市場が、50,399円で大引けとなり、昨年より26.18%も上がり、10,444円高となった。これは高市人気に肖った株高ではない。乱れる相場をAIや半導体関連の銘柄が引っ張ったようである。実際国内では、ソフトバンク、東京エレクトン、アドバンテストなどが、日経平均を押し上げた。株高の中身としてもこの3社の銘柄だけで54%も貢献したそうである。証券会社を主に関係者はホクホクであろう。
それにしてもかつては日本の経済をリードしていたと思われた、かつての重厚長大の大企業である、鉄鋼大手や、ナショナル、東芝などが時価総額上位企業から姿を消し、代わってユニクロ、中外製薬、任天堂などがランクインしているのが、時代を感じる。これからの時代は、何らかの原因で不意に新顔が顔を表すようになるのかも知れない。その時時代の動きに付いて行けないようだと取り残されてしまう。
明日は、元旦で恒例の年賀状を拝見するのが楽しみである。この年賀状も人によって考えはいろいろあるようだ。近年年賀状を止める人が増えた。絶対年賀状を書かない人の代表格に、多くの名曲を生んだ作曲家の團伊玖磨氏がおられたが、少々考えが変わっている。年賀状に妙に難癖をつけていた。「1月1日に出したんじゃないのに『元旦おめでとう』なんて変だ」と言っていた。そんなことより年賀状のやり取りとは、文章、例え文になっていなくても知人と手紙を交換することに、遠く離れていても気持ちの温かみを感じるものだが、あれほどの名曲を作った人でもそういう繊細な点は理解出来なかったのだろうか。いつまで書けるかは分からないが、書けるまで年賀状は書き続けたいと考えている。
さて、我々一般市民は、大晦日であろうと大騒ぎをせず静かにしているだけである。昔は戦後NHKラジオから聞こえる紅白歌合戦を楽しみにしていたものだが、近年は知らない歌手が知らない歌を歌う歌合戦になり、懐かしさも郷愁も感じなくなった。新年へまたがる除夜の鐘の光景を京都市内から生中継される映像を観ながら、静かに今年を振り返るだけである。
6805.2025年12月30日(火) どっちもどっち、中国と高市首相の言動
今年も今日と明日の残り僅か2日となった。今日は大分温かく都内の最高気温が16℃となり、これは11月下旬の気候だそうである。しかし、年が明けると急激に冷え込むようだ。新年は寒そうだ。奈良の長男が高校時代のクラブの仲間らと同期生会のようなものに参加するということから、わが家に3泊していたが今日奈良へ帰った。一昨日夕は長男、次男とその孫、妻を合わせて5人で会食したが、ラグビーをプレイしている孫は、身体の大きいロック・ポジションを務めているだけによく食べる。中学3年生で身長182㎝、体重80㎏だそうだから、傍にいても周囲から目立つ存在である。その孫と次男は昨日から全国高校ラグビー大会を見に大阪花園ラグビー場へ行った。今日神奈川代表校の試合を観戦したようだ。
さて、周囲では事件やトラブルとはまったく縁遠いが、海外では戦地や政争の地で相も変わらず事件が起きている。そのひとつ、中国は台湾問題がいろいろ国際的様相を呈している折に、何と台湾を包囲する5つの海空域で昨日から大掛かりな軍事演習を実施し始めた。最近の中国は、国としても、また社会全般にも少々常識外れと思える言動が多い。高市首相の台湾有事に備えた発言により現在日中間には険悪な空気が流れ、対日感情は悪化しているが、それは国として日本に対して過大に嫌がらせ行為を行っているように見える。中国人に日本への渡航を自粛するよう警告したが、その理由も日本の国情が最近不安定で、街頭で危険な目に遭うとか、中国人に対して日本人が暴力行為を冒しているから旅行を手控えるよう警告している。こういう相手国を中傷するような間違った情報を流すような有様である。
昨日からの中国の過激な軍事行動は、下手をすると戦火を点火することになりかねない。台湾はただ黙っているだけだが、台湾から各国へ向けた航空路線で10万人以上もの利用客に影響が出ているという。それでも中国は主権と国家統一のため必要な行動だとか、台湾独立勢力と外部干渉勢力に対する厳重な警告だと主張している。この好戦的な姿勢は変わることはないだろう。
この中国の些か常識を欠くような行動は別にして、出過ぎた発言をして異常に中国を怒らせた高市首相も充分自戒して同じような発言を慎んでもらいたいと思う。女性とは思えないくらい好戦的な首相が、世論調査によるとかなりの支持率を得ていることがどうにも理解出来ない。近年の首相の中でも突出した高支持率は何故かと疑問を覚えている。
実際今朝の新聞の読者投稿欄には、首相の言動に対する不審感が表れている。沖縄の77歳の男性は、台湾有事発言や中国を念頭にした宮古島や石垣島、与那国島への防衛力強化は沖縄県民を戦争への不安に陥れていると述べ、妻が被曝3世の男性は首相の安全保障環境の悪化を理由にした安保3文書の改定は、「戦争ができる普通の国」を目指しているように見えると手厳しい指摘をしている。
確かにメディアを見渡しても首相の保守思想と戦争論を正面から厳しく詰問する報道はほとんど見られない。このままだとどんどん戦争への準備が整備され、いつか戦争へ突き進むのではないかと心配である。高市首相自身ももっと冷静に「戦争」という恐ろしい行為がどうしたら起きるのかを考えて欲しいし、メディアにも戦争肯定論が現れたら厳しく糾弾して欲しいものである。
6804.2025年12月29日(月) ミヤンマーでみせかけの総選挙実施
昨日からミヤンマーで総選挙が行われている。選挙は3回行われるが、これは第1回で、来年1月に2回目と3回目の投票が行われ、結果は1月下旬に公表される。ミヤンマーについては、旧ビルマ時代から初めて単身現地へ乗り込み、観光業がまったく整備されていなかった当時のビルマで、戦友会の慰霊巡拝団手配について直接航空会社を通して交渉の上苦難の末に実施することが出来た。それから30回近く訪れ、人々も優しく親日的で人一倍愛着のある国であることがよく分かった。そのビルマ民族がどうしてかくも強引で暴力的な行動をするのかまったく理解出来ない。そのミヤンマーが2021年2月に起きた国軍によるクーデターによって、折角総選挙で国民から圧倒的支持を得ていた民主派の国民民主連盟(NLD)を排除、解党して指導者のアウンサンスーチー氏を身柄拘束して、以後その所在すら分からないほど国軍は、国民を圧迫している。
国軍は民主派を排除しながらも総選挙で支配を正当化しようとしているが、その総選挙自体を国連は見せかけの選挙だと批判し、各国に承認しないよう呼びかけている状態である。しかし、中国、ロシア、インドなどは選挙監視団を送りながらも実質的に支援している。朝令暮改の国家に落ちぶれたトランプ・アメリカも「情勢は改善された」として選挙を認めるような立場を表明している。当時クーデターによって7,600人以上が殺害された。
5年前と10年前の直近2回の総選挙は民社化の下に実施され、民主派のNLDが圧勝した。それでも国軍は選挙結果を受け入れず、ミンアウンフライン国軍総司令官は力による軍事クーデターを起こして、スーチー氏ら政権幹部を拘束し、スーチー氏には国軍統制下の裁判所で汚職などの罪で拘禁刑27年が確定した。残念ながら、現状のままなら現在80歳のスーチー氏は、最早このまま国民の前に姿を見せることはないだろう。
非民主的な総選挙の投票率はかなり低下すると予想されている。国軍監視の下で行われる投票には有権者はどうしても足を向けられない。国軍を支持する人たちだけの投票になる可能性があり、少ない投票者の中で高い国軍支持者の投票により、結果ははっきり予想できる。親軍派の連邦団結発展党(USDP)が最大の党として浮上し、総選挙によって疑似当選者が増えた親軍派に支えられ、国軍は政治を司っていくことだろう。見せかけの「民主的」総選挙を行ったことにより、国軍は国民の支持を得たとごまかせるような実態を伴わない国軍支配を吹聴することだろう。
世界から置いて行かれたような状態に置かれたミヤンマーとしては、国際社会の理解と支援を得たいと望んでいる。だが、総選挙後にいかに民主化を名乗ったところで実態は国軍支配の状態は変わるものではない。
素朴で優しく人懐こいミヤンマーの人びとが、このまま厳しい軍政下で不自由を偲んでいかなければならないとは、私としても辛いことである。
6803.2025年12月28日(日) 寒さも何のその、スポーツ花盛り
昨日は都内の最高気温が6.4℃で今冬最低だったが、全国的に寒く本州でも日本海沿岸地帯には豪雪が見舞い、雪のため大きな交通事故が起きた。特に驚くのは、群馬県みなかみ町の関越自動車道で、一昨日夕発生した何と車67台がからむ多重事故により、車20台が焼けて道路が閉鎖され 車線規制がいつ解除されるのか分からないそうだ。これまで2桁の車がからむこれほど大きな多重事故なんて聞いたことがなかった。ネット上には、流石に67台には驚いて、6~7台かと思ったとか、AIのような事故が現実に起きたとの声が挙がっているほどである。死者は現時点で2名、心配していたほどの犠牲者は生まれていないが、重軽傷者が26名もいるそうだから、まだ安心できない。
事故の原因は、凍結した路面でスリップした中型トラックが横向きになり、後続した大型トラックが避けきれずに追突した。この降雪期の道路はよほど注意しないと車がスリップする。それにしても67台もの車がそれぞれブレーキが利かなかったのか、気が付いても間に合わなかったのか、雪の中の運転は怖いものだ。
寒さもまだまだこれから強まるだろう。その中でウィンター・スポーツはもとより、インドア・スポーツが年末年始にかけて広く行われている。来年2月にイタリアのミラノ・コルティナで行われる冬季五輪の選考会を兼ねた全日本スピードスケート選手権が行われ、前回北京大会で金メダルを含め、いくつもメダルを獲得しただけに、盛り上がっている。フェンシング全日本大会で、男子フルーレで優勝者が決まった。バレーボールSVリーグ、バスケットボールB1リーグ、ラグビーリーグワン、などがシーズン真っ最中であるが、この他に大学スポーツでは、サッカー全日本大学選手権で筑波大の10回目の優勝が決まった。高校生のスポーツでは、バスケットボール全国高校選手権の女子決勝戦進出校2校が決まったが、準決勝で敗れた八雲学園は自宅からほんの10分程度の近くにある。これほどバスケットが強い高校とは知らなかった。傍を歩いても校庭でプレイしないので、分からなかった。
高校ラグビーは、昨日から大阪花園ラグビー場で始まったが、わが家では、私や2人の息子が高校でラグビーをプレイしていたので、家族全員がラグビーに関心を抱いている。中でも次男は中学から大学までラグビー部で活動し、高校時代は東京都予選の準決勝で涙を呑んだ。その次男の息子が、小学生の時から国内1,2位を争う名門横浜ラグビースクールでプレイして、今年が中学生として最後の年である。明後日から親子で花園へ観戦に行くと聞いている。一応対外試合や菅平の合宿で、いくつかの強豪高校の監督から入部を誘われているようだ。
今年の花園大会は、各県から1校という選出ではなく、強豪校がひしめく地区の大阪からは実に3校、東京、神奈川、埼玉、愛知、福岡県から2校が選ばれた。その一方県内でラグビー部が1校しかない島根県からは予選なしで全国大会に出場できるが、地域ごとに強弱がはっきりして、ラグビー人気も地域性に偏向がある。残念なのは、野球やサッカーのようにテレビ中継が決勝戦を除いて観ることが出来ないことである。この年末年始は、高校、大学の日本一が決まるので、テレビ観戦を楽しみにしている。
6802.2025年12月27日(土) 千玄室・裏千家15代家元が訴えた言葉
年賀状宛名書きもほぼ終わりに近くなったが、肝心の年賀状の枚数自体が足りなくなってしまった。まだ30名ほどの宛名書きをしなくてはいけない。生憎今日からほとんどの企業は正月休みに入る。郵便局も今日から1月4日まで休暇に入った。欲しくても普通では手に入らない。そこで郵便の本局ではどうだろうか、ネットで調べてみると普通の郵便業務は本局で扱っているという。そこで国道246号添いにある世田谷郵便局に行ってみた。かなり混みあっていたが、幸い郵便事業は営業していたので、改めて年賀状を30枚ばかり購入することが出来た。序に宛名書きを終え、持参した年賀状の投函も依頼してきた。明日にはすべての宛名書きを終えて漸く一息つくことが出来る。今年はいつも通り万年筆で宛名書きを済ませた年賀状は300通ほどである。最盛期の6割ほどであるが、これでホッとして年越しが出来る。年を越せば越したで、また新たに年末調整の申請書類を書くのに毎日没頭することになるが、年賀状書きという大事な一仕事を終えるだけでも気分は安らぐ。
さて、年末になると今年1年を振り返って今年中に亡くなった著名人を、いろいろな分野で追憶するようなテレビ番組が放映される。昨夜NHKが、各界の著名人の回想を1年分まとめて放映していた。スポーツではミスタープロ野球の長嶋茂雄氏とサッカーのレジェンド釜本邦茂氏だった。懐かしい2人の映像を観ていると、彼らが語った名言に思い当たることがある。その外に文化人として、今年8月に102歳で天寿を全うされ他界された、お茶の裏千家第15代家元だった千玄室氏に関する映像と、その中で語った言葉に強い感銘を受けた。
玄室氏は、特に命の尊さと平和を茶の心を通じて訴えていた。それは、学生時代に学徒動員で海軍に入隊し、特攻隊員として3度志願したが、待機命令ばかりだった。結果的にそれが命を救うことになった。訓練した仲間が次々と特攻隊員として飛び立ち、帰って来なかった。彼らは飛び立つ直前まで母親を想い、「お母さん!」と叫んだそうである。今でも「僕は地獄から這い上がってきた男だから、本当に戦争の怖さが分かる」と言い、戦争には強く反対している。そして、「お茶には差別がない。人種を超えて一緒になれる」と語っていた。今の好戦的な政治家に聞かせてやりたい言葉である。
家元は茶道の普及と指導をしながら、平和の大切さを訴え、日本国内のみならず、海外の戦乱の地まで出かけて即席の茶室を作って茶の道を教えるとともに、お茶がいかに平和に役に立つのかをアピールしていた。時には、パレスチナにも、また国連議場でもお茶の作法を教えていた。茶道はどうしても地味であまり公には啓蒙されない節があるが、家元はそんなことには頓着せず、地道に伝道して来た。お茶の家元が、ここまで地道に平和について訴え、世界中を巡り歩いていたことは日本人として誇りである。
「戦はお茶の心に反する」、「国のため命捨てた仲間などいない」という反戦メッセージが特に印象的である。ご冥福をお祈りしたい。