ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6498.2025年2月26日(水) トランプ大統領のロシア融和政策で欧米対立

 今日は戦前帝国日本に軍事色が強くなりつつあった時代に、恐るべき青年将校によるクーデター・2.26事件が発生した。あれから89年になる。毎年思うことだが、この軍部のクーデター以降日本は益々軍国化の道を進み、太平洋戦争へ突き進んで行った怖い事件である。近年メディアではほとんどこの2.26事件について報道しないが、珍しく今日18:00のNHKニュースで軍国主義への自戒を込めて犠牲者を慰霊する式典を開催したことを伝えていた。メディアが戦時色に染まる日本の現状を伝えない限り、日本はどんどん保守化、軍事国家、戦争へ近づいていく。メディアは、この重大な事件をしっかり伝える責務があると思う。今トランプ大統領をはじめ世界の指導者も戦争を知る人、そして戦争を恐れる人はほとんどいなくなった。怖い時代になったとつくづく思っている。 

 さて、一昨日のことである。戦後の国際政治の場で、アメリカがロシアと組み、中国ともどもヨーロッパ諸国と袂を分ったような印象を与えた場面があった。こんなことは初めてであり、これが国際社会に新たな難問を突き付けたのではないかと懸念している。

 ウクライナへロシアが侵攻してから3年目となった一昨日、国連安全保障理事会は、アメリカが提出した決議案を賛成多数で採択した。その決議案とは、ロシアとウクライナの紛争の迅速な終結を求めるもので、表面上の字ずらだけを見た限りでは、誰しも歓迎し賛同するものだ。だが、決議案の中身をよく見てみると、この侵攻におけるロシアへの批判の文言はなく、トランプ政権のロシアへの融和姿勢と欧米間の亀裂が鮮明となっている。英仏などヨーロッパ5か国は採択に際して棄権を選択した。侵攻開始以来アメリカはバイデン前政権の下で一貫してウクライナ支援を打ち出していた今ではトランプ大統領がアメリカの立場を転換させアメリカ・ロシアがともに賛成するような決議案を提案するような事態になった。15理事国の内ヨーロッパ5か国が棄権したことにより、アメリカの決議案が通過した。しかし、英仏両国はロシアが全面侵攻したことを記述する修正案を提案した。だが、それは無駄だった。フランス国連大使は、「侵略が報われ、弱肉強食が罷り通れば、平和も安全もどこにも存在しない」とロシアとウクライナを同列に扱ってはならないと厳しく論じた。

 安保理事会とは別に開催された国連総会の緊急特別会合でも、ウクライナを巡る欧米の亀裂が露呈され、ロシア軍の即時撤退を求めるウクライナとEUが提出した決議案に対し、考えられないことだが、アメリカは反対票を投じた。幸い決議案は賛成多数で採択されたが、193か国の内賛成は93か国で、2023年の141か国の賛成から50か国近くも減った。これには、トランプ政権との関係を重視して棄権や反対に回った国が多かったと見られている。日本は今回賛成に回ったが、対トランプ外交を考えると今後の対応難しいだろう。大丈夫だろうか?

 同時に主要7か国(G7)は首脳会議を開いた。トランプ大統領はAIで就任後初めて出席し、ゼレンスキー・ウクライナ大統領は、頭越しにロシアとの停戦交渉を進めるトランプ政権の姿勢に対する警戒感をあらわにした。ここでもロシアを非難する表現で首脳声明の調整が難航していると見られ、G7としての結束を示せない状態である。

 トランプ大統領の理由が分からない対ロシア融和政策によって、ヨーロッパを中心に世界中に不安と不信感が広がっている。

2025年2月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6497.2025年2月25日(火) 大学入学試験シーズンに想う。

 12日に東京医療センターで胃カメラを撮ってもらい、今日その結果について担当医師から説明があるということで、妻とともに医療センターへ出かけた。胃カメラで映った画像をずっと見ながら説明を受けたが、胃、食道、十二指腸、小腸などはきれいで何の影もなく医師はこれという症状は見当たらず、お腹が痛むのは、ストレスとか、その時に別の原因で痛むと思うので、さほど心配することはない。もし、痛むような場合はそれに応じて痛み止めの薬を服用したら良いので、かかりつけの医師とよく相談して欲しいという結論で、大事にならず、ホッとしている。幸い一昨日辺りまで夜になるとお腹が痛んでいたが、昨日からは落ち着いている。明日早速報告がてらかかりつけの森内科へ行こうと思っている。

 さて、一昨日投開票されたドイツの総選挙の結果がはっきりした。メルケル前首相が所属した最大野党会派の中道右派「キリスト教民主・社会同盟」が第1党となり、反移民・難民を訴える右翼「ドイツのための選択肢(AfD)」が前回の2倍票を獲得して第2党へ躍進した。1位の「キリスト教民主・社会同盟」は、政権復帰に向け連立交渉を進めるが、第2位となったAfD の参加は求めないようだ。 

 ショルツ首相が率いている中道左派「社会民主党(SPD)」は、これまでで最低の得票率で、歴史的な大敗を喫した。これからドイツが、右翼化の波に浚われることなく、アメリカなぞにとやかく言われない独自の政策を貫かれるよう期待している。

 この選挙でAfDの躍進以外にも驚いたことはある。 それは、投票率が随分高かったことである。何と82.5%というから俄かには信じられない。それほど国民の関心が高かったということになるのだろう。因みに日本では、8年前より投票権が18歳に引き下げられたが、あまり投票率の向上には役立っていないようだ。実際直近の国政選挙の投票率を見てみると、2021年の衆議院選では、55.93%、22年の参議院選では52.05%だった。ドイツ国民には随分差をつけられた。一気に向上させるのは、難しいにしても少しでもこの投票率を向上させるよう日本の国民は心しなければいけないと思う。特に、若い世代の政治的無関心が少々気がかりである。

 ところで、今や入学試験シーズンの真っ最中であるが、今日から国公立大学2次試験が実施されている。70年近くも昔の我々の時代を思うと感慨無量である。当時の国立大学受験では、3月1日に筆記試験が行われたと思う。それが入学試験制度の改正とともに、1月中旬に共通テストがあり、今日から前期日程として2次試験が始まった。自分自身の経験上、大学受験のような熾烈な試験と受験勉強は、経験すること自体に意義はあるとは言え、将来的にそれほど役立つことはないように思っている。大学で学生たちは、アカデミックな勉強はやるのだろうが、社会的な勉強にはあまり熱心なように思えない。社会的な問題に直面しても大学生たちの出番はほとんどないようだし、我々が熱中した60年安保闘争のような社会的にインパクトを与えるような活動とはかなり距離があるようだ。

 その大学生たちが、今関心を持っているのは、東大をはじめとする多くの大学の授業料の値上げである。国立の東大で来年度から授業料を年約11万円も値上げすることを決定した。中央大学では、来年度から学費を毎年2%(約2~3万円)値上げすると発表した。石破政権は「教育無償化」、「負担軽減」を謳っていて、今も高校までの無償化について与野党の話し合いを進めているが、大学の授業料については一切話がないようだ。この辺りの燻った教育予算の使い方について明確にして欲しい。今年度の教育予算(文教費)は、総額4.06兆円であるが、一方で国防のためと称する防衛費予算は、7.95兆円にまで膨らまされている。教育費のほぼ2倍である。まさか学生の教育より国の軍事防衛費の方が大事だとは言わないだろう。

2025年2月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6496.2025年2月24日(月) ウクライナ戦争開戦3年、右傾化傾向顕著

 今日は突然ロシア軍がウクライナへ軍事侵攻を開始して、ちょうど3年になる。この間すでにウクライナでは兵士4万人、一般人1万3千人、ロシアでは兵士9万5千人、一般民間人の犠牲者は不明である。ただいずれにせよ両国合わせて15万人近い犠牲者が生まれている。近々一方の当事国ウクライナを除いて、ロシアとアメリカの間で停戦へ向けた話し合いが行われると考えられている。アメリカのトランプ大統領は、ウクライナの地下埋蔵鉱物資源の採掘権を獲得することを要求し、ロシアは占領した地域を返還しないままに停戦しようというウクライナの気持ちを配慮することなく、両国の欲望が露骨に表れている。ともかくお互いに納得したうえで1日も早く戦闘を停止するべきである。

 さて、昨日投開票されたドイツの総選挙の結果が、凡そ判明した。実際の得票率が事前の世論調査の結果とほぼ同じであることに少々驚いている。1位は、最大野党で中道右派の「キリスト教民主・社会同盟」で得票率は28%、2位が移民や難民に排他的な姿勢を掲げている右派政党「ドイツのための選択(AfD)」で21%といずれも世論調査と同じ獲得票数である。そして3位にショルツ首相の与党で、中道左派の「社会民主党」16.5%だった。この結果により、再び連立政権が誕生することになろうが、第1党代表であるメルツ氏が首相候補としてクローズアップされている。

 右派が勝利したことに対して、早速アメリカのトランプ大統領はドイツ国民に祝示したその文言も「ドイツで保守的な政党が勝利を収めたようで、アメリカ同様にドイツ国民はエネルギーと移民に関して、長年に亘り優勢だった常識のない政策にうんざりしていた。今日はドイツにとって、そしてドナルド・トランプという紳士が率いるアメリカにとって、素晴らしい日だ。皆さん、おめでとう」という身勝手な中身である。トランプ大統領は、EUと対立しかかっているアメリカにとっては心強いドイツの保守政権の誕生になることをわがことのように喜び、心からの祝意を送っているのだ

 警戒しなければならないのは、第2次世界大戦へ導いたナチズムの素地のあるドイツに、またもや右翼、極右、ナチズムが芽生えてきたことである。これから心配なのは、仲間を得て大喜びのトランプ大統領が対EUで益々増長し力の拡大志向と、散々戦争には懲りたと反省していたドイツ人の間に問題解決のためには、戦争の怖さを知らない戦後派の政治家、国民が力を持ち始めて戦争も厭わない空気が現れ始めたことである。

 今後EU内でのドイツの行動を注視していく必要があると思う。

 ついては、国内における地方政治家の一連の行動の一部始終には呆気に取られる。兵庫県政のゴタゴタである。知事のパワハラ問題から、知事出直し再選挙実施、県局長及び議員の自死、その選挙に公職選挙法違反の陰が見え隠れする百条委員会と非公開資料の漏洩等々、不透明な事件が多発している。昨日斎藤知事の疑惑告発文書問題に絡んで、日本維新の会の3人の県議員が、立花孝志「NHKから国民を守る党」党首に真偽不明の文書や、音声データを手渡した問題について日本維新の会の3人は記者会見を行い、謝罪した。

 しかし、いかに反省し弁解しようとも県民から預託を受けた県会議員である以上、議員の資質、常識に欠けている3人は即刻議員を辞めるべきである。常識的に考えても、選挙で一方に有利な情報を流したら公平感が消える。しかも情報を得た立花氏は、知事選に立候補しながらも端から当選する気がなく、現職知事の当選に一役買うために立候補したというから公職選挙を舐めている。そういう2馬力選挙というそうだが、公職選挙法上違法ではないかと漸く公職選挙法をチェックするようになった。それはともかくとしても、こういうレベルの低い県議員がいるようでは、兵庫県も他府県に置いて行かれるのではないか。3議員には生き恥を晒すことなく、直ちに職を辞することを求めたい。

2025年2月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6495.2025年2月23日(日) 日本海側で大雪の今日、天皇誕生日を迎える。

 3連休の中日の今日も日本海側を中心に厳しい降雪で、各地でその対応に追われている。今日は天皇誕生日である。天皇は65歳になられた。大学の山岳クラブの仲間と群馬県新鹿沢温泉へスキーツアーに出かけ、ちょうど雪上を滑っている最中にラジオから今上天皇が誕生されたホットニュースを耳にしたことをよく覚えている。あれから65年が経ったとは、時の流れが速いことに驚くばかりである。天皇は誕生日に先立ち、昨日記者会見で、今年が戦後80年を迎えることに平和の時代が続いていることを有難いと仰った。更に戦争の記憶が未来に伝えられることの重要性を語り、ご家族と一緒に過ごす時間が重要で有難いと語られた。天皇はご両親の上皇、上皇后のお気持ちを受けて常に国民に寄り添うお気持ちを抱いておられる。例えば災害被災地へお見舞いにお出かけになられた際には、被災者と同じ目線で膝を交えて被災者の国民に慰めのお言葉をおかけになっておられる様子が窺え、多くの国民が感動している。それはご両親の上皇、上皇后のお姿を幼いころより間近にご覧になられたからであろう。昭和天皇が何となく国民にとって近寄りがたい怖いような存在だったのに比べて、時代も変わったせいもあるが、皇室と国民の距離が近づいたように思う。これからも天皇、皇后両陛下には国民一人一人にとって心の拠り所となられる存在であり続けて欲しいと願っている。

 さて、アメリカのトランプ大統領の唯我独尊の言動が世界中に不協和音を轟かせているが、極右思想にもつながりかねない自らの存在感を打ち出すために、他者を徹底的に攻撃し、非難する手法には些かうんざりしている。

 同じように今ヨーロッパでも右翼勢力が台頭し、特にドイツでは今秋に予定されていた選挙を前倒しして今日総選挙が行われたが、右翼が台頭しナチズムを生んだドイツであるだけに、これからのドイツは周辺諸国からも警戒されている。昨年11月にショルツ政権が崩壊したことを受け、極右派の進出が懸念されている。ショルツ政権は、中道左派の社会民主党、気候変動対策を重視する緑の党、そして企業寄りの政策を重視する自由民主党の3党からなる連立政権だった。しかし、考え方の相違が表面化して、昨年11月に自由民主党が離脱してしまった。

 最近の世論調査では中道右派の「キリスト教民主・社会同盟」が、28%を占めトップの位置にいるが、日本の自民、公明の連立政権以上に少数与党となって今日の選挙の結果次第ではショルツ首相退任が予想される。更に、それに次いで、今ヨーロッパで問題となっている移民や難民に排他的な極右政党「ドイツのための選択(AfD)」が21%の支持率を確保して、第2党に躍進するのではと警戒感が高まっている。AfDは移民に厳しく、不法移民の即時強制送還を主張し、ウクライナへの軍事支援中止まで求めその資金を自国民のために使うべきだと主張し、自国第一主義をアピールしている。その点ではトランプ政権と一脈相通ずるところがある。

 果たして総選挙の結果はどう表れるだろうか。ドイツも戦前に帰ってナチズム的極右派が支配するのか、或いは良識派が抵抗して、ナチスの反省を訴えるのか、明日にでも結果が示されることだろう。

2025年2月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6494.2025年2月22日(土) 平均年齢83歳の高齢者兄妹5人の会食

 今日は久しぶりに兄弟妹に会えて楽しい1日だった。一昨年11月に会って以来だから、1年3カ月ぶりである。いくら高齢化社会になったとは言え、80歳前後の5人兄妹が揃って健康で一堂に会せるというのは、中々難しいことではないかと思う。今日も前回同様湘南鵠沼に住む78歳の妹宅へ87歳、86歳(私)、85歳、83歳の4兄弟が連れ合いともども訪れ、食事をしながら和気あいあいのムードの中で楽しい時を過ごすことが出来た。連れ合いを合わせて8人の平均年齢は 83歳である。私も今やや体調を崩していて、健康状態は必ずしも全員揃って良好というわけではないが、兄のやや認知症症状、義弟のALS症状を別にすれば、年齢的にも健康面ではまずまずだと思う。それにしても我々兄妹5人は、皆健康に過ごし今日まで大きな支障もなく生活していると思う。

 私は、高校入学以来結婚するまで15年間の青春時代をこの松林の中の祖父の時代に別荘だった実家で過ごしてきた。潮風の何とも言えない空気感が何とも言えず心に安らぎを与えてくれる。現在の妹宅は、昔住んでいた実家からは少々離れているが、藤沢駅からバスに乗って窓の外を見ていると、大豪邸はほとんど見られないが、小型ながら豪邸があちこちに見られ、高級別荘地だった名残を感じて懐かしい思いがする。ほとんどの住宅には庭があるのが、都内の住宅街と異なる点である。

 現在幸いにも皆お互いにそれぞれがそれほど離れた場所に住んでいるわけではないので、集まり易いという環境にあることも容易に揃って会食出来る要因である。

 やや認知症の症状が現れて来た兄も、当初は今回に限り欠席するとの知らせを受けていたが、突然姿を現したので、驚いた次第である。その兄からは帰途電車内でこれからも1年に1度は兄妹で会いたいということを言っていた。これだけの高齢者兄妹が会って食事をともにするということは、あまりないことだと思うし、我々も皆がそう願っているので、条件が許すなら来年以降もぜひどこかでこういう気の許せない兄妹会を開きたいものだと思う。

 この地で亡くなった両親が、我々を健康体に生み、育ててくれ、大学教育も授けてくれた。戦前、戦後にかけて5人の子どもを育て、大学まで進ませてくれたのは、両親の愛情だと思っている。

 それにしても今日から3連休で大寒波が襲ってくるという予報で、確かに今日は寒かった。2時半ごろだと思うが、偶々窓の外を見たら雪が降り始めたのにはびっくりである。その後雪は止み、青空が見えて来た。気候温暖のリゾート地として知られた鵠沼にも初雪のお出迎えである。良いことが起きそうな予感がする。今日は楽しかった。世話になった妹夫婦に感謝の気持ちを覚えている。

2025年2月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com