3723.2017年7月23日(日) 作曲家平尾昌晃さん逝く

 作曲家として、またかつてはロカビリー歌手として名を馳せた平尾昌晃さんが、肺炎のため一昨日亡くなられた。私は平尾さんとは同年齢であるが、妹の連れ合いとは湘南学園中学、慶應義塾高校で同級生だった。同じロカビリー歌手だった山下敬二郎やミッキー・カーチスらとは異なる道を辿り、歌手生活から作曲家へ華麗に転身し数多くのヒット曲を世に出し成功した。作曲のジャンルも多彩で、幅広い層から愛される数々の名曲を提供した。

 布施明「霧の摩周湖」、小柳ルミ子「瀬戸の花嫁」「わたしの城下町」、五木ひろし「よこはま・たそがれ」などの名曲の他に、アニメのヒット曲「銀河鉄道999」まで、その生み出した歌の数々は多くのファンの心を掴んだ。畑中葉子とデュエットで歌った「カナダからの手紙」もヒットした。20代で肺結核に侵され、信州で転地療養したことから音楽人生が変わったという。才能に恵まれていただけに、生きていればこれからもまだまだ素晴らしい曲を世に出してくれただろうに、惜しまれてならない。

 同世代人が1人去り、2人去って寂寞の感を憶える。これも時間が確実に過ぎ去る証なのだろうか。

 今春小学校へ入学した二男の長男が、昨日所属しているラグビー・スクールの試合でトライを取ったと嬉しそうに電話をかけてきた。大いに褒めて激励してやった後に「おじいちゃん、どこかへ連れてって?」とおねだりしたうえで、「アメリカへ連れてって!」ととんでもないことを言い出した。ディズニーランドや、大阪のユニヴァーサル・スタジオまで遊びに行ってよほど楽しかったのか、二男の入れ知恵でもあったのか、何となく本場のレジャーランドに行ってみたいという気になったのかも知れない。しかし、小1では海外旅行にはまだ早いし、孫は今年ダメなら3年生になったら連れてってくれる?と言うが、こちらはその時80歳になっているので、とても面倒は見られないだろう。一緒に旅行したい気はあるが、とても身体が持ち応えられそうもない。

 若い時にこそ外の世界に触れるべきだと若い人に大いにけしかけ、自分の体験から拙著にも散々書き、実際一昨年夏には高1になった長男の息子をサンフランシスコに連れて行ったが、残念ながら小1の孫はあまりにも幼いし、対応する自分の体力にも少しずつ自信がなくなってきた。

 それでも今年9月にアウシュビッツ収容所へ行く計画を立てているが、そろそろわが「海外武者修行」人生も幕引きの時が近づいているような気がしている。半世紀を超えた海外武者修行についてまとめてみたいとの構想を持っているが、まだ漠然としている。だが、いずれ集大成として1冊の書にまとめて上梓したいと考えている。

2017年7月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com