3693.2017年6月23日(金) 沖縄で72年目の「慰霊の日」

 72年前の今日沖縄で最後の地上戦が行われ、多数の犠牲者を出して終わった。沖縄では、今日は「慰霊の日」と呼ばれ、最後の激戦地となった糸満市摩文仁の丘の平和祈念公園で追悼式が行われ、翁長雄志知事が平和宣言を読み上げた。安倍首相も出席し、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くすなど、政府として努力したいと述べたが、白々しい。最近の政府・沖縄県の関係が順調なものでないだけにどうもぎくしゃくした感じが拭えない。

 それにしても沖縄では、県民の1/4が戦争の犠牲となったほど熾烈なものだった。今日も平和祈念公園へお参りした人が、亡くなった家族を偲ぶ姿が痛々しい。摩文仁の丘にはお参りしたことはないが、ノルマンジー海岸近くの整然とした連合軍戦没者墓地をお参りしたことがある。9月にはアウシュビッツ収容所を見学してユダヤ人の悲しみを臨場感で感じて来たい。

 さて、今日から有権者1千百万票の東京都会議員選挙がスタートした。4年前は自民党議員全員当選という大勝でその後の総選挙に弾みをつけ、自民党1強の基盤固めとなった。だが、今年の選挙は自民党にとって手厳しい戦を強いられそうだ。各党の様相が変化してきたからだ。自民党は前回のように全勝というわけには行くまい。小池百合子ブームが一段落したとは言え、4年前とは比較にならないほど自民党にとってはハードルが高くなった。一方の小池知事が主導する「都民ファーストの会」は、知事が一昨日発表した豊洲、築地市場使用の中途半端な結論によって勢いは落ちたと思っている。各党それぞれの思惑によって小池知事への距離を取っているようだが、どういう結果になるか。

 豊洲の安全性云々の議論が繰り返されてきたが、危険と見られた中で安全性を強く主張していた専門家に国立研究開発法人・産業技術総合研究所(産総研)名誉フェローの中西準子さんがいる。この中西さんが今朝の日経紙に写真入りで、紹介されているが、その中で改めて豊洲市場の安全性をアピールし、その点で小池知事の判断を了としている。中西さんとは高校3年間ずっと同じクラスだったが、久しぶりに写真を見て面影があると思った。名誉フェローになって多少時間的に余裕が生まれたようなので、今年こそは会えるのではないかと思っている。彼女からも私の冒険談を聴くのを楽しみにしているとメールをもらっているので、楽しみにしている。

2017年6月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com