3692.2017年6月22日(木) 補聴器を購入することに決めた。

 半月ばかり試聴していた補聴器を買い求めることに決めた。自由が丘駅近くの「ブルーム」という補聴器販売店で、2度ほど器機を調整してもらって何とか両耳に馴染むようになった。「WIDEX」というデンマークの補聴器専門メーカー製の補聴器である。これまでに「ブルーム」のコンサルタントから丁寧なアドバイスをいただきながら、器機を調整して試聴を続けて来た。こういうプライベートでも、業務上も大事な器機は使い捨てという代物ではないので、やはり定期的に相談していつまでも使えるものでないと購入は決めかねる。パーフェクトに音声を捉えられるということではないにせよ、少しでもはっきり音声を聴き取れるようならそれに越したことはない。

 実は、補聴器機というだけならヨドバシカメラ浅草店で、多種のそれを安く買えると勧めてくれた知人がいた。だが、長らく使用している間には何かと親身になって相談に乗ってくれるソフトウエア・サービスが欠かせない。こればかりはハード部分だけではない。それには低価格であっても大衆的な電器店で「売ってしまえばそれまで」のノーフォロー、ノーアフター・サービスの形で購入するのは賢明ではないのではないかと考え、アフター・サービスが品質、サービスともしっかりし、自宅からもほど近い「ブルーム」店舗で買うことに決めた。価格はざっと30万円だったが、ある程度その腹積もりはあったので、この際とばかり清水の舞台から飛び降りた。補聴器には消費税が付加されないとは知らなかったが、こればかりは有難いと思っている。

 当分の間馴れるまでは戸惑うこともあるかも知れないが、1日も早く自分の耳として周囲の音声に慣れていきたいと思っている。

 さて、加計学園問題を与党は火消しに懸命であるが、また奇妙な代議士のパワハラ事件が明かされた。元はと言えば、今日発売の週刊新潮で暴露されたようだが、今日の昼間のエンタメ番組では挙って取り上げている。何と自民党の42歳になる豊田真由子衆議院議員が、事務所の55歳の政策秘書に非常識な暴行、暴言を行ったと話題になっている。テレビの報道を観ると、確かに酷い暴言で普段世話になっている10歳以上も年長の男性秘書によくもこれほど悪態の限りをつくせるものかと呆れるばかりである。東大法学部卒後厚生省入りした元官僚で、ハーバード大にも留学しているエリートであるが、人間的に、また国会議員としてどうなのか首を傾げざるを得ない。

 豊田議員は後部座席から運転中の秘書に繰り返し殴るなどの暴行を加え、顔や背中などにけがをさせたり、「このハゲ!」とか、「死ねば?生きている価値ないだろ」などと暴言を吐き、秘書の娘を通り魔事件の犠牲者に例えるような発言もしたという。秘書は暴行された診断書を持っているので、傷害罪で訴えられる可能性もある。今まで元気のいい女性議員はいくらもいたが、これほど酷い代議士は初めてである。

 ネットのWikipediaで豊田議員の項をチェックしたところ、すでに手回しよく全面削除の手が打たれていた。豊田議員は会見も、弁明もすることなく自民党へ離党届を提出し、体調不良としてさっさと入院してしまった。衆議院議員2期目だが、期待され、内閣府、文科省の政務官を務めたこともある。惜しい人材であるのかも知れないが、理性も常識も持ち合わせない人間では、所詮どの社会でも通用しないだろう。

 これも1強・安倍政権の驕りから生まれた思い上がり人間の成れの果てではないだろうか。

 ところで、今日もうひとつショックを受けたのは、イラクのモスルにあるヌーリ・モスクが倒壊したことである。IS国が自爆によって破壊したと伝えられているが、はたしてどうか。このモスクを訪れたことはないが、アラブのモスクという共通の史跡がいとも簡単に戦争の犠牲で破壊されることが悲しい。モスクは街の中心にあり、敬虔なイスラム教徒にとって信仰の対象であり、朝からコーランの唱和がホテルの部屋の中まで流れて来るのがいつもイスラム国らしいと思っていた。こうして、先人が創建した貴重な宝が姿を消していく。惜しまれてならない。

2017年6月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com