316.2008年3月25日(火) 拙稿が進学塾のテキストに採用された。

 社団法人日本文藝家協会から、先日些少ではあるが銀行振り込みにより送金してきた。どういう謂れの送金かと思っていたところ、今日明細書が送付されてきた。日本文藝家協会には拙著の著作権関係を一括委託しているので、所謂著作権料であるが、送金内訳4件の中に、黙っていても笑みが止まらないのが、㈱ジーニアス・エデュケーション経営の大手進学塾「SAPIX(サピックス)」の教材に拙文が採用されたということで、中学受験生向進学塾のどんな教材に使われたのか些か興味がある。多分国語だろうと思うが、どんな形であれ、勉学用のテキストに拙文が採用されたということは、嬉しいかぎりである。

 ところが、せっかく評価をしていただいた、拙著「現代・海外武者修行のすすめ」を発行してくれた新風舎が先日倒産したことで頭を痛めている。その資産関係、業務関係一切を自費出版大手・文芸社に引き継いだと代理人である弁護士から書状を受領したが、次のドキュメント「停年オヤジの海外武者修行」を執筆中でまもなく脱稿の予定でもあり、これをどこの出版社に依頼しようかと思案しているところである。拙著の場合、新風舎は自費出版ではなかったので、自費出版を前提に文芸社が提案をしてきたら困ると思っている。前著と次著は、内容的にも共通性があるので、出来れば同じ出版社から出して場合によっては、2冊まとめて広告を打つという手もある。前著も在庫が少なくなり、第3刷の話が持ち上がっていた矢先に倒産で頓挫してしまい、どうにも後味が良くない。

 前著の増刷はもう諦めていたが、こういうテキストなどに採用されるとなると、このまま消滅させてしまうのも惜しい気がする。ましてや、小中陽太郎氏のご推薦をいただいたり、冒険作家・椎名誠氏からもお便りをいただき「・・・いやはや面白い。いまの日本の若者すべてに読ませたいと思いました」とまでお褒めのメッセージをいただいている。しばらく悩むより仕様がない。

 午後、元会社の先輩が入院している東海大学病院へお見舞いに行った。年齢的にも丁度十年年長であるが、腕利きのセールスマンだったので、いまでも嘱託としてセールス活動をやっておられる。在職中はともに同じ部署で仕事をやって切磋琢磨した。随分お世話になったし、助けてもらったことがある。この先輩がいなければ私がこれほど国内の僻地辺地へ旅することはなかった。セールスの極意を教えてもらった恩人のひとりである。1月に入院して2月に手術をしたとのことであるが、一日も早い回復を願わずにいられない。

2008年3月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com