331.2008年4月9日(水) 日銀総裁やっと決まる!

 日銀総裁人事が行き詰まっていたが、今日やっと総裁が決まった。前回総裁人事が否決された際副総裁として承認され、総裁代行を経て今日総裁決定の国会議決を得た。白川方明総裁の誕生である。われわれの生活に直接関わるわけではないが、近々開催されるG7会議に総裁空席ではいかにもみっともなかったが、何とかその愚だけは免れた。

 同時に提案された副総裁人事は否決された。候補者が元財務官だったというだけの理由で民主党が否決した。どうもすんなりとは行かない。結局民主党が何にでも反対する姿勢で臨むから、結論は最初から見えている。こういう話し合いの進め方をいつまで続けるつもりなのか。与党、野党に知恵者がいないようで、双方の意地の突っ張りあいになり、最終的に参議院でいつも否決される。福田総理も泣き言ばかり言わずに、もうちょっと押しの強さを見せるとか、理解を得られそうな妥協案を提案するとか出来ないものだろうか。まだ、他にも決めなければならない問題が山積している。年金あり、医療ありでこのまま推移すると、洞爺湖サミットまで何も決まらない。衆議院と参議院のねじれ現象がいつもネックになって、お互いに正論を主張したつもりで空疎な議論を展開している。制度的とか、議員制度のあり方とか、言い張っているが、詰まるところ、国会議員1人ひとりの資質と志の問題ではないかと思う。とにかく議員のレベルは、他の業界に比べても受け取っている給与から判定すれば低すぎる。自分の成すべきことは何かということが分かっていない。つまり自分の仕事が理解出来ていないのだから、話にならない。やはり、いまの議員1人ひとりのレベルアップをするために、どういう選出方法を考えたらよいか。もうそろそろ検討を始めてもよいのではないだろうか。とてもいつまでも待っていられない。

2008年4月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com