今朝テレビを見ていたら、JR京浜東北線が不通だというので、これから向かう千葉・市川へ行くルートを変更しなくてはいけない。東横線で渋谷へ出て山手線で品川乗換え、横須賀線で市川へ行こうと決めた。実際その通り行ったのだが、実は不通だったのは、京浜東北線だけでなく、連鎖反応したのか利用した東横線、山手線、横須賀線がそれぞれの事情で悉く遅れ、各駅では混雑がピークに達して人並みを掻き分けながら進むといった按配に、市川の会場へ着く前に疲れてしまった。予定より30分以上遅れたので、余裕をみておいてよかった。久しぶりの猛ラッシュに現役のころは、こんな地獄にも耐えたなあと感慨無量でもあった。それにしてもこんな連鎖は困ったものだ。
市川へ出かけたのは、ゼミの先輩・柴田守さんに柴田さんが関わっている「NALC」というNPO団体の定期講演会でお話を依頼されたからだ。テーマは「シニアのための海外旅行の楽しみ方と危機管理」と題して、パワーポイントを使用してお話した。6日に小金井で話した内容とほぼ同じものだ。いま中高年の方々のこういったボランティアによる、学習講座が熱を帯びている。皆さん楽しそうに話を聞いてくれるのが嬉しい。それに目を輝かせて聴いていただけるとつい夢中になり、何とかお役に立ってもらおうという気にさせられる。こちらも事前に勉強するし、お互いに切磋琢磨するわけだし、いつものことながらこういう場が私には新鮮で向上心を駆り立ててくれる。
今日また高校時代の友人がひとり亡くなった。偶然だが、市川の柴田さんと同名の柴田右一くんである。彼とはいろいろ関わって懐かしい思い出があるが、その一番は結婚して東林間のアパートに住んでいたころよく顔を会わせたことである。確かお父さんが近くの東芝林間病院長だった。去年同窓会で会ったのが最後になってしまった。ご冥福を祈りたい。