688.2009年4月1日(水) 故高木東六作?「新年度、あ~新年度、新年度」

 日銀が3月短観の結果を発表した。予想通り景況感は最悪の結果となった。大企業の製造業で74年の調査開始以来最悪のマイナス58という数値で、6四半期連続の落ち込みである。

 今回の不況は昨年辺りから百年に一度の大不況と言われているが、確かに一向に出口が見えない。これを解決する術がないのが何とももどかしい。小手先だけの対策では、むしろ悪くなる一方である。設備投資にブレーキがかかり、雇用が削減され、消費も下落するばかりである。株価は昨日の大幅下落から反発して小康状態であるが、この先どうなるかは予測できない。

 そんな不景気風の中で今日新年度に入り、新入社員を迎えた企業では入社式が行われた。大手企業でも前年度の半数ぐらいというのがやっとのようだ。採用する余裕はないが、人事構成がいびつになるとの消極的な考えから已むなく採用を決めた会社も多いらしく、長期的な人材需要に応えた採用計画ではない。この経済不況がこのまま続くなら、企業の雇用に光明は見出せないのではないか。経済が回復しない限り、すべてが好転しないとの閉塞感が漂う。いつになったら経済が回復するのだろうか。

 北朝鮮がミサイルを発射するのではないかとの予想に対して、万一の場合に備えて地対空迎撃ミサイルが落下予想地周辺に、続々と配置されている。これから発射予定日の4日から8日の間は、毎日どんな情報が伝えられるのか、気になるところである。今日ロンドンに到着した麻生首相も早速韓国の李明博大統領と会い、この問題について話し合った。北朝鮮がミサイルを発射すれば、国連安保理へ提訴するという点で両首脳の意見が一致した。

2009年4月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com